2011年2月


1日●Red
誰かから「Red」という言葉を教えてもらった。教えてくれたのはインド人のチャンドラニさんのような気もするし、日本人だった気もする。「Red」の「R」は必ず大文字で書き、それ以降は小文字だそうだ。これは第二次大戦に関わる暗号なのだと思う。
【解説】 意味のわからない夢だが、「Red」という言葉を聞いたとき、妙に懐かしい気持ちがした。いつか昔にも聞いたことがあるのだろうか。



2日●火を噴く洋館の不思議
総3階建ての大きな洋館。どうやら私はここを買って暮らし始めたようだ。家族も一緒である。夫が薪を割って暖炉にくべ、火をつけた。私は家の外に出てあたりの風景を見ている。ふと気がつくと、煙突から猛烈な勢いで炎が噴き上げているではないか。高さ5〜6メートル、あるいはそれ以上の大きな炎だ。炎はやがて窓という窓からも噴き出し、さらには巨大な屋上からも噴き出して、まさに大火災といった趣である。このときになって気づいたのだが、今は夜で、近所に人家はないらしい。真っ暗闇のなかでオレンジ色の炎が怖いほど美しい。庭には娘と息子もいて、炎には少しも気づかずに庭仕事に励んでいる。私は炎のことを告げ、家の中にはまだ夫がいることも告げた。皆は入口のドアを開け、家のなかに向かって「もしもし、大丈夫?」などと呼びかけているのだが、おかしなことに全く危機感はないのである。消防車を呼ぶという発想もない。これだけの大火災なら家全体が焼け落ちてしまいそうなものだが、なぜかドアノブは冷たいままだし、壁もひんやりしている。炎を噴いているのは煙突と窓と屋根だけなのだ。不意に炎が鎮まった。夫はさすがに助からなかったかと思いながら3階へ登ったところ、床の上にあぐらをかいて平気な顔で工作をしている。「大丈夫だったの!?」と尋ねると、涼しい顔で「え、何が?」と答えた。私はそれには答えず、心のなかで(どうやらこの家は魔法の家なのだな)と思っている。
【解説】 夢日記を付け始めてから今日までに、記憶しているだけでも最低3回、火災の夢をみたことがある。1つ目は見知らぬ民家が燃えている夢、2つ目は巨大な仏教寺院が燃えて美しい僧衣をまとった僧侶たちが経巻を運び出している夢、そして3回目が今夜の夢である。夢占いの本が手元になかったので夢占いサイト(ここ)を見たところ、火事の夢の意味は「幸運を暗示します。思いがけない大きな利益を得たり、何事にも期待以上の結果を出せそうです。特に自分の家が火事になったり、激しく燃え上がる夢ほどより大きな幸運に恵まれるでしょう。また火事の夢は、激しい感情を示し、強い欲求や願望、意欲の表れでもあります」だそうである。



3日●笑い声が素晴らしい赤ちゃん
赤ちゃんが生まれた。男の赤ちゃんだ。おそらく娘が産んだ赤ちゃんだと思うが、前後関係などはよくわからないし、赤ちゃんの顔がハッキリ見えたわけでもない。ただ印象的なのは、その泣き声だ。力強く、明るく、実に堂々たる泣き声なのだ。私は(この子はとてつもなく立派な人になるだろう)と確信しながら、その素晴らしい泣き声に惚れ惚れと聞き入っている。
【解説】 とてもポジティブな印象の夢だった。起床してみると、記憶に残っているのは音のイメージがほとんどで、あとは光のイメージに溢れていた感じ。あんな素晴らしい孫が産まれたら最高だろうな、と思わせてくれる楽しい夢だった。



4日●見知らぬ韓国人と立ち話をする
気がついたら戸外で列に並んでいた。空港だった気もするし、だだっ広い広場(例えば天安門広場のような)だった気もする。私の前に並んでいるのは、見知らぬ家族だ。おそらく韓国人だと思う。そのなかのひとりで、40代なかばの眼鏡を掛けた男性が、私がたまたま手に持っていた本に書かれていた文章について質問してきたようだ。私は、「この文章のルーツは日本の童謡にあります」と言った。すると男性は、「そうでしたか! それで腑に落ちたことがあります!」と叫んだ。私はそのことを忘れないようにノートに書き留めた。そのあと場面が変わりまったく別の夢をみたのだが、その詳細は思い出せない。
【解説】 見知らぬ韓国人と何を話したのか、詳しいことは覚えていない。何か知的な発見があったような気がするのだが。



