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2004年8月22日号(第143号)
今週のテーマ:竹林復活プロジェクト+29年ぶりの同窓会
小学館『和樂』10月号(9月6日発売)に、「聖地ラダックで人生を変える旅〜チベット仏教十二年に一度の奇祭を訪ねて」が特集されます。6月末から7月頭にかけて旅した北インドのラダックについて、山田真美が紀行文を書いています。ぜひご高覧ください。
 ようやくとれた100%の夏休み(=仕事が完全にOFFという意味です)。

 今年は仕事でさんざん海外を飛び歩いていますので、夏休みは日本に残ることに決定。
 家族とともに山小屋に籠り、読みたかった本を芝生の上に寝転んで読んだり、花火大会を見物に行ったり、
庭にテントを設営して気まぐれに泊まってみたり、夜は温泉三昧をしたりと、自宅に居ながら、まるで旅でもしているような10日間でした。


庭のテントで泊まるのも、なかなか乙な気分
 ニュースなどで既にご存知の方も多いでしょうが、この夏の長野県はクマの被害がひどく、うちの裏山でも目撃されています。

 私の場合、森の中に入るときは、何年か前に知人からもらった
カナダ製のクマよけの鈴を身に付けて、ガランガランと大きな音を立てながら山道を歩くことにしているのですよ。
 クマに遭遇しないためには、大きな音を出して山を歩くことが基本中の基本。「ある日森の中、クマさんに出逢った」なんて事態は、絶対に避けたいですからね。
   
長野県全域にクマ警報発令中? こんな看板があちこちに立っていました
 さて、前号でも予告しましたが、この夏は山小屋に竹林をよみがえらせる計画、題して竹林復活プロジェクト(Part 1)を開始いたしました。
 なぜ“Part 1”かと言いますと、竹の植樹は春にしかできないから。「植樹」は来年の春に行なうとして、今回はその前段階に当たる「下地づくり」に専念しました。

 うちの山小屋の土蔵の脇は、以前は鬱蒼とした竹林のあったところなんです。けれども、巷間で言われるように、竹は約70年でその寿命を終えてしまうんですね。
 70年といえば、人間の一生とほぼ同じ長さ。
同じ時に生まれた人間と竹林が、ほぼ同じ時に一生を終えるのだと考えると、何やら感慨深いものがあります。

 竹林を復活させたいという気持ちは、かれこれ20年ほど前からずっと持ち続けていたんですよ。

 どういうわけか、私は昔から植物の好みがハッキリしていまして、菊は嫌いだけれど藤は好き、松は嫌いだけれど竹は大好きといった具合。
 私が竹を好きな理由は、しなやかな
竹林にザァッと風が起こった時の、あの胸騒ぎのような音にたまらなく「そそられる」せい。
 それに、竹林から発する空気からは、一種独特の清浄さというか、どこか霊的な高潔さを感じますし。

 山小屋に篭っている時間は、いつも竹林の空気に触れていたい。そんな気持ちから、今回の竹林復活プロジェクトはスタートしました。

土蔵の右手を塞ぐアカシアの木。
れが太陽光の進出を阻み、他の

物の成長を遅らせていました



そこでやむなく、元凶となっている
アカシ
アを3本間引きすることに



  
伐採されたアカシアの木(枝は短く切って薪に
します)




アカシアを伐採し日当たりが良くなった土蔵脇。
一帯に肥料をまき、来年の春に備えます




お地蔵さんと竹の赤ちゃん。アカシ
アを切った1週間後には、早くも目
に見えて竹が生長していました!
 いつかこのあたりが鬱蒼とした竹林になったら、満月の夜に竹林の前に緋毛氈を敷き、『竹取物語』をテーマに風流なお月見野点を催したいと思っています。
 何年先のことになるかわかりませんが、竹林が大きくなる頃までには、茶人としての私の腕も少しは成長しているんじゃないかな。なんて、ちょっと期待したりして(笑)。

 竹林復活プロジェクトPart 2は、来年の春頃にご報告いたします。どうぞ、気長に続報をお待ちください。

 …そんなこんなで瞬く間に10日間が過ぎ、信州で過ごす夏休み最終日(8月21日)、夏の終わりを飾るにふさわしい一大イベントがありました。
中学校の同窓会です。

 
卒業から数えて29年ぶりは、ほとんど浦島太郎並み(?)の「おひさ」です。
 それに
10クラス(卒業生約420人)合同は、少子化が進んだ現代ではちょっとあり得ない大スケールかも知れません。


 これだけ長いブランクをおいた大規模な同窓会は、かなり珍しい事態らしく、当日はなんと
テレビ朝日さんが取材に来ていてビックリ。
 その様子は、9月15日オンエア予定のバラエティー番組の中で全国放送されるらしいのですが、クラスの幹事さんに聞いても、それが何というタイトルの番組で、何時から放送されるのか、全然把握していないというので二度ビックリ(笑)。
 もしも番組の詳細がわかりましたら、追ってお知らせいたしますネ。


 なお、今回撮影した写真に関しましては、ホームページへの掲載許可を取り忘れたため、出席者のお顔の部分を
ニコちゃんマーク
隠してあります。
 せっかくの
イケメンぶりをお見せできないのは残念ですが(笑)、あしからずご了承ください♪

同窓会会場入り口(長野市の犀北
館ホテル)



クラスの集合写真(突然撮影したため、全員
集まっていないところがミソです(苦笑))。前
列右から3人目が担任の塚田先生(英語科)



小学校時代の一番の仲良し、シゲコさんと



(右より)幼稚園からの友達マユミちゃん、美人
の誉れ高いトシカさん、学年一の秀才セキ君、




(右より)社会科の桜井先生、幼稚園から高校ま
で一緒のシズコちゃん、数学科の中村先生、私
 人間というものは、子育てのいちばん忙しい部分が一段落する頃、昔の友達に無性に逢いたくなるものだそうです。
 来年の3月で卒業30年、同級生
全員が45歳という節目の年を迎える私たちにとって、「今」という時は、まさに人生の越し方を振り返り、現在自分がいる場所をしっかりと確かめるべき季節なのかも知れません。

 29年のあいだには、420人の同窓生のうち8人が、不慮の事故や病気で既に他界しています。
 
「お互いに元気で頑張ろうね!」
 卒業の時には何気なく交わしたこの言葉が、ずっしりと深い意味を持って感じられた29年目の同窓会でした。

 さて、前号でお知らせした
オーストラリア土産には、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
 予想通り(?)白ワインに人気が一点集中してしまい、大変な激戦となってしまいました。厳選なる抽選の結果、当選者は下記の皆さんに決定いたしました。おめでとうございます。

 ■白ワイン : MASABOH様
 マカデミアナッツチョコレート : 夏みかん様
 ■
ブッシュランドティー : 姉ちゃん様
 ベジマイト : 中田淳子様

 なお、次号の「週刊マミ自身」は、従来どおり土曜日(8月28日)の更新を予定いたしております。
 ではでは♪
★今週のブースケとパンダ★

最近のブースケとパンダの朝の日課、それは“柔道”です。
パンダの圧倒的な強さを、とくとご覧ください(笑)。

  
「でや〜〜〜っ!」           「とぉ〜〜〜っ!」

  
  「あちょ〜〜〜っ!」      「命だけはお助けください」


「私に勝とうなんて100年早いわね。ほ〜っほ
っほっほ…」 パンダ、こわぁ〜。(腰のまわり
の模様も、心なしか黒帯に見えたりして…)


※前号までの写真はこちらからご覧頂けます。

事事如意
2004年 8月22日
山田 真美