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レッサム・フィリリ
十一面千手観音曼荼羅の前で楽しむヒマラヤのお酒
ご存知の方も多いかと思いますが、モーリーさんと言えば1984年に出版した処女作『よくひとりぼっちだった』が反響を呼んだ日米ハーフの秀才。東大もプリンストンもイエールも蹴ってハーヴァード大へ進学したという話だけ聞くと、別世界の人のように聞こえるかも知れませんが、ご本人はとても一生懸命で真面目な方。過激さを求めるアウトロー魂とオーソドックスな育ちの良さがブレンドされた、稀有な存在でもあります。

そのモーリーさんが来月チベットにいらっしゃると言うので、壮行会を兼ねてネパール&チベット料理店に行って参りました。2頭の象が出迎えてくれるお店は外観からしてヒマラヤ一色。インテリアもネパールからの直輸入品だそうで、なかでも圧巻は奥の壁面に飾られた十一面千手観音曼荼羅。この前に座って“チャン”を飲めば、気分は一気に標高5,000メートル間違いなし。高山病飲み過ぎにはくれぐれもご注意ください(笑)。

行った日:2006年10月7日
一緒に行った人:ジャーナリストでミュージシャンのモーリー・ロバートソンさん
所在地:港区高輪2-14-9三愛ビル梅館101(電話03-5789-2557)
《番外編》源じいの森
夏にはホタルが飛び交う、森に抱かれた一軒宿
福岡県京都郡みやこ町に「山田真美ファンクラブみやこ支部」が開設され、その記念講演をしに行って参りました。折悪しく、当日は台風13号に直撃されて福岡の天気は大荒れ! 飛行機の欠航、停電、電車の運休、倒木などなど大変な悪条件のなかではありましたが、みやこ町の皆さんの多大なご尽力+不思議な力によって、結果的には素晴らしい会合になりました(当日の詳しい様子についてはこちらからお読みください)。

「源じいの森」は、宿泊施設、研修施設、レストラン、多目的ホール、温泉(露天風呂を含む)、ロッジ、バンガロー、キャンプ場、陶芸や竹細工の体験学習コーナーなどが揃った総合レクリエーション施設。「源じいの森」という不思議な名前は、ゲンジボタルの「源」+このあたりに群生する花「春蘭」を表わす方言の「じいばば」+「森」林地帯であることに由来するとか。山懐に抱かれて飲む地酒や土地の焼酎は最高でした。

行った日:2006年9月17日
一緒に行った人:「山田真美ファンクラブみやこ支部」メンバーの皆さん
所在地:福岡県田川郡赤村大字赤6933-1(電話0947-62-2911)
《番外編》Wing Oxy Bar
「ちょっとそこまで、酸素補給に行ってきま〜す」
野口英世博士いわく、「全ての病の原因は酸素不足にある」。地球に生物が現われた当時35%以上だった大気中の酸素の割合は、今では約20%にまで激減しているとか。そういえば最近、東京の酸素が薄いような気がしなくもない?! 面白いものに目がない私、早速流行の酸素バーに行って参りました。ここではお酒は1滴も出ませんが、「バー」と名が付くよしみで、このページでご紹介しますことをお許しくださいマセ(笑)。

お店に行ったら、初回は自分専用のノーズチューブを購入します。カラーを選べて1本300円。チューブはボトルキープの要領で店に預けることも出来ますが、同系列の別の店をハシゴしたい方は、預けず持ち帰りましょう。チューブから鼻に入ってくるのは4種類のアロマを自分でブレンドした香りつき酸素。テクノロジーはNASA(アメリカ航空宇宙局)の開発で、米国ではかなり普及している健康器具のよう。30分1,800円。私には効果がありました!

行った日:2006年8月2日
一緒に行った人:なし
所在地:東京都中央区銀座6-10-1銀座松坂屋地下2F(電話03-5568-0217) ※このほか、全国に店舗あり(詳しくはウェブ参照)
公式ウェブサイト:http://www.oxybar.jp/index2.html
Bali Cafe Putri
六本木ヒルズの中にある静かなバリ・レストラン
今日は火曜日、映画館はレディース・デー。しかもこの雨ではアウトドアの遊びは出来ないし。というわけで仲良しのリリアンと六本木ヒルズのTOHOシネマに行って参りました。でもその前に、まず腹ごしらえをしなければ。今日は辛いものが食べたい気分だったので(というか私の場合ほぼ毎日のように辛いものを食べたいのですが)、インド料理orバリ料理の二者択一で、お店の雰囲気が良かったバリのほうに決定しました。

店内はとてものんびりしています。まるでここだけバリ時間が流れているみたい。窓から東京タワーを眺めながら飲むアラク(椰子の実やサトウキビから作った蒸留酒。焼酎の一種。Arak/Arrack)のカクテルが美味。「カフェ」と名乗っていますが、シェフの腕は確かです。イカ好きな私は「チュミ・チュミ・チャー」というイカ料理を頼みましたが、これがどうして、癖になりそうな絶妙なお味でしたよ。肝心の映画ですが、今日は『MI3』と『日本沈没』を観ました♪

行った日:2006年7月19日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズヒルサイド地下1F(電話03-5786-7795)
フランツィスカーナー
都心の一軒家ドイツレストラン
実際のバースデーから10日以上遅れてしまいましたが、今日は芝田さんの誕生日祝いです。日頃私の我儘にさんざん付き合っていただいておりますので、感謝の気持ちをこめ、今年は少し趣向を凝らしてドイツビール(Deutsches Bier)とドイツワイン(Deutscher Wein)、それにドイツ料理(Deutsches Essen)のドイツ三点セットでお祝いすることにしました(というのも、幼少期の芝田さんはお父様のお仕事の関係で東ドイツに住んでいらっしゃったので)。

レアなビールがずらり並んだ豊富なラインナップの中から私たちが選んだのは、「かつて修道士が断食の際に飲んだ」という一品。ビールを飲みながら断食する修道士って如何なものかと思いますが(笑)、飲んで吃驚、これが実に濃厚なビールでして、ジョッキ1杯で即満腹状態に。これを飲みながらの断食なら、確かに空腹感に苦しまずに済んだことでしょう(笑)。なお、おつまみには定番のザワークラウトとジャーマンポテトがオススメです。

行った日:2006年6月2日
一緒に行った人:スパイス代表取締役で編集者の芝田暁さん
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-1 今里ビル(電話03-5283-6846)
新天孝
目の前で板前さんが揚げてくれる「お座敷天婦羅」の店
滝田栄さんと言えばNHK大河ドラマの徳川家康、ラ・ミゼラブルのジャン・バルジャン、そして20年続いた「料理バンザイ!」での名シェフぶりが記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。その滝田さんが「美味しい」と太鼓判を打つ天婦羅屋さん。期待に胸を躍らせて行ってまいりました。

個室に入って感じたのは、何やらタダモノでない雰囲気。隅々まで手入れの行き届いた清潔な佇まいと、ピンと張った清浄な気。そこへ姿を現わした初老の寡黙な板前さんは、「この道一筋○○年」の職人の顔をしています。しかも、勘違い職人にありがちな厳しさ(一方的な思い込み・傲慢さ)とは無縁の、あくまでも黒子に徹した実に穏やかな姿に、(この人は達人に違いない)と直感した私。

勘は大当たり。食材の良さを活かしきった天婦羅のお味に、思わず「今日まで生きてて良かった♪」と感想を漏らし、皆に笑われた私なのでした(笑)。

行った日:2006年5月19日
一緒に行った人:俳優の滝田栄さん、活禅寺の中城無厳さん、夫
所在地:東京都新宿区神楽坂3-2(電話03-3269-1114)
料理屋こだま
見たこともない珍しい料理のオンパレードに吃驚
「SAPIO」編集部の皆さんと、ちょっと不思議なお店に行って参りました。佇まい的には明らかに和食のお店なのですが、果たしてここを和食のカテゴリーに入れて良いのかどうか。かと言って、最近よくある「創作和食」という軟弱なくくりに入れてしまうには、板前さんの腕が良すぎるし。

このお店、基本的には「おまかせコース」が主流らしいのですが、次々に運ばれてくる料理のうち、ひとつとして「これは○○」と名前を言い当てられる物がありません。つまり、すべてがオリジナル料理のオンパレードなのです。しかもそのお味が、片端から秀逸。

ところが、実は私、1週間前にロンドンの動物園で小さな蚊(サンドフライのような羽虫)の大群に刺されまして、この日は抗ヒスタミン剤を飲んでいたために一滴もお酒を飲めなかったのです(号泣)。近いうちに再訪して、今度はお店のお酒を全部飲み干してリベンジしたいと思います(冗談)。

行った日:2006年5月17日
一緒に行った人:小学館「SAPIO」副編集長の飯田昌宏さん、編集部の工藤昌吾さん
所在地:東京都港区西麻布1-10-6 “Nishiasabu 1106” 2F(電話03-3408-8865)
ABSOLUT ICEBAR TOKYO
壁から家具、食器に至るまですべて氷で出来たバー
「東京で1年中マイナス5℃の世界を楽しめる場所って、ど〜こだ?」。答え:「ABSOLUT ICEBAR」。…・・・というわけで、早速行って参りました。この春出来たてのほやほや、オシャレさんや東京在住外国人の間で話題沸騰のアイスバーへ!