5日●20本の針を誤飲した女の子
目の前に小さな女の子の姿が見える。年齢は3歳ぐらい。日本人のようなインド人のような、そのどちらでもないような不思議な顔立ちの子で、左目の白目部分に縫針が斜めに刺さっている。とても痛々しい。聞けば彼女は20本の針を誤飲してしまったのだそうだ(あるいは誤飲ではなく、彼女を虐待している母親に無理やり飲まされたのかも知れない)。誤飲した20本のうちの1本が、なぜか白目の部分に現われているのだ。私は彼女に事情を聞いている。女の子はとても3歳とは思えないしっかりした話し方をする。政治家でもここまで滔々と話せまい、というぐらい流暢な語り方なのだ。私は目の前の女の子に一種独特の不気味さを感じている。
【解説】 何やら不気味な夢だった。女の子の顔は2人の知人(1人は日本人+もう1人はインド人)と似ていたような気がする。



6日●絵はがきセット
気がつくと2〜3人の人と立ち話をしていた。彼らはどこかを旅していたようで、旅先で求めた絵はがきセットを見せてくれた。モノクロまたはセピアの、お寺の写真ばかりばかりだったと思う。その絵はがきは私への土産だったのかも知れない。
【解説】 なにやら地味で特徴のない写真ばかりだったように記憶している。絵はがきをくれた人たちの顔も平凡すぎて思い出せない。



7日●K君との約束
広い部屋。大勢の人。そのなかに中学校の同期(ただしクラスは別)のK君がいた。私は再会に驚いているのだが、K君のほうは少しも驚いた様子がない。どうやら最初から私がここいいることを狙って来たようなのだ。私は何かを約束させられる。それは何かとても楽しいことだったと思う。それからK君たちと別れ、どこか全く別の場所へ移動したところ、そこにもやはりK君がいた。再び驚く私。しかし今回もK君は私がここに来ることを知っていたようで、全く驚いていない。ここでも私はK君と何か約束を交わしたと思う。内容は思い出せないが、それもやはりとても楽しいことだったと思う。
【解説】 K君は小中学校の同期。クラスは別だが某サークル活動で一緒だったことがある。最近では2009年夏の同窓会で再会したぐらいで、年賀状のやり取りもない。夢のなかで私はK君と何を約束したのだろう。全く覚えていないし、心当たりもないのだが……。



8日●神になったカエル
部屋の中にたくさんのカエルがいる。私は蝿たたきを使ってカエルを退治しようとしている。この世界ではカエルはゴキブリや蚊と並ぶ害虫らしい。そのうちの1匹がなかなかしぶとく、蝿たたきで何度叩いても成仏しない。ギュッと強く押したら紙のようにペチャンコになったので、さすがにこれで死んだかと思いきや、数秒後には空気入れで空気を入れた風船のようにプーッと膨らんで元に戻ってしまった。ビックリした私は、この期に及んでそのカエルをじっと観察しはじめた。先ほどまではゴキブリ同然に思っていた相手なのだが、よく見るとこの1匹は結構可愛い。グリーンの体に大きな黒い瞳。その瞳がときどき金色にキラっと光るのだ。まるで宇宙からやって来た知的生命体のようにも見える。見ているうちに私はそのカエルのことが好きになっていった。するとカエルは何の前触れもなく、いきなり窓から外へジャンプした。そこは地上3階ぐらいの高さの部屋で、下はペルシャ風の広場になっている。広場の真ん中の台座の上に着地したカエルは、なんと高さ5〜6メートルほどの銅像になってしまったではないか。唖然としている私の眼下では、カエルを崇め奉る祭りが始まった。有名な漫画の主人公たち(ドラえもん、のび太君、しずかちゃん、ジャイアン、スネオ?)のような雰囲気のロボットが現われ、横一列に並んで機械的にカクンカクンと動きながら踊っている。どうやらカエルは神になったらしい。私は、あのカエルが自分のものではなくなってしまったことを少しだけ残念がっている。
【解説】 そういえば私はカエルが大好きだ。子どもの頃からそうだった。それなのに今夜の夢の冒頭では、カエルは害虫という扱いだった。これはヒドイ。カエルに対して失礼だ。と思ったら最後は神になったカエル。何だかわけのわからない夢だが、最後はメデタシメデタシということ?



