ここでは、読者の皆さまから寄せられた『3歳までに英語の種をまきなさい』読後感想文のうち、一般公開をご快諾いただいた分だけをご紹介しています。

※毎月抽選で1名様(印の方)に、山田真美特選の記念品(手書きのカード付き)をお贈りします。

〔No.001〕 投稿日:2006年1月30日 投稿者:鈴木央様 (41歳、塾経営、男性)

 思えば私も、英語では苦労してきた(そして今も、「まだまだ」の水準である)。ある程度読めるようになったのが20歳すぎ、ある程度会話ができるようになったのは、30を過ぎてから。だから、子どものころからバイリンガルの人というのは、うらやましい。きっと、アタマの中の思考回路、発想回路も、違うんだろうなあと思う。この本は、著者の豊富な体験と、緻密なリサーチに基づいており、バイリンガル育児を志す若いご両親にとって必携の一冊だろう。こんな本がもっと早く欲しかったのよという声が、そこかしこから聞こえてきそうである。
 母語の大切さを説き、話す中身こそが大切なのだという著者の指摘も、まさに、同感! 正直、セミリンガルの人を嫌になるほど見てきたけれども、傍からみて、ミジメとしか言いようがない。あやまてるバイリンガルならぬセミリンガル教育のはびこる中、本書をしっかり読み、若い親御さん方がバイリンガル育児の王道を歩んでいってくださることを願ってやまない。



〔No.002〕 投稿日:2006年2月11日 投稿者:庄子利枝様 (34歳、主婦、女性)

 線香花火の様にその時だけで、後は燃え尽き、ぽとりと 落ちるのが大抵な私にとって、燃え尽きる事無く、英語と言うツールを手中に入れて、今も使い続け、さらなる向上にやまないマミリン先生に、改めて感服の眼差しです。
 英語の本でありながら、子育てや、チャーミングである事に努力を惜しまない事など、多岐に渡る内容は、日々の生き方にも参考になる所がありました。自分を信じる強い心と、勇気を与える事が教育であり、愛情ではないかと 読み終えて感じました。
 一つ出来たなら、これが出来たのだから大丈夫と言う、自分を奮い立たせる、勇気の更なる盾となり、どの道に進むのか解らない小さな子供達に、数多くの道具を持たせてやりたいと思いました(親の努力も並大抵の事ではなさそうですが…)。そして、英語の事だけではなく、遅すぎる事は無いと言う100章の言葉通り、諦めること無く、アンテナに引っ掛かった事はチャレンジ してみようと、読み終えて思いました。



〔No.003〕 投稿日:2006年2月22日 投稿者:もち様 (18歳、学生、男性)

 まず、『3歳までに英語の種をまきなさい』の本の表紙がやわらかなイエローであり、(本文中で、淡い色を使用することが大切だと仰っていましたが)赤ちゃんにやさしい色だな、というのが第一印象でした。色というのは、想像以上に、心理状態を左右するものだと思っていましたので、本書を拝読させていただき、まさに我が意を得たりという想いです。
 胎児の間に、人間の脳の神経細胞の多くがネットワークの接続工事を行っているということで、お腹の中の子どもに読み聞かせをすること、音楽を聴かせることの大切さを説かれていらっしゃいますが、実際に、私の友人に胎児の記憶を持つ人がいて、そういう証言があることからも、本当に大切なことなのだと現実的に噛み締めています。(その友人曰く、"胎内はぬくもりがあり、産まれた瞬間は、プールで遊んだあとに、冷水のシャワーをあびたような寒さを感じる"だそうです。)
 そして、産まれた後、毎日英語のCDや絵本の読み聞かせをし、ニューロンがさらに発達するように助長してあげること。(モーツァルトの音楽がIQを上昇させるというのは、よく聞きますが、実は私もモーツァルトの底抜けに明るい音楽が少し苦手です!! 音楽の構造は完璧で非の打ち所がないのですが、どうしても、屈託のない明るさが眩しすぎて、幼年からほとんど聴きませんでした。ただ、短調の曲は、もしかしたら好きな曲もあるかもしれないので、いつか、試してみようと思っています。ショパンや、ラヴェルには効果がないそうで残念です。)それらのポイントを拝読し、そのたびに感動しながら読みすすめていきました。
 また、LiAさんの作品が、とても可愛く、ページを繰るたびに心和む思いが致しました。小さな子たちがジャンケンをしている作品が特に素敵でした。
 また、ピアノが、論理的で具象的であるということ、音感を鍛えるにはヴァイオリンがいいことなど、とても興味深く拝読させていただきました。あと、トロンボーンも、音感を鍛えるには、うってつけの楽器だと思います。(以前、テレビで、「ピアノは、猫が弾いても音が出る。他の楽器は、音を出すことすら困難であるのに」と言う学者がいらっしゃり、そのことと重ね合わせて考えていました。)実際には、小指で弾いたドと、中指で弾いたドは、それぞれの指で全く音色が違うのですが、音程がかわらない点を考えると、ヴァイオリンのほうが断然身につけやすい、と思いました。
 実は、私の母は、幼児IQ開発の関係施設に勤務していたことがあり、子どものころ、母にはいろいろな教育をしてもらって、とても感謝しているのですが、私が今、それに答えてあげることができずに、歯がゆい思いをしております。まだまだ努力が足りないのだと反省して、あきらめずに、さらなる飛躍をしていきたいと思っております。
 そして、インターナショナルスクール!とても魅力的で、是非子どもが出来たらなどと、早くも、将来に思いをはせているのですが、やはり金銭的に高額なので、いろいろとやりくりに気を揉むことになること、今から心しておきます。まず、私がもっと英語を上達しなければならないと思っております。そうして、子どもに素敵なプレゼントを贈ることができれば、もう、私は生きていてよかったと呟くと思います。
 子どもには、「英語力」と「音感教育による絶対音感」と、「そろばんによる直感像」がプレゼントできるように、まず、私自身が精進しなければならないと思っております。『3歳までに英語の種をまきなさい』からは、大切なものをたくさんいただいた思いがしました。子どもに愛情を注ぐこと、不器用な私がうまくできるかは、わかりませんが…。