今回ご一緒した太田さんは、茶道教室のお仲間。アートにとりわけ造詣の深い太田さんは、とってもオシャレでスリムな都会派の女性。準備よく厚手のセーターまで着こんで行った私と違い、薄着の彼女はハイヒールの足元がちょっぴり寒そうでした。お店では防寒着(コートと手袋)を全員に貸し出していますが、スカートだとかなり冷えるかも知れませんので、やや暖かめの服装(特に足元と下半身)で行かれることをオススメします。

なお、当日の詳しい日記(店内の写真つき)はこちらからお読みいただけます。

行った日:2006年4月28日
一緒に行った人:茶道教室でご一緒の太田倫子さん
所在地:東京都港区西麻布4-2-4 The Wall(電話03-5464-2160)
AWキッチン
野菜料理が美味しい隠れ家風レストラン
毎年恒例となりました、黒川紀章先生のバースデーパーティー(本当のお誕生日は4月8日ですが……)。今年の会場となったのは、「野菜料理がとびきり美味しく、ごくフツーの住宅街の中にひっそりと佇むホンモノの隠れ家」と噂のAWキッチンです。

最寄り駅(中目黒駅)からお店までの地図を事前にいただいていたにもかかわらず、「青葉台1丁目の交差点」というものが見つからず、(本当にこの道でいいの?)と歩きながら次第に心細くなってきた私。しかしそのとき、道の反対側で同じように地図を片手にキョロキョロしている東大教授を発見(ほっ)。「ちょっとわかりにくいですよね〜」「さすがは隠れ家」などと談笑しながら無事、お店に到着。聞けば他の何人かも、同じようにプチ迷子になりかかっていたそうです(笑)。肝心のお味のほうは、期待していたとおり。なかでもシャンパンは絶品(!)でした。

行った日:2006年4月11日
一緒に行った人:建築家の黒川紀章先生、国連ハビタット大使のマリ・クリスティーヌさん、クリエイティブディレクターの榎本了壱さん、建築家の團紀彦さん、クリームインターナショナル代表の石坂邦子さん、女優の蜷川有紀さん、東大教授の原島博さん、舞踊研究科の芳賀直子さん
所在地:東京都目黒区東山1-22-3(電話03-3713-3678)
半兵ヱ
昭和20〜30年代がテーマの懐かし系居酒屋
通称「社長さん通り」と呼ばれる怪しげな通りに面したお店。黒服の男性(いわゆるポン引き)や、中国語を話す客引きのお姉さんがごった返し、良識あるオトナからは間違いなく敵視されそうな環境ですが(笑)、めげずに歩いて行くと、巨大な映画ポスター(若き日の吉永小百合さんがニッコリ微笑んでいます)が掲げられたお店が見つかるでしょう。その建物の地下に、昭和20〜30年代の日本が広がっているのです。

昨今ほうぼうで昭和がブームですが、何が凄いってこのお店、インテリアやBGMが昭和全開なのは勿論、なんと料金設定までが昭和のまま(?)の激安ぶり。今回は初めて東京にやって来たロシア人(ウォッカで鍛えられた酒豪)を連れて行ったのですが、満腹するまで食べて飲んで、ふたり合わせたお会計が4,000円弱。その上、お店のサイトからDLできるクーポン持参で焼き鳥サービス、女性客のアイスクリームは無料。ぜひ一度行ってみては?

行った日:2006年3月27日
一緒に行った人:植物学者でロシア国立コマロフ植物研究所教授のイリナ・サフロノーヴァさん
所在地:東京都台東区上野2-12-9(電話番号03-3834-3633)
SELAN
熊谷喜八プロデュースによるイタリアンのお店
熊谷喜八さんと言えば、フランスのアルパッション料理コンテストで日本人初のプロスペールモンターニエ杯を受賞なさったシェフ。全然グルメではない私ですらお名前を知っている、この世界の有名人です。そのせいか、オシャレ系女友達は、皆よくこの店を利用しているみたい。

私がこの店を利用するようになったのは、15年ほど前から。デザイナーの白浜利司子さんやアンチエイジング・スペシャリストで元モデルの朝倉匠子さんに連れて来られたのが最初でした。オシャレ系だけれど全然肩の凝らない、ごくカジュアルなお店です。

イチオシは、何と言ってもテラス席。道行く人を眺めながらいただくワインとパスタは、時間をかけてゆっくり楽しみたいもの。春も良いのですが、ベストシーズンは秋。目の前の銀杏並木が黄金色に染まった光景は、それはロマンティックです。友達との会食にもデートにも◎。

行った日:2006年3月23日
一緒に行った人:子供地球基金代表の鳥居晴美さん+その仲間
所在地:東京都港区北青山2-1-19(電話03-3478-2200)
韻松亭
一度は行ってみたかった上野公園内の不思議スポット
ブースケの散歩で週に一度は訪れる上野公園。昔は「上野動物園と不忍池と国立西洋美術館と国立科学博物館がある大きな公園」ぐらいにしか認識していなかったのですが、気をつけて観察していると、なかなかどうして、この公園は非常に奥が深い!

そのなかでも特に気になっていたのは、紅い鳥居がずらっと並んだ花園稲荷神社のすぐそばに位置する、小さな料亭「韻松亭」でした。ここは横山大観がオーナーをつとめたこともある老舗。料理が美味しいのはもちろん、どこか浮世離れした風情があって時を忘れます。

上野公園内にはこのほかにも、東照宮、弁天堂、旧寛永寺五重塔、清水観音堂、旧音楽学校(現在の東京芸大)奏楽堂など、不思議な見どころが一杯。これからのお花見シーズンは混み合いますから、あまり人の来ない季節を選んでゆっくり遊びに行かれては如何でしょう。

行った日:2006年2月13日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都台東区上野公園4-59(電話03-3821-8126)
SHI-SA E-SA
琉球沖縄料理の人気店シーサー・イーサー
ビタミンたっぷりのシークヮーサー(和名:ヒラミ檸檬)がたっぷり入った泡盛のカクテルが急に飲みたくなって、飛び込みで入った上野駅近くの沖縄料理店。いざ入ってみれば、店内は熱気ムンムンの大賑わい。どうやらここは、かなりの人気店のようでした。

お店の名前「シーサー」は、ライオンのような形をした架空の生き物。よく魔除けとして使われていますね。アジア各地でライオンを意味する「シーズー」「シンハ」「シン」「獅子」などと同じ語源を持つ言葉でしょう。ちなみにうちのブースケも、シーサーと同じ系統の顔をしています(笑)。

今回注文したレシピーのうち特に美味しかったのは、泡盛のカクテル各種のほか、海ぶどう、するるーの天婦羅、ナーベラーンブシーなど。次回はデザートのウベアイス(山芋のアイスクリーム)にも挑戦してみたいと思いました。店じまいの時間が早すぎることだけが、ちょっと残念。

行った日:2006年1月20日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都台東区上野2-2-7(電話03-3832-8876)
アルコイリス
スペイン語で「虹」を意味する大衆食堂
用事があって明治学院大学(港区白金台)に行った帰り道、何故か突然、南米のビールと食べ物が欲しくなりました。と言っても、特にお店の当ては無し。調べたところ、五反田駅の近くに「在日ペルー人が大勢集まる大衆的な料理店」があることが判明。早速、行ってみることに。

ところが、いざ駅を降りて住所表示どおりに進路を取れば、あたりはひどく暗く、ポン引き(この言い方は古いですか(笑))のお兄さんたちが徘徊する、いかにも怪しい通り。一緒に行ったリリアンやぴかると「こりゃあダメかも知れないわね」と苦笑しつつも、どうにか辿り着いた店。

店内は私たちを除けば南米の人ばかり。頼んだ料理は「大皿にゴハン山盛り+肉山盛り+レタス1枚だけ」など、信じられない超大雑把ぶり(笑)。しかし私が頼んだ一品にはさまざまな種類の魚介類が盛り付けられており、モノによって天国と地獄ほどの当たりハズレがあるようでした(笑)。

行った日:2006年1月13日
一緒に行った人:仲良しのリリアン+ぴかる
所在地:東京都品川区東五反田1-15-5(電話番号03-3449-6629)
しゃくしゃく
2006年が余裕しゃくしゃくの年でありますように
1月12日から全国発売される予定の『3歳までに英語の種をまきなさい』(スパイス刊)の打ち上げと忘年会を兼ねて、相棒の芝田さんと出かけた先は、「旬の鮮魚、おでん、さつまあげ」を看板に掲げるお店。(セミベジの私は頂きませんが)馬刺しや鯨肉もあります。落ち着いた店内は全席掘りごたつ。全国の銘酒と焼酎がふんだんに用意され、ゆっくり腰を落ち着けて飲みたい向きにオススメできます。

ところでこの「しゃくしゃく」というお店の名前、平仮名表記なんですが、一体どういう意味があるのでしょうか。おそらく「余裕綽綽」の「綽綽」だろうと想像してはいるのですが、あるいは「灼灼」または「爍爍」(ともに光り輝く様子)かも知れません。今度お店に行ったら聞いてみようと思いますが、どちらにしても、1年の最後に立ち寄るお店にふさわしい明るく希望に満ちた言葉だと思いませんか?

行った日:2005年12月20日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都中央区銀座5-9-11銀座ファゼンダビル(電話03-3289-4888)
ビストロ コック アジル
お友達の誕生日を祝ってサプライズ・パーティー!
「晴美ちゃんの○歳の誕生日を祝って、サプライズ・パーティーをしようと思うの」。友達でデザイナーの白浜利司子さんからそんな電話がかかってきたのは、11月末のある日のことでした。「面白そう! でも晴美ちゃんは人一倍敏感な人だから、当日までに計画がバレちゃうんじゃない?」、「そこをどうにかバレないように過ごすのが、明日からの我々の課題よ」。というわけでパーティーの開催が決定。本人に計画がばれてしまわないよう、15人ほどの参加者たちは、晴美ちゃんから電話がかかってくるたび一々ビクビクしながら過ごすことになったのでした(笑)。

結果としては、当日まで本人に計画がばれることもなく、サプライズ・パーティーは大成功(やったね!)。パーティー会場となった「コック アジル」は、こじんまりした気取らないビストロ(居酒屋)。しかし置いてあるワインはとびきり美味しく、みんな大満足の夜となりました。

行った日:2005年12月9日
一緒に行った人:子供地球基金代表の鳥居晴美さん(本日のバースデーガール)+お友達約15名
所在地:東京都中央区銀座8-10-15(電話03-3572-1644)
トンカーオ
タイ人の綺麗なお姉さんが迎えてくれる明るい店
暫くお目にかかっていなかった高木さんから、「せっかくですから、プチ忘年会ぐらいしませんか」というお誘いがかかり、指定された先へ足を運んでみれば、そこはとても気軽に食事が出来る美味しいタイ料理のお店でした。相変わらず高木さんは、路地裏にある洒落たお店をよくご存知です(笑)。

忘年会にタイ料理は一般的なチョイスではないかも知れませんが、年末に辛いものを食べて熱くなるのも乙なもの。実はこの数日後にも別の人たちと新宿のインド料理店で忘年会だったのですが、飲食店はどこも満席のこの時期、インド料理店はお酒の種類が少ないせいかガラガラ。思わぬ穴場でした。

店の名前にもなっている「トンカーオ」は、私の記憶違いでなければ、確かタイの女の子の名前だったはず。その名に違わず、お店には民族衣裳をまとった綺麗なお姉さんがいて、健康的なお色気を振り撒いていました(笑)。値段は良心的、お味は上々のお店です。

行った日:2005年12月6日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集長の蔵敏則さん、同編集部の高木史郎さん、スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都文京区湯島3-38-4西澤ビル1F(電話番号03-3836-2850)
小柳
浅草を代表する鰻屋さん
9月19日の「ぬりや」に引き続き、再び鰻です。ここ「小柳」は、NHKの連続テレビ小説「こころ」の舞台にもなったという老舗。飾り気のない質素な店構えながら、どこか有無を言わせぬ風格が漂っているのは流石。店の前には、順番待ちのお客さんが並んでいることも少なくありません。

というわけで、私たちも順番を待つことに。ご一緒した友達(オーストラリア人)が「正座はちょっと……」ということで、2階のお座敷はパス。待ちに待って1階のテーブル席に案内してもらう頃には、空腹が嵩じてほとんど飢餓状態に陥っていた私(←まあ、ちょっと大袈裟ですが(笑))。

