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旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(年の暮れにドラゴン正月飾りづくり)は
こちらから、それ以前のバックナンバーは
こちらから御覧になれます。

2024年1月8日(第703号)

今週のテーマ:
ベルギー人の紙漉(す)き体験をお手伝い
 遅れ馳せながら2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

 地震、飛行機事故と大災難がつづき、なかなか「おめでとう」の言葉が言い出せませんでした。
 何卒ご寛恕ください。

 改めまして、Happy New Year!

元日は長野市内の母の家に集合し、何らかの
ゲームに熱中するのがお約束。今年はワード
スナイパー、カタカナ―シ、トポロメモリー
で超盛り上がり!
 さて、今さら去年のことを書くのもどうかなとは思ったのですが……実は、前回の「週マ」を更新したあとの12月28日、とっても楽しいことがあったんですよ。

「観光で日本を訪問中の11人のベルギー人が飯山市で紙漉きを体験なさるんですって。マミちゃん、よかったらボランティア通訳を頼まれてくれない?」

 そう声をかけてくれたのは紙漉き仲間(というか先輩)のマリコさんでした。

 ちなみに飯山市は私の山小屋があるところ。
 長野県最北端の市で、昔からスゴイ豪雪地帯としてつとに有名です。

 カレンダーを見ると、運よく28日は終日フリー
 というわけで、一も二もなくボランティアの通訳をしてまいりました。

 11人のベルギー人は、小学生3人を含む3家族で、ディープな日本の伝統文化のファンということでした。

 その言葉に嘘偽りはなく、今回の紙漉き体験も、あらかじめ用意された材料を組み合わせてチャチャッとハガキを1枚漉いて終わり……ではなく、和紙の原料となるコウゾの木の皮を剥いだり黒皮を取ったりと、なかなかハードな工程を体験して行かれました。

 寒い部屋の中で手を濡らしながら黙々とチャレンジする姿に、これまでの、ともすれば「浅く広く」終わりがちだった観光スタイルとは次元の異なる新時代のようなものを感じました。

 そういえば小学生のひとり(女子)は、学校の部活でなんと日本の忍術を習っているんですって。
 それも単なる忍者の真似事ではなく、かなり本気度の高い活動のようでしたよ。
 
(そんな面白そうな部活、日本の小学校にありましたっけ!?)

 忍術の修業をするベルギー人の女の子と聞いただけで、その意外性に思わず振り向いてしまいそう。

 今までベルギーと言えばチョコレートとワッフルとフランダースの犬ぐらいの認識しかなかった情けない私ですが(汗汗)、これを機会にこの国のことを少し勉強しようという気持ちになりました。

 ちなみにこのご家族とはすっかり仲良しになり、次はベルギーで会おうねと約束して別れました。

 去年はそんな素敵なハッピーエンドだったんですよ。
 忘れたくないので、ここにメモしておきますね。  

飯山市で紙漉き体験をするベルギー人の皆さん
(総勢11人)。こういうディープな伝統文化体験が
これからは増えていくのかも知れませんね。



紙漉きの準備は、飯山市の和紙研究会の皆さんが
してくださいました。ちなみに飯山の和紙「内山紙」は
雪の上で晒すことにより得られる白さで有名です。
 さて、昨夜(1月7日から8日にかけての夜)は、今シーズン初となる本格的な降雪がありました。

 わが家の庭では40cm程度(一晩の降雪です)。

 雪崩や屋根からの落雪が危惧されます。
 雪国の皆さま、くれぐれもお大事になさってください。

山小屋の庭の風景(1月8日の朝)



いよいよ今年も自家用雪上車の出番です。
 そして雪国以外の皆さまも、お風邪やインフルエンザなどをお召しになりませんよう、十分にお気をつけてお過ごしくださいね。

 ではでは♪
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


ガラス窓越しに庭の雪を眺める
クースケ&ピアノ

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2024年1月8日
山田 真美
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