9日●青いクリスタル
気がつくと指先で青いクリスタルのようなものを摘(つま)んでいた。「クリスタルだ」と思ったのは単なる直感である。正確には、何か別の物かも知れない。長さが10センチ程度の棒状で、全体にギザギザと尖っている。いや、「ささくれだっている」と言ったほうが正しいだろうか。それは吸い込まれそうに美しいブルーで、この色がとても重要なのだと思う。近くに誰か外国人がいたような気がするが、そのあたりの詳細は不明。
【解説】 クリスタルの青さがとても印象的だった。ただ、今夜の夢にストーリーはなかったように思う。時間も一瞬だった。



10日●数百メートル落下するも奇跡的に助かる
何がどうしてこうなったのかわからないが、気がついたとき、私はとてつもなく高い断崖絶壁の上にいた。眼下を見下ろしたが、あまりにも高すぎて地上が見えない。数百メートルは優にあるだろう。クラクラと目眩がする。断崖絶壁全体が細かく震えているようだが、果たして気のせいだろうか。やがて断崖絶壁は大きく揺らぎはじめ、数秒後にはガラガラと音を立てて崩れだした。あっと思ったときにはもう、私は足を滑らせて落ちていた。一巻の終わりかと思ったのだが、不思議なことに私が落ちた先には砂や木の枝などがあって、クッションの役割を果たしてくれるのである。何度も何度もどこかへバウンドしながら落ち、そのたびに何物かがクッションになってくれて救われる。そうやって私は数百メートルを落下したにもかかわらず無傷で地上へたどり着くことができた。文字どおり奇跡的に生き残ったのだ。このあと夢は唐突に終わってしまった。
【解説】 落ちてゆく感覚が実にリアルな夢だった。とは言え、落ちる先々で何物かがクッションになって傷ひとつ負わなかったのだし、最後は無事に地上へ(しかも超特急で)到達できたのだから、これはむしろ吉夢と言っていいかも知れない。



11日●……
【解説】 今夜は仕事でほぼ徹夜をしてしまった。睡眠時間が短すぎたため、夢を見たのかどうかも覚えていない。



12日●……
【解説】 今朝は家族が朝早くインドへ発ったので、目覚ましをいくつもかけて「寝坊をしないように」と注意をしながら眠っていた。その緊張感のためか、今夜は見たはずの夢を忘れてしまった。



13日●箸を切り刻む
前後関係はわからないが、私は左手に漆塗りの箸をたくさん持っていて、それを右手に持ったナイフでまとめて切り刻んでいた。1センチぐらいに長さを揃えて、ネギでも切るように丁寧に切っていたと思う。しかし何故そんなことをしていたのかは不明。何かの作法の勉強(花道とか)だったような気もするのだが。
【解説】 何のことやら全く理解出来ない夢。そもそも箸の夢をみること自体が珍しい(今回が覚えている限りでは初めて)。一体どういう意味があるのだろうか。



14日●英語脳でマシンガントーク
何だかわからないが、気がつくと物凄い勢いで英語をしゃべっていた。相手は複数いるのかも知れない。学術的な話から日常的な話まで、実に色々なトピックスの事柄についてマシンガンのような勢いで話し続ける私。かと思えば、しゃべりながら心の片隅で(今、完全に英語脳になっているな)と冷静に日本語で考えている自分もいる。途中でノイズのようにフランス語とヘブライ語が入ったような気もするが、それはほんの一瞬の出来事だったと思う。
【解説】 最近、日常的に英語を使う機会がぐんと増えている。家の中でも、気がつくと英語で独り言を言っていることが少なくない。その状態が夢のなかで(やや大袈裟な形で)再現されたようだ。最近、脳味噌をフル活用している感じ。脳が鍛えられているのがハッキリ体感できて気持ちいい。やはりマルチリンガル思考は最高だ。



15日●白髪を見て一瞬で悟りを開く
壁の少し高いところに鏡が掛けてあった。鏡面がやや下に向かう形で斜めに設置されている。歩きながらふと鏡を覗き込んだところ、自分の髪が根元の部分だけすべて白髪になっていることに気づいた。私は「ええっ、さっきまでは全部黒かったのに、いきなり白髪になった!?」と一瞬だけ仰天するのだが、次の瞬間、「そうか、白髪になったならなったで、そういう生き方をすればいいんだ」と納得した。それはもう、我ながら見事なほどの気持ちの切り替えであった。私はその足で美容室へ行き、勝手に椅子に座り、唖然としている高沢さん(担当の美容師さん)に向かって、「なんだか急に白髪になっちゃったから、全部剃ってくれる?」と告げた。高沢さんは「えっ!」と絶句し、急いで私の髪を調べてから、「山田さん、これ白髪じゃありませんよ。ペンキです」と答えた。そのあと何か全く別の、とても楽しい夢をみたのだが、その詳細は残念ながら覚えていない。
【解説】 この夢をみる直前、「浦島太郎は見る見る白髪になったと言うけど、そういうことって実際にあるよね」という話をしたばかりだった。そのことが夢に現われたようだが、それにしても自分自身の白髪姿を見たときの諦めの早さというか、悟りの開き方は凄かった(苦笑)。いずれ実際に白髪になったら、果たしてあんな行動を取るのだろうか私は?