だからというわけではないでしょうが、実に美味しい鰻でした。鰻は割とニガテで1年に1度食べれば十分な私ですが、今日のお味は、何故か格別。最後のお米粒まで堪能させていただきました。ビールとの相性も抜群だったし。老舗パワーに感服です。

行った日:2005年11月5日
一緒に行った人:シドニー大学のロン・ニューマン学部長ご夫妻、他
所在地:東京都台東区浅草1-29-11(電話番号03-3843-2861)
カフェ ラ・ボエム 白金店
バルコニー席から巨大な絵を眺めながら熱々ピッツァを頬張る幸せ
皆さんは、ときどき発作的に熱々のピッツァを食べたくなったりしませんか。私は年に2〜3度、突発的にそのような状況に陥ることがあります(食いしん坊でスミマセン)。その場合、宅配ピッツァも悪くはないのですが、本格的な味とムードを大切にしたいなら、カフェ ラ・ボエムがオススメ。東京都内(但しオシャレエリアのみ)に20軒のチェーン店がありますから、かなり便利に活用できます。

1階の広いフロアに座るのもいいのですが、私が好きな空間は2階のバルコニー席。壁にかかった奇妙な絵や大仰なシャンデリアを眺めていると、都内にいることを忘れてしまいそう。なお、お店のホームページによれば「スエットパンツ、男性の短い半ズボン、ランニングシャツなどの服装は、ご遠慮申し上げます」とのこと。普段のピッツァをちょっとグレードアップしたい日や、デートに最適。ワインの品揃えにも満足できます。

行った日:2005年10月8日
一緒に行った人:茶道表千家不白流正師範・荒井宗羅先生、他
所在地:東京都港区白金台4-16-17(電話番号03-3442-4488)
金田中 草
これで「カネタナカ ソウ」と読みます
「金田中」と言えば、泣く子も黙る日本料理の名店。その分、お値段もかなりお高いのですが、その中にあって「草」は、「5皿で終わる日本料理」がテーマの、割とリーズナブルな価格が嬉しいお店です。ちょっと珍しい名前のお店ですが、確か、「金田さん」という人が創業者で、その跡を継いだ人が「田中さん」(あるいは、その逆だったかも?)というような理由で付いた店名のようでした。

なお、「金田中 草」の姉妹店「セルリアンタワー金田中」は、本格的な能楽堂つき。お能を拝見しながら本格的な日本料理がいただけるという、お能ファンにとっては感涙物のお店です(注/但しお能が観られる日は年に数回と限られていますが)。一見さんはなかなか入れないお店で、私は残念ながらまだ伺ったことがないのですが、このたびようやくご縁が出来ましたので、近いうちに初挑戦してみようと思っています。

行った日:2005年9月30日
一緒に行った人:駐日ブータン大使ダゴー・ツェリングさん他、ブータン政府関係者
所在地:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F(電話03-3476-3420)
ぬりや
「水戸といえば納豆」のイメージを払拭し、今宵のメニューは「うなぎ」に決定!
“ミトゲー”こと水戸芸術館で開催されていた日比野克彦さんの「一人万博」を、日本文化デザイン会議のお仲間(有志)とそのご家族+お友達と一緒に観に行って参りました。なんと、ミニバスをチャーターしての小旅行です。豪華メンバーで秋の遠足。ルンルン(笑)。久々に童心に返って遊び倒した1日でございました(詳しい旅の記録は週刊マミ自身でお読みいただけます)。

ところで今年は、何故か鰻を食べる機会に恵まれております。脂っこい物があまり得意ではないので、普段なら鰻は1年に1回で十分なのですが。今年はもう、かれこれ4〜5回は頂いているのでは。さすが今年は、これで鰻の食べ納めと信じて疑わなかった今日の私。まさか、もう一度鰻に舌鼓を打つ日がやってこようとは、このときは予想だにしていなかったのでありました(笑)。↑11月5日の「小柳」に続く。

行った日:2005年9月19日
一緒に行った人:日本文化デザイン会議のメンバー(黒川紀章先生、フランソワーズ・モレシャンさん、石坂邦子さん、團紀彦さん、サエキけんぞうさん、蜷川由紀さん、原島博さん)と、そのご家族やお友達
所在地:茨城県水戸市泉町3−1−31(電話番号029-231-4989)
LIME LIGHT
創業30年、静かに飲める原宿の老舗バー
ここ「ライム・ライト」は、大学時代にもしばしば足を運んだ想い出のバー。ひとりで物想いに耽りたいときの取っておきのスペースです。

昔、1つ年上の男友達(単なる友達)が大学を卒業し、郷里に帰って中学校の先生になる前に一度だけ私と飲みたいと言うので、この店に来たことがありました。偶然にカウンターの隣の席に座った若いカップルのうちの、男性の顔が太宰治にそっくりだったので、酔った勢いで「お兄さん太宰に似てますね。そう言われません?」といきなり声をかけた私。カップルは「そうですか」と優しく微笑んでいましたが、私の連れが「すっ、すみません。こいつは酔っ払いですから、勘弁してくださいっ」などと一生懸命謝っていたことを、昨日のことのように思い出しました(苦笑)。

あれから25年。あの太宰似は今頃どうしているのやら。連れはさぞや立派な先生になられたことでしょう。そんなことを久々に想った夜でした。

行った日:2005年9月12日
一緒に行った人:なし
所在地:東京都渋谷区神宮前6-2-7(電話番号03-3406-5552)
東南屋
「とうなんや」ではなく、これで「たつみや」と読みます
浅草寺から徒歩1分。お店の名前は、観音様の東南(=巽〈たつみ〉の方角)に位置することに由来するそうです。

外から見ると、一見「骨董品店かな?」と思わせる佇まいですが、その期待どおり、店内は江戸時代からの民芸品と骨董品の山。決して広くない店内(畳敷き)には、ちゃぶ台が置かれ、ちょっと動いただけで隣の席の人と触れ合ってしまうほど。これぞまさしく、「袖振り合うも多生の縁」。知らない人とでもすぐに会話が始まります。

お料理は素朴な美味しさで、料金は予想以上に庶民的。閉店間際になると店主みずから「当店は○時に閉まりますので……」と声をかけてくれます。お会計時に今どき滅多に目かけないような古い“算盤”を弾いてくれるのも、東南屋ならではの風情と言えるでしょう。

行った日:2005年9月2日
一緒に行った人:東京新聞のYさん、他
所在地:東京台東区浅草1-33-5(電話03-3842-7373)
台湾海鮮
オススメはチンギスハンが好んだ野趣味溢れる薬膳鍋
暑い時こそ熱い物を食べて暑気払いを。というわけで、やって参りました。ここ台湾海鮮は、専門はモチロン台湾料理なのですが、モンゴル帝国の創設者であるチンギスハンが考案し、好んで食したといわれる薬膳鍋料理、「天香回味(テンシャン・フェイウェイ)」を食べさせてくれることで有名なお店なのです。チンギスハンのように野心に燃えた男が好んだ食事とはどんなものだったのか、興味深々で食べてみることに。

運ばれてきた料理を見て、まずは量の多さにブッタマゲ〜ション(笑)。巨大なお皿からこぼれ落ちそうな食材の数々。さらに驚いたのは鍋の中でぐつぐつ煮立っているスープの色と香り。実はこのスープ、数十種類ものスパイスがミックスされた薬膳スープなんですね。いざ食べ始めたら、あら不思議。いくら食べても飲んでも胃もたれしないのです。さすがはチンギスハン。天下を取るような男は、食べ物の好みも最強!

行った日:2005年8月14日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都中央区築地1-13-1ADK松竹スクエア2F(電話03-3544-1717)
萬佳亭
創業明治38年、名刹・善光寺の裏山に建つ海鮮懐石の老舗
近しい親族で集まって、昨年11月に亡くなった父の納骨の儀を執り行なって参りました。実は、父の死が急だったため11月の段階ではまだ墓石が建っておらず、しかもその直後に墓所が雪に鎖されたこともあって、菩提寺のご住職や親戚全員の都合が合うこの時期まで納骨を延期していたのです。一通りの儀式のあと、墓所から車で5分ほどの場所にある萬佳亭に場所を移し、今は亡き父の想い出話に大いに花を咲かせました。

お店の紹介文によれば、萬佳亭が建つ丘はその昔、善光寺参りの行き帰りに旅人が仮寝したことから「仮寝ヶ岡」と呼ばれた場所だとか。同紹介文はまた、「萬佳亭」という店名について「明治天皇が地方巡業で長野を訪れた際、善光寺平を一望できるこの地に立ち“絶佳かな”とつぶやかれたことに由来する」と説明しています。お料理もさることながら、長野市内を一望できる眺望が何よりのご馳走かも知れません。

行った日:2005年8月5日
一緒に行った人:菩提寺の住職+親族一同
所在地:長野県長野市東之門町2502(電話番号026-232-2326)
OZ cafe
カンガルーの巨大ぬいぐるみとオーストラリア国旗がお出迎え
『ロスト・オフィサー』の完成祝いと暑気払いを兼ねて、日頃お世話になっているスパイスの皆さんを、ちょっと珍しいカフェバーにご招待しました。「オージー・カフェ」という名前のとおり、オージー(オーストラリア)の料理とビール、ワインの専門店です。

まずはオーストラリアの伝説的なビール「XXXX」(これで「フォー・エックス」と読みます)からスタート。暑い乾燥大陸のせいか、オーストラリアン・ビールは甘味が強く、日本のビールに比べて濃厚。そのあとに続くワインは、「リンデマン」と「ペンフォールド」のシャルドネを選びました。

メニューで注目すべきは、「カンガルーとクロコダイル(ワニ)のステーキ」。「黙って出されたら、チキンと間違えてしまいそうな味」と評判のワニ肉を皆さんが堪能している間、セミ・ベジの私は魚介類と野菜に舌鼓を打っておりました。デザートはバナナ・フリッターでキマリですネ!

