旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号「海難事故からの生還~「第二の人生」16年目」は
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2018年10月14日号(第613号
今週のテーマ:
禁酒555日+ナマステ+ベジブロス+床工事+抜歯
 
 ドゥルガ・プージャ2018のお知らせ
コルカタを中心に毎年大々的に開催される「ドゥルガ・プージャ祭」が、東京で盛大に催されます。私はゲストとして短いスピーチ(英語)をさせていただきます。
演題『神話から見たインドと日本の文化について』(仮)
日時:10月20日(土)10:00~19:00
場所:江東区文化センター
ランチ付き。インドの踊りや音楽が満載。参加費大人3,000円。詳細はこちらをご覧ください。
 表題どおり、本日で禁酒555日となりました。

 555日と言えば約一年半ですが、この間、唯の
一度も飲みたいと思わなかった自分自身にただただビックリしています。

 お酒――というか
主にワインですが――好きだったんですけどねえ。

 以前の「週マ」にも書いたと思いますが、私が
禁酒した理由は「健康上の理由」でも「宗教上の理由」でもなく、ひとえに弘法大師空海がテーマの小説を書くためでした。

(あっ、それって立派に
宗教上の理由ですね(笑))

 
いつか空海を書こうという想いは、高野山大学の大学院時代からずっと持っていたのですよ。

 けれども
博士論文を書いたり、一つならず二つの大学の教壇に立ったり、インド関係のビジネス書(『運が99%戦略は1% インド人の超発想法』, 講談社刊)を書いたり、孫娘のあまりの可愛さにメロメロになって仕事量を減らしたり(笑)と色々ありまして、なかなか空海本にまで到達できなかったわけです、ええ。

 それが、忘れもしません、昨年の
4月8日のこと、

もうお酒は要らないかな」

と、何の前ぶれもなく思ったんですね。

 そして、そう思った瞬間から私は本当に飲むことを
ピタッとやめ、その日のうちに小説のプロットを練りはじめていました。

 実際に原稿を書き始めるまでには、それからさらに約半年を要したのですが、
ひょっとすると、これはお酒の痕跡が私の中から完全に抜けるまでに半年が必要だったということかも知れません。

 
小説の完成にはまだもう少し時間がかかりそうですが、シラフでこのまま書き続けますので、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
↓最近の主な出来事↓

【ナマステ・インディア講演会はお蔭さまで大盛況】


あいにくの雨降りでしたが、大勢の方にご来場いただきありがとうございました。
心から感謝感謝です!



後ろのほうは立ち見も出る盛況ぶりでした。何から何まで皆さまのお蔭です♬



会場の様子(写真提供:日印協会 参与 宮原豊様)



また来年、お目にかかれるとよいですね♪



【神倉恵子さんのベジブロス講習会に参加いたしました】

秋が深まりつつある戸隠へドライブ。32年来の友達で「カフェ・チェンバロ」
オーナーの神倉恵子さんが催された第一回ベジブロス料理&講習会に
参加してまいりました。



こちらが講習会のスケジュール。8名限定の贅沢な会でした。
ちなみにベジブロスとはVege(野菜)+Broth(煮汁)のこと。



32年来のお友達、神倉恵子さん(左)は戸隠の妖精のような方。



この日の講習会にはこれまた古い友達で文筆家のシルヴィー・
ジャコさん(長野在住のフランス人)もたまたま参加しておられ、
旧交を温めることが出来ました。ラッキー!



普段なら捨ててしまう野菜の皮や芯などをコトコト煮込んだ出汁(煮汁)がベジブロス。
それをふんだんに使ったお料理が並びました。



野菜は無農薬。ここ戸隠あたりは、「食の安全」への意識が高い方が多いようで、
無農薬野菜農家さんがあちこちにいらっしゃる様子。



ベジブロスは抗酸化作用のあるフィトケミカルが豊富ということ
ですから、できれば毎日摂りたいですね。そして、その際はぜひとも
無農薬の野菜を使いたいところ。



こんなに見た目がよく、味も美味しく、しかもベジブロスを使用。



左のクッキーは豆乳を作った残りの「おから」で出来ています。とにかくすべてが
美味でした! 第2回ベジブロス料理講習会にも参加したいと思います。



【にわとりファミリーはますます大繁栄】

10月1日、新たにひよこが6羽、孵化しました。
(赤トンボもお祝いに来ています♪)



10月1日生まれのひよこ達。光が眩しすぎてよく見えませんが、
ママの足の向こうに6羽目がいます。ママは気の荒いメンドリで、卵をいくつか
割ってしまうなど問題行動もありましたが、どうやら無事に子育て中。



世界一安全で、暖かく、幸せな寝袋。



上のママとは別のメンドリさんも卵を孵し始めました。



いくらでも藁があるのにわざわざ人工的なブルーの
ナイロン紐を選ぶって、現代アートのセンスがあるのかも?



【長年の問題を解決①床を直しました】

裏の池に面した、通称「滝の間」の床を張り替える工事をしました。



桧の香りがいい感じ♪



こちらが工事のプロセス。我が家は築100数十年の木造家屋。
黒光りした渋いテイストが個人的に好きなので、あちこち改修工事を
しながら今後も大切に使い続けようと思います。



【長年の問題を解決②親知らずを抜きました】

ここ数年、幾度も痛くなって頭痛の種だった右下8埋伏歯
(要は右下奥の親知らず)をついに抜歯。ノミ(?)で3つに
カチ割られた破片は記念に持ち帰り、瓶に収めました。
それにしても麻酔がある時代でよかった~!!!
 今週は山小屋で仕事に励みます。

 今週末から来週末にかけては、このページの最初のほうでご案内したドゥルガー・プージャを皮切りに、小笠原流礼法の勉強会、早稲田大学サポーターズ倶楽部エグゼクティブ・フォーラム、『魔女の宅急便』などの作品で知られる角野栄子さんの講演会、国立能楽堂でのお能鑑賞、それに築地本願寺でのイベントなどありまして、あちこち走り回ることになりそうです。

 このうちのお能ですが、番組は「竹生島」。はい、そうです。琵琶湖に浮かぶ、日本屈指の弁天さまの聖地が舞台なんですね。しかも、なんとシテが龍神、ツレが弁才天という、弁才天研究者にとっては鳥肌モノの一番でございます。
 作者は金春禅竹。季節は本来なら3月だそうですが、この際、そんなことには目をつぶりましょう(笑)。ここ10年の間に私が観たすべてのお能の中で、これは間違いなく最高に楽しみな一番なんですよ~。

 ……ということで、今から勝手に盛り上がっております(笑)。

 山小屋周辺の秋は短く、あっという間に雪が降り出すことでしょう。
 短い秋を心ゆくまで堪能したいと思います。

 皆さまも、どうぞステキな毎日をお過ごしください♪
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ∪・ω・∪



1961年(上)→2018年(下)
クースケのいつもの散歩道が、嘗て
両親や親戚の人々とお花見に来た
場所であることに今気づきました!
手前の女の子が1歳の私です♪

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2018年10月14日
山田 真美
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