16日●森でクマちゃんと遊ぶ
最初は100畳敷きぐらいの広い部屋(ヒマラヤの僧院のような)で真面目な議論または修行をしていたような気がする。そこへ夫が呼びに来て、場面がいきなり変わる。気がつくと私は森の中にいた。信州の山小屋周辺の風景に似ているが、おそらく別の場所なのだと思う。私は両膝を手で抱えて地面にすわっているのだが、自分の体がとても小さく感じる。どうやら私は3歳ぐらいの小さな女の子に戻ってしまったようだ。すぐ前には目の粗い金属のフェンスが張られている。フェンスの向こう側にはたくさんの蔦植物が生えていて、それらが絡みついて色々な形を作り出している。どんな形だったかよく思い出せないが、ひとつはライオンの顎(あご)だったと思う。蔦の裏側には夫がいて、文楽の黒衣(くろご)のように巧みに蔦を動かして不思議な形を作って見せているらしいのだ。ふと右下の方で何かが動いたので目をやると、そこに小さな茶色い熊の赤ちゃんがいた。身長は20センチぐらい。一目でぬいぐるみとわかるが、どういう仕掛けになっているのか、まるで生きているように動くのである。私は思わず大声で「くまちゃん!」と歓声をあげていた。その声に反応して、熊は恥ずかしそうに頭を掻きながらこちらへ近づいて来た。私は何度も何度も大きな声で「くまちゃん!」と叫びながら、夢中になってその熊と遊んだ。熊は全身がふわふわで、ありえないほど可愛い。私は完全に童心に返って、まったく無心にくまちゃんと転げ回っている。
【解説】 今夜の夢では珍しく無心になっていた。私はシニカルなところのある人間なのか、大抵の夢では何かストーリーが進行している最中にもう一人の私が冷静にそれを分析しているのだが、今夜は違った。私は100%ピュアな3歳児に戻っており、真剣そのものといった様子で「くまちゃん」と遊んでいた。願わくば、こういう夢をもっと見たいと思う。



17日●パソコンの画面をチェック
私には与えられた課題があって、先刻から必死でその課題と格闘している。それは何か博士論文に関係のあることだ。パソコンの画面上に、いくつかの原稿が幾層にも重なって映っている。それらはおそらく過去と現在と未来の私が書いた原稿なのだと思う。私は自分が進化していると感じる。
【解説】 何だかよくわからないが、パソコン作業をして疲れる夢だったように記憶している。しかし最後に「自分は進化しているのだ」と実感することで達成感がある夢だった。現実世界でもそうなることを祈る。



18日●流し台の下の母娘
粗末な民家。流し台の下にうずくまっている母娘。母は痩せて化粧気がなく、いかにも苦労人っぽい。娘は3歳ぐらいで、まだ世の中のことを何も知らない屈託のなさが滲み出ている。しかしこの娘も数年後には母親のようになってしまうのかも知れない。ふたりはヒスパニック系のような、それとは少し違うような、何人かわからない不思議な有色人種である。家の外では戦争が起こっていたかも知れないが、よくわからない。
【解説】 自分が報道カメラマンになって、どこか危険な場所を見てきたような感じの夢だった。流し台がひときわ印象的だった。



19日●夜の戦車
戦車に乗っている。今は夜で、私は軍人なのだと思う。足元(つまり戦車の床)に小さな穴が開いているようで、戦車の下を流れる夜道が見える。道は波打ってシワだらけで、小石だらけで、生物の影はまったく見えない。道はいつまでも続いている。私は飽きることなく足元の穴の下にある道を見つめている。
【解説】 戦車、軍人、生物のいない道……。こうしてキーワードを並べてみると無機質で殺伐としたイメージの夢でありながら、そこにはなぜか一種のロマンが漂っていたように思う。それにしても、なぜ「戦車」の夢なのだろうか。最近は「カウラ事件」の調査でまたしても陸軍の元将校さんと会ったりしている。だからこんな夢を見るのだろう。普通は戦車の夢なんて見ないよね。