行った日:2005年7月25日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん他、スパイス社員の皆さん
所在地:東京都港区西麻布1−8−13(電話03-3470-7734)
《番外編》 Imperial Hotel
幽霊が出る(!)と地元で評判の、ごくフツーのパブ&ホテル
「幽霊」の存在を端から信じていない私のような人間に限って、何故かその手の「現象」に遭遇してしまうのですから、世の中とは皮肉なもの。

人口100人弱のその村に「幽霊が出るホテルがある」という噂は、地元オーストラリアでは実はかなり有名とのこと。その話を私に聞かせてくれた人たちが一様に声を潜め、「ええ。確かにあそこには出るらしいですよ。1階がパブで、2階がホテルになっている、インペリアルという名前のホテルです」と言うのですが、そんな話を聞かされれば聞かされるほど、(何かトリックがあるに違いないわ)と、逆に頭から疑ってかかりたくなります(笑)。

旅先での好奇心から、そのホテルに泊まってみた私。その結果、「幽霊」と呼ばれている怪現象は、やはり本当に起こりました。真夜中に「実在しない」ふたりの女性が、ゆっくりと階段を上がってきたのです。この話はミステリー小説の中で披露したいと思います。しばしお待ちを。

行った日:2005年7月6日
一緒に行った人:家族全員
所在地:オーストラリア国クイーンズランド州のとあるゴーストタウン(詳細はヒミツ)
絵馬亭
6,000枚の絵馬が幸福を運んでくること間違いなし♪
店内の壁面という壁面を覆い尽くした6,000枚の絵馬。箸置き代わりに置かれた「おみくじ」。全席掘りごたつ仕様。新鮮な魚介類は富山直送。焼酎だけでも70種類の品揃え。しかも値段はすこぶるリーズナブルと、飲兵衛さんにとっては天国のようなお店です。

実を言いますと、今日は遅ればせながら芝田さんの40歳の誕生日祝いだったのです(本当の誕生日は5月某日)。でも結局のところ、話題は7月末発売の『ロスト・オフィサー』のことと、さらに次の作品の構想など、いつもと変わらぬ編集者と作家の飲み会になってしまいました(笑)。まあ、私が芝田さんに差し上げられる最高のプレゼントは、原稿以外にはあり得ないのですけれどね。

ちなみに、箸置き代わりに置かれた「おみくじ」の中身は、芝田さんが小吉、私は大吉でした。何かいいことありそう♪

行った日:2005年6月9日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都文京区湯島3-39-3栄ビル2F(電話0037-616-01032)
居酒屋 七十里
ズラ〜リ並んだ居酒屋の一軒
浅草の公園本通商店街は、韓国食材を売るお店や、チマ・チョゴリ専門店などが並んだ、ちょっと不思議ないコリアン空間。いつもはブースケの散歩で素通りしてしまう道ですが、今日は友人達と一緒に腰を据えて飲んでみました。

実は、この日は三社祭の2日目。浅草は想像を絶する人出です。待ち合わせの場所ではお神輿の群れに押し潰されそうになる、道を歩けば人とぶつかる、居酒屋はどこも大賑わいと、まあ大変な喧騒でしたが、夏の始まりはこれぐらい景気良く行かなくちゃ、ね。

この「七十里」というお店、何が七十里なのかわかりませんが(笑)、とても素朴な居酒屋です。私は電気ブランをロックで頂きましたが、周囲を見るとホッピーを飲(や)っている人が多かったですね。同じ通り沿いには、似たような佇まいのお店がたくさん並んでいます。

行った日:2005年5月21日
一緒に行った人:信濃毎日新聞社常務取締役の猪股征一さん、某大手テレビ制作会社勤務のルリコさん、東大生のさやかさん、東大生のマッキー、夫
所在地:東京都台東区浅草公園本通商店街(電話番号不明)
初(UbU)
オーストラリア大使館から徒歩1分、肩の凝らない和食のお店
モダン・ジャパネスクと言うのでしょう、「仰々しすぎる和食や正座は苦手だけれど、お洒落に日本の食文化を楽しみたいわ」という方や、外人さんにオススメなのが、ここ「初」です。この店の何が「うぶ」なのか、本当のところはよくわかりませんが、お店のロゴ(UbU)が、目を閉じてチューと口を尖らせている絵文字に見えるのは私だけではないはず(笑)。

お店の一角は「初庵(うぶあん)」と銘打った限定8名の隠れ家チックなスペースとなっており、4名以上の予約で貸切りが可能とのこと(貸切り時以外は禁煙なので、スモーカーさんは要注意)。ちょっとした接待にも使えるかも知れません。「ひな祭り八寸」など、月ごとに変わるメニューも楽しめます。

行った日:2005年3月3日
一緒に行った人:東京大学客員教授(オーストラリア学)のクリスティーン・ニコルスさん、駐日オーストラリア大使館文化担当参事官のウェストコットさん、他
所在地:東京都港区三田2-6-13コート三田(電話03-5418-8051)
TOKYO JOE'S
フロリダからやって来たストーンクラブの専門店
Tokyo Joe'sにやって来るのは、これが3度目。本音を言えば、もっと頻繁に来たいのですが、私はここを「何か特別なお祝い事がある時限定レストラン」と、勝手に決めているのです。

で、今日は私の誕生日。隣のテーブルでは、やはり今日が誕生日だという小学校高学年の女の子が、ご両親や妹さんと一緒にバースデー・パーティーをしていましたので、「今日が誕生日なの? 2月27日生まれは、きっと幸せになれるわよ」などと、この子ともちょっとお喋りしちゃいました。お店の人からもお花を頂き、本当に嬉しい誕生日となりました。

オススメは、このお店の代名詞になっているストーンクラブ。このほか、コンチ貝とロブスターもかなりイケます。

行った日:2005年2月27日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都千代田区永田町2-13-5赤坂エイトワンビルB1(電話03-3508-0325)
AU VIEUX PARIS
浅草の中心にあるパリジャン経営のフレンチ酒場
今からほんの11日前に「赤坂シュビア」をご紹介したとき、「私がフランス料理を口にするのは、かなり稀有なこと」などと豪語しましたが、その舌の根も乾かぬうちに、またしてもフレンチのご紹介です。今度のお店は、本物のパリジャンが経営するパリの下町風酒場。場所は、東京を代表する下町・浅草の、雷門から歩いて30秒のところです。

このお店を教えてくださったのは、浅草寺僧正でパリ在住歴15年(フランス語ペラペラ)の京戸慈光さん。その時は(京戸さんの連れだからという理由で)私までがフランス語の大家だと思われてしまい、食事のオーダーもすべてフランス語でしなければならず、ちょっと苦労しました(苦笑)。普通のお客さんには日本語で応対してくれますからご安心を。

行った日:2005年2月18日
一緒に行った人:埼玉大学経済学部教授で日本ケーララ友好協会代表の島岡光一さん
所在地:東京都台東区浅草1-20-5(電話03-5830-0128)
滴屋(しずくや)
まるで旅館のような雰囲気の和食バー
慶応義塾大学近くの路地を1本奥に入っただけで、あたりは平成の現代とは思えないほどしっとりした佇まい。今どき珍しい格子戸を開けて店の中に一歩入れば、よく磨かれた長い廊下と、「雨の中、よくいらっしゃいました」と丁寧に迎えてくださる主の声。「えっ、もしかしてここ、旅館ですか?」と、思わず目を疑ってしまうようなデザインの和食バーです。

メニューは基本的に「おまかせ」で、黙っていると勝手に料理が運ばれて来るあたりも旅館っぽい。入り口の外に、その日の献立が出ています。実はここ、サントリーに勤務する友人から教わったお店。それだけに、さすがにお酒は豊富で飲兵衛さんを飽きさせません。今夜の私は(ネーミングに惚れて)“空海の道”という焼酎を堪能いたしました。

行った日:2005年2月16日
一緒に行った人:昭和秘史探検隊隊員の和田さん
所在地:東京都港区芝5-12-12(電話03-5418-4038)
赤坂シュビア
パーティーにも対応できる広々としたフレンチ・レストラン
私がフランス料理を口にするのは、かなり稀有なこと。「マミリンのオススメBar」にフレンチ・レストランが登場するのは、私の記憶違いでなければ今回が初めてのことではないでしょうか。今日は猪股さんのお知り合いが経営する「赤坂シュビア」で、セミベジ用に肉類をすべて抜いて頂いた魚介フレンチを堪能して参りました。

ワインも美味しく、東大生との会話もとっても楽しかったのですが、何と言っても驚いたのは、このお店の経営者(インド人と日本人のハーフの美青年)のご実家が、なんと拙著『インド大魔法団』に登場する大マジシャンP・Cソーカ(ジュニア)氏のお宅の、すぐ目と鼻の先だったということ! これにはインド人もビックリ(笑)。マジカルな夜でした。

行った日:2005年2月7日
一緒に行った人:信濃毎日新聞社常務取締役の猪股征一さん、東大生の小林さん、岡さん、長田さん、中本さん
所在地:東京都港区赤坂2-14-27(電話03-3586-9060)
天香楼
ここが話題のワンコイン中華
横浜中華街でいつも困ってしまうのは、星の数ほどある料理店の中からどの店を選ぶかということ。母と横浜に来ると、普段は「太平楼」や「萬珍楼」の個室を取るのですが、今日は「高くて美味しいのは当たり前」、「安くて美味しい中華もあることを知るべし」のコンセプトのもと、「ワンコイン中華」こと、1品500円で中華が食べられると評判の天香楼へGO!

本当のことを言えばこのお店は、昨年のある暴風雨の日に偶然見つけた場所なんです(その日はなにしろひどい嵐だったので、店選びが面倒臭くなり、たまたま目の前にあったこの店に飛び込んだというわけです)。入ってみたら、そこはワンコイン中華のお店。フカヒレ料理なども500円で食べられて大感動でした。気軽な仲間との会食にオススメ。

※全品が一律500円というわけではありません。メニューのうち、ワンコインで食べられるお料理は10品ほど。

行った日:2005年2月2日
一緒に行った人:母、中学生の姪、留学を間近に控えた娘(LiA)
所在地:神奈川県横浜市中区山下町220(電話045-663-8575)
ダルマット
朝4時まで営業のリストランテ
「イタリア命」の京子ちゃんのオススメで、新しく出来た「ダルマット」に行ってみました。場所は一昨年の8月30日に同じメンバーで出かけた「プリモ・バーチョ」の並び。どうやらこのへんには洒落たリストランテが多いようです。

お喋りに専念したかった私たちはコース料理を頼んだのですが、フキノトウとタラノメの前菜から始まった食事は、野菜が豊富で実にヘルシー。お店の人が「仕入れ先には徹底的にこだわりました」とおっしゃるトマトの美味しさなど、「こんなに甘いプチトマト、食べたことな〜い!」的な感動ものでした。ワインは高級品から「飲み放題1500円」まで品数豊富。

次々に運ばれて来るお料理は、女子高生なみの私たちの食欲(苦笑)にも十分対応してくれました。明るいお店。

行った日:2005年1月28日
一緒に行った人:デザイナーの白浜利司子さん、子供地球基金代表の鳥居晴美さん、イタリア文化の達人 豊田京子さん
所在地:東京都港区西麻布1-10-8(電話03-3470-9899)
山さき
毘沙門天に見守られた温かなお店
隠れ家風のお店をどこからともなく見つけて来る天才・高木さんが、「例によって、ちょっと場所がわかりづらいかも知れませんが……」と仰ったとおり、ここ「山さき」は、地図のほかに言葉による説明がなければ迷いそうなロケーション。あらかじめ知っていなければ入れないお店です。食事は和が中心ですが、何故か赤ワインとの相性◎でした。

お店の真正面は、毘沙門天が祀られた有名なお寺。今日は縁日だったのでしょうか、入り口付近に並んだ祭りの屋台と提灯が、ノスタルジックな気持ちを掻き立てます。余談ながら、毘沙門天(別名・多聞天)はインドでの名前をヴァイシュラーヴァナと言って、歴としたヒンドゥー教の神様です。無敵の軍神ですから、勝負に勝ちたい人は是非ともお参りを♪

行った日:2005年1月25日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集長の蔵敏則さん、同編集部の高木史郎さん
所在地:東京都新宿区神楽坂4-2福屋ビル201(電話03-3267-2310)
金斗雲 牛魔王洞
金斗雲に乗って「西遊記」の世界へ一飛び
何かのアトラクションのような摩訶不思議な入り口。この雰囲気が内部までずっと続いています。エントランス部分を気に入った方は扉を開けて中に入りましょう。孫悟空の声が迎えてくれるその先は、牛魔王の洞窟です。

私たちが行ったのはたまたま真昼間でしたが、あと少しで時計の針が正午を指す頃、突然、店内の明かりがすべて落ちて雷鳴が鳴り響き、稲妻が走ったのには目が点になりました。あとでわかったのですが、雷鳴が鳴る前から来店していた人に限り、なんとランチが半額になるという驚きの特典つきだったのです(笑)。

アンダーグラウンドの遊園地めいたノリのお店。ただしお料理には手抜きがなく、満足できるお味でした。

行った日:2005年1月18日
一緒に行った人:昭和秘史探検隊隊員の和田さん
所在地:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-6-12サンホテルB1(電話045-328-1688)
茶寮 つくし
気楽に「和」を楽しみたい時に
このお店に来るのは、今回が2度目。寒い北風の吹く夕暮れ時、何故かここの「からすみ」と「雲丹(うに)ご飯」がひどく懐かしくなるのは、気取らない店構えと、ご亭主の素朴な立居振舞のせいでしょうか。

特に、20代のはじめに留学先のオーストラリアでからすみの味を覚えてしまった私にとって、「つくし」は、からすみを常備してくれている貴重なお店。日本では、いまいち知名度が低いからすみですが、鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けに、さらに圧搾、乾燥した味は、他では味わえないもの。飲兵衛さんにはたまらない珍味です。

「つくし」に行かれた折りには、是非ともお試しください。

行った日:2004年12月21日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都港区西麻布1-12-4西麻布紀伊国屋ビルB1F(電話03-3796-0770)
Bunkamura ドゥ・マゴ・パリ
パリの老舗カフェの雰囲気をそのままに
観世能楽堂で4時間にわたってお能を観たあと、喉の渇きを潤すために立ち寄ったのが、ここ、ドゥ・マゴ・パリ。17時〜24時まで開店のワインサロンは、ワイン好きには嬉しい豊富な品揃えですが、ハウスワイン(赤)も飲みやすく、お勧めできます。ギャルソン(ボーイさん)の丁寧な物腰にも好感が持てました。ワインの量もオマケしてくれたし(笑)。

オープン・エアのテラス席も、膝掛け完備で寒さ知らず(その膝掛けもシックな色合い。なかなか憎い気配りです)。

Bunkamuraは、コンサートホール、劇場、アートギャラリー、映画館などから成る複合文化施設。コンサートや映画のあとで、「気軽にお洒落に、ちょっと一杯」といった場面で、かなり役に立つカフェと言えるでしょう。

行った日:2004年12月19日
一緒に行った人:茶道表千家不白流正師範の荒井宗羅先生、お社中
所在地:東京渋谷区道玄坂2-24-1(電話03-3477-9111)
駄菓子屋バー
遠い日の縁日と同じ匂いがするお店
昔懐かしい円筒型の赤いポストを目印にドアを開ければ、店内のあちこちに並べられているのは昔ながらの駄菓子!

古き良き昭和を思わせるこのお店は、店内の駄菓子がすべて食べ放題(※チャージ料の500円にお菓子の代金が含まれています)という、まさに前代未聞のお菓子天国バー。絶え間なく流れるBGMは、天地真理の「恋する夏の日」、トワ・エ・モワの「ある日突然」、山口百恵の「としごろ」と、'70年代ムード全開。

お酒のほうも、「トリス」や「だるま」「ホッピー」などのレトロなメニューが揃っています。今夜の私は、シガレットチョコやうまか棒を頬張りながら、電気ブランをストレートでいただきました。我ながら、信じられない喰い合わせですネ(笑)。

行った日:2004年12月1日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-13-7(電話03-5458-5150)
じゃぽね
ちゃぶ台に白黒テレビ、昭和20年代にスリップしたい夜に
店内は大仏の間、完全個室、半個室、カウンター席などに分かれていますが、私のイチオシは「ちゃぶ台席」。5〜6卓のちゃぶ台が並べられた細長い和室には、昔おばあちゃんが使っていたような箪笥や文机、火鉢、大きなカキ氷の機械など、懐かしさのあまり思わず落涙(←ちょっと大袈裟(笑))したくなるような家具+αがいっぱい。白黒テレビに至っては、昭和35年生まれの私も見たことがないほどの旧型なんです。

全国から集められた豊富な焼酎のラインナップも◎。私は芋焼酎の「魔王」と「森伊蔵」をロックで飲みましたが、どちらもちゃぶ台との愛称ピッタリで、思わず座布団を枕に眠ってしまいたくなるほどでした。

行った日:2004年11月22日
一緒に行った人:昭和秘史探検隊隊員の和田さん
所在地:東京都中央区銀座7-2-20パシフィック銀座ビル5F (電話03-5568-5555)
ALASKA 日本プレスセンター支店
日比谷公園が一望できるレストランBar
この施設、一般客も利用できる(※但し混雑時はプレスクラブ会員優先)のですが、「ひょっとしてジャーナリスト以外は立ち入り禁止?」という先入観ゆえか、おのずから利用者は限られるよう。キャアキャアうるさいタイプのお客さんを寄せ付けない一種の魔力が、「プレスセンタービル」という言葉にはあるようです(笑)。

特筆すべきは窓の外に広がる日比谷公園の風景。晩秋のこの季節なら、コートの襟を立てて足早に過ぎてゆくエリート公務員っぽいお兄さん(この近くには中央官庁がたくさんありますから……)や、落ち葉を踏みしめて歩くカップルを眺めるのも一興。∴何と言っても窓際の席がオススメです。お料理の味はオーソドックス。

行った日:2004年11月18日
一緒に行った人:東京新聞のYさん、他
所在地:東京都千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル10F(電話03-3503-2731)
弥生座
江戸時代の町屋で楽しむ静かな刻
『死との対話』が完成し、信濃毎日新聞社での著者インタビューを受けるため、故郷の長野に日帰りで“旅”をして参りました。この日は偶然にも同社のホームページ大賞の授賞式が市内で行なわれていたため、審査員の千葉麗子ちゃんと高城剛さん(ふたりともおトモダチです)もいらっしゃっていたりと、いつになく長野が賑やかでした。

国宝・善光寺の手前に佇む弥生座は、ゆったりスペースと民芸家具が嬉しい憩いの場。夜ともなれば長野の著名人が三々五々と集い来て、政治・経済・文化談義に花を咲かせます。故郷に帰ると立ち寄りたくなる、素朴で温かなお店。お客に気を使いすぎず、適当に放って置いてくれる心遣いにも好感が持てます。

行った日:2004年11月6日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:長野県長野市善光寺大本願南門前(電話026-232-2311)
美美卯
「うどんすき」は美美卯の登録商標です
太平洋戦争関係のドキュメンタリー番組の撮影のため、オーストラリアから来日中のジョンさんとプルさん。数時間にわたって大阪城公園で高原さんをインタビュー&撮影し、そのあとの打ち上げに立ち寄ったのが、ここ「美美卯」です。

その昔、私に「美美卯」のうどんすきの美味しさを初めて教えてくれたのは、中学時代の親友Hで、その時に寄ったのは大阪の本店ではなく、東京の京橋店でした。一口食べた途端、それまで私がうどんに対して抱いていたイメージがいっぺんに吹き飛んでしまったほどの、それはもう革命的な美味しさだったことを、今も鮮明に覚えています。

日本酒と相性が良いのはお蕎麦と相場がお決まっていますが、ここのうどんすきもお酒と実によく合います。

行った日:2004年10月22日
一緒に行った人:元海軍軍人の高原希國さん、オーストラリアのTVプロダクション「COJO」のジョンさん、プルさん
所在地:本店/大阪府大阪市中央区平野町4-6-18(電話06-6231-5770)
京橋店/東京都中央区京橋3-6-4(電話03-3567-6571)
《番外編》 元湯 石屋
能舞台のある温泉宿
さすがは加賀百万石の城下町、金沢。旅館の敷地内に、なんと能舞台があるんです。長い廊下には、昔のお姫様が使った化粧道具などがさりげなく展示されていたりして、文化の底力を感じます。しかも、大浴場に滾滾と溢れるお湯は、正真正銘の温泉(元湯)。少し黒っぽい柔らかな湯質は、いかにもお肌に良さそう!

こういう旅館に泊まって、仲居さんが次々に運んでくれる日本海の幸に舌鼓を打ちながら冷酒に酔い痴れる幸せ。

屋号の「石屋」は、本当は「石」の字の「口」の上に横棒(一)が付いた、「后」にちょっと似た不思議な漢字。こんな字は初めて見ましたが、これで読み方は「いしや」だそうです。

行った日:2004年10月20日
一緒に行った人:ブータン王立ティンプー美術学校のジグミ学長、ブータン王立タシアンテ美術学校のラム学長、日本ブータン芸術委員会理事各位
所在地:石川県金沢市深谷町チ95(電話076-257-2133)
助六の宿 貞千代
江戸情緒にどっぷり浸りたい人にオススメの日本旅館
ここ「助六の宿 貞千代」は、ブースケとパンダの散歩でほぼ毎日のように通るコース上にあります。江戸の下町情緒がいっぱいの建物もさることながら、玄関先に置かれた黒塗りの人力車がどうにも気になっていました。

徹底的に江戸情緒にこだわった空間演出が印象的なこの日本旅館に、今回はブータンから来日中のお客様たちをお泊めすることにしました。

今回使わせて頂いた宴会用の大きな和室は、地上3階にありながら窓の外にはお庭があって、周囲の町並みがまるで気になりません。食事だけの利用も可だそうで、その場合は館内のお風呂を無料で利用できます。

行った日:2004年10月12日
一緒に行った人:ブータン王立ティンプー美術学校のジグミ学長、ブータン王立タシアンテ美術学校のラム学長、日本ブータン芸術委員会理事各位(前法務大臣の野澤太三さんご夫妻、浅草寺の京戸慈光僧正、日本画家の橋本弘安さん、建築家の黒川雅之さん、金属造形作家の小杉拓也さん、邦楽家の藤原睦子さん、公認会計士の宮沢正樹さん、表具師の石井弘芳さん、日本画家の山田真巳)
所在地:東京都台東区浅草2-20-1(電話03-3842-6431)
恵比寿BAR
通りすがりにふらっと一杯、が似合う店
東芝EMIさんからご招待を受けて、渋谷公会堂で行なわれた「ザ・ゴールデン・カップス一夜限りライブ」に出かけてきました。ひとりで行くのもツマラナイので、幼少時はドイツで暮らしておられた割に何故か日本のナツメロにも詳しい(?)芝田さんにもご同行願いました。