20日●白人の大学生からインタビューを受ける
カフェテリアのような明るく開放的な部屋で、大学生の白人男女ふたりからインタビューを受けている。女子生徒は、決して美人ではないがよくニコニコ笑う感じの良い子で、ぽっちゃり体型だったと思う。男子生徒の顔はよく覚えていない。ふたりから何をインタビューされたのかは謎。
【解説】 全く身に覚えのない夢だった。また、登場した学生さん2人にも見覚えはない。



21日●同化していく2つの原稿
デスクの上に執筆中の原稿が見える。その原稿の下にはもう1枚別の原稿があるのだが、それが何故か透けて見えるのだ。1つは戦争のことが書かれた原稿で、もう1つは空海のことが書かれた原稿。内容は全く異なる2つの原稿が、どんどん同化していって、もう少しで1つに溶けてしまいそうである。不思議なこともあったものだ。
【解説】 現実世界でも目下「戦記物」と「空海小説」を同時進行で書いている。それだけでも異常事態だと思うのだが(苦笑)、しかも驚いたことに、空海が生まれた場所と戦記物の主人公(実在の人物)が生まれた場所は、偶然にもまったく目と鼻の先なのである。しかも気のせいか両者は顔も似ているようだ(ひょっとして血縁関係!?)。そんなこんなで、私の中では2人が次第に“共通集合”になりつつあるのかも知れない。今夜の夢はそんな心理状態の表われなのだろう、きっと。



22日●荷物を落とさないように努力する
気がつくと電車の座席にすわっていた。東京メトロ丸ノ内線だったと思うが、違うかも知れない。私は先刻から睡魔に襲われていて、手に持った何か(学術的な分厚い本?)を床に落としそうになっているのだ。半分落としかけてはすんでのところで目覚め、また落としかけ、ということを繰り返しながら、私はその荷物を必死で守っている。
【解説】 夢のなかで睡魔に襲われるという、一風変わった状況の夢であった(苦笑)。このところ多忙が過ぎるので、眠っていてもきちんと休めていないのかも知れない。



23日●ブースケの怪我(?)
前後関係はわからないが、私は自宅のリビングルームにいる(但しそこは実際の自宅とは微妙に雰囲気が違っているのだが)。家族の誰かがソファの方を指さしながら、「ブースケが怪我をしているんじゃないか?」と言った。見るとソファの上にはパンダと、もう1匹見たことのない犬がいて、ブースケはソファから床に落ち自分の前足を必死で舐めていた。一瞬、命に関わる大怪我を想像し、私は無言でその場に駆け寄るとブースケを抱き上げた。しかし見たところ怪我はしていないようだし、抱いているうちにブースケはじきに元気になってきた。私はホッと安堵している。
【解説】 ブースケは私に似て(?)オッチョコチョイなので、ときどきドアにぶつかったり階段から落ちたりしている。そんなブースケのことが私は可愛くてたまらないのだ。夢の中でまでブースケを心配する、まさに“母心”といったところか。



24日●新しい遊園地で大興奮
都内のどこかに新しい遊園地が出来たようだ。そこはコンピュータやネット回線、GPS機能などのハイテクを駆使した新しい発想の遊園地だという。私はとても晴れやかで浮き立つような気持ち(いわゆるルンルン気分)で遊園地へと向かう。そこがどんな場所だったのか具体的には何も覚えていないのだが、私は数人の友達と会い、大興奮しながら1日じゅう遊び倒した。
【解説】 今日の夢のなかで私は、かつて池袋のサンシャインシティに「ナムコナンジャタウン」が新しく出来たときのような感動を味わっていた。実際、ナンジャタウンが登場したときの斬新さは衝撃的だった。今は方向性を変え、むしろ餃子などで有名になっているようだが、かつてのナンジャタウンががさらに進化したような携帯の超ハイテク遊園地があったら毎日でも通いたい。そんな気持ちを掻き立てられる今夜の夢だった。



25日●……
【解説】 今夜の夢の内容を仮にメモしておいた紙をどこかへなくしてしまい、残念ながら夢の内容そのものも失念してしまった。万が一メモが見つかったらそのときは日記をアップするが、おそらく見つからないであろう。残念!



26日●……
【解説】 上に同じ。



27日●……
【解説】 上に同じ。



28日●……
【解説】 上に同じ。





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