ザ・ゴールデン・カップスと言えば、'60年代に「長い髪の少女」でブレークした大人気のグループサウンズ。その頃まだ子どもだった私は、叔母たちが買ってくるレコードに耳を傾け、オトナの世界にちょっぴり憧れたものです。

でも今の私には、渋谷の雑踏は幼すぎて……。お隣の少しオトナの町、恵比寿で飲みなおすことにしました。

行った日:2004年10月10日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都恵比寿西1-14-5(電話03-5728-6931)
はんぞう
忍者屋敷をイメージした穴倉のような酒場
店名の「はんぞう」は、モチロン、戦国時代の徳川家康配下の天才忍者・服部半蔵の名前から取ったものでしょう。

どこかの屋敷を移築させたのか、どっしりと重厚な建物は、落ち着いて飲める雰囲気。よくよく見ると壁に手裏剣が突き刺さっていたりして、さすが忍者屋敷風のお店だけのことはあります(笑)。

テーブル席もありますが、オススメは断然、掘り炬燵のお席のほう(予約時にその旨を伝えたほうがベターかも)。エンタメ系のお店にありがちな「お料理にがっかり」ということも全くなく、食事も楽しめました。

行った日:2004年10月8日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都港区芝浦3-6-8トキビルB1(電話03-3453-1896)
北前そば高田屋
昼間はお蕎麦屋さん、夜はジャズの流れるBAR
浅草寺の雷門から徒歩1〜2分の場所にあるこのお店の前を、実は毎日のようにブースケとパンダの散歩で通っているのです。「高田屋」は、竹をあしらった狭い路地のような入り口の造りと、中から幽かに聴こえてくるジャズが、なんとも不思議でフュージョンな感じ。(一度入ってみたいな)と思っていたのでした。

ちょうどチベットからお坊さんが来日なさったので、この時とばかりお客様を連れて高田屋へ。しかしお客様は、「アルコールは絶対にご法度」という厳しい戒律を守るチベットのお坊さん。ということで、今日は珍しくアルコール抜きの宴会となりました。お蕎麦はさすがに美味。この次はぜひ、お酒の飲めるときに行ってみたいと思います。

行った日:2004年10月2日
一緒に行った人:チベット仏教ゲルク派のお坊さんたち+家族
所在地:東京都台東区浅草1-16-11国立ビル1F(電話03-5246-6930)
咸亨酒店
食欲の秋、蟹料理を食べに中華料理店へGO!
「そろそろ蟹のシーズンですね」というお誘いに、私の心に一瞬よぎったのは(蟹? 食べた〜い! でも、殻を剥くのは面倒くさ〜い!)という我儘な女心(爆)。蟹のようにパッケージに入った(?)食べ物って、何故か苦手なんですよ。蟹は食いたし、殻剥きはまだるっこし。1秒だけ迷った末に、結局はこう答えていました、「蟹! もちろん行きますとも」。

……というわけで、今シーズンお初の蟹を食べて参りました。この咸亨酒店(かんきょうしゅてん)というお店、小ぢんまりしていますが、インテリアや家具などはなかなか雰囲気があります。私のオススメは、「蟹ミソとフカヒレの煮込み」。毎日でも食べたいほどの、とろけるような美味しさでした。紹興酒との相性もバッチリです。

行った日:2004年9月30日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都千代田区神田神保町2-2(電話03-3288-0333)
《番外編》THE SPICE ROUTE
ニューデリーでエスニック料理が食べたくなったら、ここで決まり
ダラムサラでダライ・ラマ法王への単独インタビューを済ませ、無事ニューデリーに戻った一行。打ち上げに選んだ場所は、インペリアル・ホテルの中にあるエスニック料理のお店、「ザ・スパイス・ルート」です。

ここの特徴は、入った途端に思わず息を呑むインテリアの素晴らしさ。豪華な装飾は、それだけでも一見の価値あり。料理の完成度の高さも感動ものです。まさにニューデリーNo.1のエスニック料理店と呼ぶに相応しいでしょう。

この店で私が必ずオーダーするのはトムヤンクン。スパイス加減が絶妙なんです。お酒はインポート物のワインを何種類か試してみましたが、どれも「バフット・バーリア・ヘー」(ヒンディー語で「とっても美味しい♪」の意味)でした。

行った日:2004年9月14日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集部の高木史郎さん、スパイス代表取締役社長の芝田暁さん、写真家の森川昇さん、アシスタントの木内さん
所在地:The Imperial Hotel, Janpath, New Delhi, India
《番外編》FUJIYA
シドニーにお目見えした、初めての“純和風大型居酒屋”
現在シドニーには、数え切れないほど多くの日本料理店がありますが、今年初頭にオープンしたてのFUJIYA(富士屋)は、いわゆる日本のどこにでもあるような、チェーン店風の大型居酒屋。「○民」や「笑○」や「白○屋」のような雰囲気をビシバシ漂わせ、暫く祖国を離れている日本人なら、きっと誰でも「懐かしい〜」と感激すること必至です。

日本独特のドリンク(巨峰サワーとかカルピスサワーなど)も充実し、フードメニューの中身も日本の居酒屋と一緒。店員さんはワーキングホリデーで来ているらしい日本人のお姉さんたち。「お箸を一膳いただけますか?」と頼んだところ、「はぁ〜い。チョップスティック一丁〜」という答えが返ってきたのには参りました(苦笑)。日本が恋しい旅人にオススメ。

行った日:2004年8月9日
一緒に行った人:テレビ制作会社のKさん
所在地:Level 1, 605 George Street, Sydney, N.S.W., Australia (George St.とLiverpool St.の角)
魚可津
看板どおり「美味しい魚」を食べさせてくれる店
私はつくづく海の幸が大好きです。動物性の肉を一切口にしないセミ・ベジということもあって、主要な蛋白源は海産物と大豆製品。そんなわけで美味しい魚を食べさせてくれるお店情報には、思わず耳がダンボに…。

一方の芝田さんは、「本当に美味しい魚料理をほんの少量と、上質なお酒があればそれで十分」という人。そんな芝田さんが野生の勘(?)で発見した魚可津は、庶民的で明るいお店。ネタの新鮮さも格別です。

ところで麻布十番にはモモンガが出没するって噂、ご存知ですか? 70年代のミュージック・シーンをご存知の方なら、このジョークわかりますよネ。「ところは東京麻布十番、折りしも昼下がり〜♪」そうです。はっぴいえんどの『暗闇坂むささび変化』。

行った日:2004年7月16日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長の芝田暁さん
所在地:東京都港区麻布十番1-6-5(電話03-3401-7959)
《番外編》駐日フランス大使公邸
ヴァン(ワイン)とフロマージュ(チーズ)はやはり絶品
7月14日と言えば、フランス革命記念日。日本でいうところの「巴里祭」です。毎年この日、フランス大使館では盛大なガーデン・パーティーが催されるとのこと。…というわけで今年は、フランス語ぺらぺら(若かりし頃にパリ在住15年)という国際派のお坊さん、京戸さんのお供で行って参りました。

公邸の入り口で大使ご夫妻にご挨拶をし、館内に一歩入ってみれば、そこはチーズの山! 普段はチーズにもフランス料理にも縁がない私ですが、この日ばかりは濃厚なチーズ(美味)を死ぬほど頂きました。会場には土井たか子さんの姿も見え、インドで一緒に食事して以来5年ぶりに楽しくお喋りするという一幕も。

行った日:2004年7月14日
一緒に行った人:浅草寺僧正で日音院住職の京戸慈光さん
所在地:東京都港区南麻布4-11-44
COCORO
モダン・ジャパニーズ・ダイニング
仲良しのカノンさんから久々に電話がかかってきました。前置きなしでいきなり、「ねえねえ、これから会って飲まない?」「飲もう、飲もう♪」 私たちの付き合いは、いつもこんなふうに(突発的+シュール)÷2なんです(笑)。とりあえず、待ち合わせ場所だけを決めて電話を切りました。

さて、その場所に行ってみれば、外は猛暑。「とりあえず駅ビルに行かない?」「冷えたビールさえ飲めるなら、私は何処でもOKよん」という安易な理由で選んだCOCOROでしたが、入ってみれば店内は居心地が良く、気がつけば6時間近くノンストップでお喋り。さて、私たちはビールを何本飲んだでしょうか(笑)?

行った日:2004年7月13日
一緒に行った人:イラストレーターの篁カノンさん
所在地:東京都新宿区四谷1-5-25アトレ四谷1F(電話03-3351-2169)
《番外編》H2O
お酒を飲んだ私は、まるで水を得た魚…?
「和樂」の取材で、何日間かヒマラヤに籠もっていた4人。デリーに戻ってみれば、下界はやはり暑い、暑い。皆の口から一斉に「とりあえず、ビールを飲みましょう!」という半ば悲鳴に近い声が飛び出しました。

インドは禁酒国ではないものの、飲酒はあまり好ましくない行為と見做されがち。街で居酒屋やバーを探そうにも、日本のように簡単には行きません。やはりこんな時は、ホテルで飲むのが一番です。

Oは、私たちが泊まっていたホテルの1階にある、こじんまりとしたバー。室内には青いネオンの幻想的な光が溢れ、ウォールペインティングは魚や貝殻の絵。まるで水族館の中のようなポップなお店です。

行った日:2004年7月2日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集部の高木史郎さん、写真家の小西康夫さん、助手の伊藤さん
所在地:The Ambassador Hotel, Sujan Singh Park, New Delhi, India(電話91-11-24632600)
流石
喉越し爽やかな蕎麦専門店
3年前から二人三脚をしてきた編集者の芝田暁さんが、このたびご自身の出版社「スパイス」を創設なさいました。オフィスの家具も整い、今日はお祝いの乾杯です。

広辞苑によれば、スパイスは「愛情と豊穣の象徴」だとか。また、蕎麦は荒地でもよく育つ植物で、逞しさの象徴。これからの芝田さんは、人々の心のなかに長く、深く残る本作りをしてくださることでしょう。私も微力ではありますが、そのお手伝いが出来たらと願っています。

「流石」は、修善寺の有名店「朴念仁」のオーナーが経営する蕎麦専門店というだけあって、味は確かです。店内禁煙。7時を過ぎる頃には満席になってしまいますので、必ず予約をして行かれることをお勧めします。

行った日:2004年6月4日
一緒に行った人:スパイス代表取締役社長で編集者の芝田暁さん
所在地:東京都中央区銀座1-19-12理研ビルB1F(電話03-3567-0012)
岸浪漫
発見困難、隠れ家っぽいお店
最近あちこちの飲み屋さんをご一緒させて頂いている小学館の高木さんは、人が見つけないような“掘り出し物”のお店を見つける天才。このかたが選ぶお店と言ったら、“表通りには面していない”、“雑居ビルの上のほうの階にある”、“うっかりすると見落としてしまいそうな地味な看板しか掲げていない”、“いちげんさんが入りにくい小さな店”ばかりなんですから。

ここ「岸浪漫」も、まさにそんなお店のひとつです。入ってみれば、お酒も料理も美味しく、女将もにこやかな人で、全体に寛げる雰囲気。まさに隠れ家と言えるでしょう。私自身も、知らない店に“ふらっと”入ってみるのは好きなほうですが、高木さんの“ふらっと”ぶりにはとても敵いません。いやはや脱帽(笑)。

行った日:2004年5月25日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集長の蔵敏則さん、同編集部の高木史郎さん、編集者の芝田暁さん
所在地:東京都港区赤坂3-21-10赤坂NSビル3F(電話03-3589-6002)
暮六つ
浅草寺から徒歩1分、レトロ三昧なお店
外から見ると、まるで四谷怪談風な佇まいに目が点になるかも知れません。民家を移築した建物の中は、囲炉裏や民芸品が「超レトロな和」の雰囲気を醸し出しています。店のあちこちに飾られた古い刀剣は、先代の社長が集めたコレクションとのこと。とにかく一見の価値あり。もちろん美酒も揃っています。

お店の名前にもなっている“暮六つ”とは、昔の時刻で、(季節によって変動しますが)だいたい今でいう夕方6時頃のこと。酉の刻とも言って、その時刻になると鐘が鳴らされたのだそうです。きっと江戸時代の旦那衆などは、その鐘を聞く頃から三々五々と集まり始めて、飲めや歌えや楽しく風流を楽しんでいたのでしょうね。

行った日:2004年5月13日
一緒に行った人:日本ブータン芸術委員会メンバー各位
所在地:東京都台東区2-2-13(電話03-3842-0906)
寿し幸
30分待ちは当たり前!の人気の秘訣は…
…ずばり、ネギトロです。私は2年前に芝田さんに連れられて初めて「寿し幸」に来たときから、このお店のネギトロに心を奪われてしまったのです(←ちょっと大袈裟(笑))。ともかく美味しい! そして安い! そのため、お店の外にはいつも長蛇の列。それでも30分、いいえ、1時間並ぶ価値はあるお店と言えるでしょう。

このお店のすぐ前には「K寿司」という別の寿司屋が開業しているのですが、今回行ってみると、なんと寿し幸の向かって右隣にまでK寿司の新店舗が進出しているではありませんか。なんだか陣取りゲームをしているみたいな勢いです(次回行ってみたら、左隣にもK寿司が出店していたりして(笑))。

行った日:2004年5月3日
一緒に行った人:編集者の芝田暁さん
所在地:東京都台東区上野4-2-11(電話03-3831-9648)
金太楼鮨 馬道店
箸袋を集めるとオマケがもらえます!
金太楼鮨はあちこちに店舗がある有名店(本店は浅草)ですが、馬道店は特に雰囲気があるともっぱらの評判です。お寿司が美味しいのは勿論ですが、私がハマったのは「爆弾」という一品。納豆、卵黄、イカ刺し、その他諸々がぎっしり詰まった小鉢の中身を箸で掻き混ぜて食べるのですが、これが実に美味しい。辛い物が大好きな私は、あらかじめ入っていたわさびの量では物足りず、3倍ほどに増量して堪能しました。

割り箸の袋を集めると、枚数に応じてお店の商品がオマケになります。明るく楽しいお店。板前さんたちも、なかなかの個性派揃い。

行った日:2004年4月18日
一緒に行った人:お茶のお仲間たち
所在地:東京都台東区浅草3-35-10(電話03-3875-3075)
春秋
鳥居坂にひっそり佇む瀟洒なお店
このたび、担当編集者の芝田さんが幻冬舎を退社されることになりました。「ものを“創作する”仕事に携わる人は、一箇所に長く留まり過ぎてはいけない」を信条とする私は、このニュースに拍手喝采。「お疲れ様でした」と「これからも益々よろしくお願いします」の両方の意味を込め、前途を祝して乾杯してまいりました。

お店の名前は「春秋」。これを聞いて思い出すのは『賈誼伝』の中にある「春秋鼎(まさ)に盛んなり」という一節です。この言葉の意味するところは「今が働き盛りの壮年期である」ということ。人生50年と言われた昔と違い、今は人生80年。本当に楽しいのは後半(40〜)から。芝田さんはまだ38歳。壮年よ、大志を抱け!

行った日:2004年4月16日
一緒に行った人:編集者の芝田暁さん
所在地:東京都港区六本木5-16-47(電話03-3583-2611)
六本木 中国飯店
六本木通りに面したリーズナブルなお店
「素敵なお友達と一緒にご飯を食べようと思うの。真美さんもいらっしゃらない?」 いつもそんな楽しいお誘いをかけてくださる石坂さんは、草刈正雄さんや三田寛子さんなど20数人の大物タレントを抱える芸能プロダクションの社長さん。ご本人がスーパーモデル並みの長身スリム美女で、抜群に“都市が似合う”女性です。

…というわけで今日の食事会の場所は、進化する都市・六本木に決定。オシャレな会食になりました。「中国飯店」は六本木ヒルズの斜め前。このあたりでは昔から有名なお店ですが、料金設定がリーズナブルで、雰囲気は意外に庶民的です。ランチセットも充実していますから、「お昼休みにパッと食事を」という時にも便利かも。

行った日:2004年4月6日
一緒に行った人:クリーム・インターナショナル代表の石坂邦子さん、TMI総合法律事務所弁護士の遠山友寛さん、EPエンジンCEOでデザイナーの坂井直樹さん
所在地:東京都港区西麻布1-1-5(電話03-3478-3828)
御料理 ろばた
看板の万葉仮名が目印です
住所を頼りにこの店を目指しても、おそらく十中八九、たどり着けないことと思います(笑)。なにしろ入り口が裏通りに面している上、看板に書かれているのは万葉仮名のみ。どこを探しても「ろばた」という文字は見当たりません。

その上ここは、いわゆるマスコミ業界人御用達のお店というのでしょうか、“知る人ぞ知るムード”がむんむん。決して“一見さんお断り”ではないらしいのですが、限りなくそれに近い雰囲気ではあります。

但しこういうお店は、一旦知り合いになってしまったあとは、かえってアットホームで居心地が良いもの。ちょっと高めの敷居を越える勇気のある方(?)は、どうぞお試しください。食事もお酒も少量・通好みです。こだわりたい人向き。

行った日:2004年4月1日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集長の蔵敏則さん、同編集部の高木史郎さん
所在地:東京都中央区銀座6-4-5土屋ビル2階(電話03-3571-4047)
THE TAJ
インド料理の老舗
東京に数あるインド料理店のうち、私が最も頻繁に利用しているお店がここ。日本に住むインド人の間でも、この店の味には定評があります。海外から“筋金入りのヴェジタリアン”のお客様が見えたときなど、日本の料亭では対応しきれません(鰹節のだし汁などもNGですから)。そんな時の駆け込み寺としても、ここは◎!

今回ご一緒した谷野さんは、私がインドに住んでいた時の日本大使。ニューデリーでは本当にお世話になりました! ちなみに、ブータン王国の県知事さんたちのお名前の前についている「ダショー」とは、国王から要人に贈られる称号で、西洋でいうSir(サー)の称号のようなものだそうです。

行った日:2004年3月26日
一緒に行った人:ブータン王国ティンプー県知事のダショー・シェラップ・ギルツェンさん、ブータン王国パロ県知事のダショー・ラーム・ドルジさん、日本ブータン芸術委員会メンバー各位
所在地:東京都港区赤坂3-2-7光映ビル1階(電話03-3505-0997)
ソウルハウス
マッコリで気持ちよく酔いたい時は、ここへ直行!
いかにも韓国のお母さんが作ってくれる家庭料理のような、素朴な味わいが懐かしいお店。ビルの地下にあって、ちょっと場所がわかりにくいかも知れませんが、それは言葉を換えると、店内はソウルハウスを目当てにわざわざやって来たお客さんばかりだということ。通りすがりの冷やかし客がいない分、たいへん落ち着いた雰囲気です。

マッコリは、日本酒と比べて翌日に残りにくく、ライトで優しい感じ。ほろ酔い加減の耳に隣のテーブルから聞こえてくる会話は韓国語。店内のテレビに映っているのは韓国の連続ドラマ。本当にソウルの小路に紛れ込んでしまったかと錯覚を起こしそうな、リトル・コリアと呼びたい素敵なお店です。

行った日:2004年3月15日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区大久保2-19-1セントラル大久保ビル地下1階(電話03-3200-6979)
安楽亭
ぶらりと立ち寄りたい気楽なお店
最近、下町情緒にどっぷり浸かっております。なにしろ私の家から浅草寺雷門までは、歩いてたったの10分。この地の利を生かすためにも、地元の美味しいお店を探索しなくちゃ…と思いまして。今日ご一緒していただいた京戸さんは、浅草の生き字引き的存在。お坊さんなのにフランス語がペラペラという、大層ユニークな教養人でもいらっしゃいます。

お坊さんと出かけた先が「安楽亭」というのも何だか出来すぎた話(ブラック・ユーモア?)なのですが、こじんまりした店内は、名前のとおり楽々と安らげる雰囲気でした。“一見さん”としてよりも“馴染みさん”になって通ったほうが、さらに居心地が良さそうな家庭的なお店。お料理は良い意味で素朴。日本酒が充実しています。

行った日:2004年3月6日
一緒に行った人:浅草寺日音院ご住職京戸慈光さん、他
所在地:東京都台東区浅草3-17-6(電話03-3871-5198)
米久本店
百年の老舗 牛鍋の店
セミベジタリアンのくせに牛鍋専門店〜!? …と突っ込みを入れられそうですが、私とて、何も好き好んで牛鍋専門店に行ったのではありませぬ。なにしろ飲み会の主催者が、このお店を指定してしまったのですから〜(ウルウル)。私はひたすらネギを食べながら「五一ワイン」の赤を飲んでおりました(ちなみに五一ワインはmade in 信州です)。

しかし、さすがは百年の歴史を持つ老舗。この店の風格はタダモノじゃありません。入り口を入ってすぐのところに番頭さんらしき人が座っていたり、部屋に呼び鈴(旧式!)が付いていたり、暖房器具はエアコンではなくストーブだけだったり、妙にゾロ〜ッと長い廊下がレトロだったり、等々。牛肉がダメな私も、雰囲気とお酒は十分に楽しませて頂きました。

行った日:2004年3月1日
一緒に行った人:「顔学会」理事で東大教授の原島博さん、クリエイティブ・ディレクターの榎本了壱さん、建築家の團紀彦さん、日本画家の千住博さん、ミュージシャンのサエキけんぞうさん、女優の蜷川有紀さん、漫画家の中尊寺ゆつこさん、ハイパーメディアクリエイターの高城剛さん、テキスタイルデザイナーの本田純子さん
所在地:東京都台東区浅草2-17-10(電話03-3841-6416)
山形
冬はやっぱり、みんなでお鍋!
「インフルエンザも流行ってることだし、皆であんこう鍋を食べて温まろうよ!」という元気なお誘いを受け、いそいそ出かけて参りました。集まったメンバー9人のうち2人までが、昨日だか今朝だか知りませんがぎっくり腰になってしまい、鍼灸治療院に行ったその足で飲み会に来たということで、その根性には恐れ入りました(笑)。

「山形」はあんこうだけでなく、ふぐ、活魚、うなぎ、すっぽん料理も得意なお店。メインのあんこう鍋は、全国から取り寄せているという3種類のお味噌を混ぜた「味噌風味」がオススメ。飲み物は、この時期なら断然、ヒレ酒が美味しいでしょう。個室はなく、座敷に正座(※掘り炬燵ではありません)なので、ぎっくり腰の人にはキツイかも(笑)。

行った日:2004年2月3日
一緒に行った人:建築家の黒川紀章さん、建築家の黒川雅之さん、クリエイティブ・ディレクターの榎本了壱さん、建築家の團紀彦さん、ミュージシャンのサエキけんぞうさん、早稲田大学大学院教授の植草一秀さん、女優の蜷川有紀さん、漫画家の中尊寺ゆつこさん
所在地:東京都渋谷区西原3-23-5(電話03-3460-4667)
一心
「ばらちらし」が得意な寿司処
お店に置いてあったリーフレットによれば、お寿司の変遷は「馴れ寿司」に始まり、慶長年間頃から御飯と一体になって「押し寿司(別名「箱寿司」)」→「散らし寿司」→「早寿司(別名「一夜寿司」)」と発展してきたのだそう。

一心のお得意は「ばらちらし」だそうですが、「散(ばら)寿司」と「散らし寿司」は同じ意味ですから、「ばらちらし」(漢字で書くと「散散らし」)は一種の重ね言葉。ちなみに「五目寿司」と「起し寿司」も、「散らし寿司」と同じ意味だそうです。

「一心」では、お客さんがカウンター席に座ると、担当の板前さんがきちんと頭を下げて「よろしくお願いいたします」と挨拶してくれます。寿司屋の身上は清潔感だと常々思っていますが、その意味でも大変気持ちの良いお店です。

行った日:2004年1月27日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都文京区湯島3-43-12(電話03-3835-4922)

珍しい普茶料理の専門店
梵語に梵天、梵唄…。「梵」は天竺を意味する枕詞ですが、このお店の専門はインド料理ではなく、普茶料理。

広辞苑で「普茶料理」と引くと、「中国式の精進料理。油と葛粉を用いるのを特徴とする。(中略)黄檗山万福寺に伝えられたので黄檗(おうばく)料理とも言う」とあります。普茶(大衆に対して行なう茶の接待のこと)が終わってから料理を出したため、この名が付いたとか。

一般的な精進料理に比べてやや脂っこく、甘味が強いように感じましたが、吉祥を意味する梵字が1文字刻まれたお菓子が供されるなど、楽しいオマケつき。話のタネに如何でしょう。場所は、酉の市で有名な「おとりさま」の近くです。

行った日:2004年1月16日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集長の蔵敏則さん、同編集部の高木史郎さん
所在地:東京都台東区竜泉1-2-11(電話03-3872-0375)
一文
お店屋さんごっこ感覚で楽しむ大人の酒膳料理
昨年のお正月、浅草寺でそれぞれ「第九十九番大吉」おみくじを引いた芝田さんと私(ふたりが同じ番号のおみくじを引く確率は、わずか10,000分の1だったんですよ)。昨年以上の幸運を祈願して、今年も浅草から1年をスタートさせました。

「一文」では、お店に入るなりまずは木札を購入します。これが店内で使える唯一の通貨。あとは、食べ物や飲み物を注文する都度、木札でお支払いをする明朗会計システム(木札1枚の価値は、一文=100円)。ほら、子どもの頃にオモチャのお金で買い物ごっこをしたでしょう? あれとそっくりのワクワク気分が味わえるというわけですね。

日本中の銘酒・地酒のほか、ふぐの唐揚げ、あわびのステーキ、鯨の竜田揚げなど酒膳料理も充実した楽しいお店。

行った日:2004年1月10日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都台東区浅草3-32-2(電話03-3871-1015)
浅草 初音小路
競輪競馬に熱狂するお兄さんお姐さんが集まる不思議空間
最初にお断りしておきますが、「初音小路」はお店の名前ではなく、飲み屋が立ち並ぶ小路の名前です。

いつもは扉を固く閉め、一見さんは入りづらい雰囲気のお店ばかりですが、お正月のためかこの日は扉を開放し、道にテーブルと椅子まで出してオープンな雰囲気。私が入ったのは「アリス」というお店(犬連れだったので屋外のテーブル)でしたが、周囲には似たような佇まいの小さなお店がたくさんあって、どの店に入って良いやら迷ってしまうほど。

この日は競輪だか競馬があったらしく、お客さんたちは馬券らしきものを握りしめ、テレビの画面を見つめて大騒ぎ。「今日はツイている」というお兄さんがブースケに当たり馬券をプレゼントしようとするので、断わるのに一苦労でした(笑)。

行った日:2004年1月5日
一緒に行った人:犬のブースケ、家族
所在地:東京都台東区浅草初音小路(花やしきの近く。ブースケの毎日の散歩コース(笑))
FUNERAL
生前葬がテーマのお葬式ダイイング
ダイニング
お客さんの生前葬を上げてくれる(?!)という非常識きわまるコンセプトのお店、その名も「フューネラル(英語で「お葬式」の意味)は、最近流行のお客さん参加型エンタメ系ダイニングです。

入り口で白装束を着せられ、頭に三角の布を付けられて三途の川を越え、怪しげな読経と木魚の音の鳴り響く中を進んで行けば、見えてくるのは霊柩車に棺桶、遺影の飾られた祭壇(実はカウンターバー)などなど、ヒェ〜なものばかり。

この先は、是非ご自分の目で確かめてください。あっと驚くドリンクもあります。ブラックユーモアのわかる人や、お化け屋敷が好きな人には絶対オススメの穴場ですヨ(詳しい情報は、「週刊マミ自身」第116号をご参照ください)。

行った日:2003年12月26日
一緒に行った人:英国留学中(一時帰国中)のジュンスケさん、カナダ留学中(一時帰国中)のケンタロウさん、娘のLiA
所在地:東京都中央区銀座8-5-6中島商事ビル9F(電話03-3571-3799)
並木藪蕎麦
浅草でお蕎麦といったら、やっぱりここでしょう
浅草の特長は、朝が早く、したがって夜の店じまいの時間も早いこと。新宿や銀座で飲むような感覚で出かけると、もう暖簾がしまっているなんて事態も珍しくありません(飲食店のみならず、あらゆる店舗がそうなのです)。

浅草を代表するお蕎麦さん・並木藪蕎麦も例外ではなく、閉店がなんと7時半(ラストオーダーは7時頃まで)。こういう店ではぐずぐず長居をせずに、サッと飲んでサッと食べてササッと引き上げるのが粋というもの。

オススメは、冷やの樽酒に天ざるの組み合わせ。人気店ですから特に年末は混み合いますが、待つだけの価値あり。これからの季節なら、羽子板市や初詣の帰りに立ち寄ってはいかがでしょう。

行った日:2003年12月14日
一緒に行った人:茶道表千家不白流正師範・荒井宗羅先生とそのお弟子さんたち
所在地:東京都台東区雷門2-11-9(電話03-3841-1340)
ふじ
さりげなく、粋。すっきりと、和
神楽坂といえば、裏通りを歩けば三味線の音が聞こえてくるような、東京でも指折りの“粋な”町。その神楽坂に、ごくさりげない佇まいの「ふじ」はあります。何よりもその、飾り気のない普通な感じに好感が持てます。

寿司が得意な店のようですが、その前に次々と出される小鉢のお味もなかなかのもの。板前さんが講釈を垂れたりせず、あくまでも一歩引いた感じで静かに微笑んでいるのも好い感じ(ときどき、お客さんに対してぐちゃぐちゃ偉そうに指示をするお店がありますが、私はそういうのが大嫌いなので(笑))。

すみずみにまで気配りが行き届いていて、本当に気持ちよく酔えるお店でした。

行った日:2003年11月27日
一緒に行った人:小学館「ドマーニ」編集長の花塚久美子さん、「和樂」編集部の梅原典子さん、高木史郎さん
所在地:東京都新宿区津久戸町3-14モアナビル1F(電話03-5261-8047)
小笠原伯爵邸
かつての伯爵邸、今はスペイン料理店
小笠原伯爵邸は、小笠原家の第30代当主(長幹氏)の本邸として昭和2年に建てられた、和洋折衷のハイカラな建物。パティオ(中庭)や青い瓦など、スペイン建築の特長が随所に見られるほか、イスラム風の円筒形シガールーム(喫煙室)などもあって、異国情緒たっぷり。この素敵な建物が、1年前からスペイン料理店として開放されているんです。

以前、東大の藤森照信教授と「建築探偵」(信越放送)という番組で「擬洋風建築」(宮大工など日本の技を駆使し、西洋の形を真似て造った建築物のこと)をレポートしたことがありますが、小笠原伯爵邸も、西洋が日本にとって純粋に憧れの対象だった古き時代が香る建造物。ゆっくりとグラスを傾け、静かに会話を楽しみたい大人のアナタにお薦めします。

行った日:2003年11月20日
一緒に行った人:北京出身の経済学者・宋立水さん、上海のアパレルメーカー社長・肖菊芳さん
所在地:東京都新宿区河田町10-10(電話03-3359-5830)
PRONTO
庶民派の“けんちゃん”と行く、ごくフツーのお店♪
この日は日産フェアレディZの新車発表パーティーがあったのですが、なにしろ場所は有明。会場から一歩外に出れば、あたりは閑散としている上に、海風ピュ〜ピュ〜寒い寒い。近くに馴染みのバーなんて一軒もありません。

さてどうしたものかと困りかけたその瞬間、サエキさん(通称けんちゃん)は何気ない顔で、「あっ、こういうときはですね、あのお店が便利なんですよ」。言うなり、先に立ってサッサと歩いて行ってしまいました。急いで後を追う私…。

着いたところは、電気が煌々とともり、まるで昼間のように明るくて健康的な(笑)PRONTO。薄暗いバーに慣れてる私には、かえって新鮮でした。さっすが庶民派けんちゃん、昨年11月1日の「居酒屋」に引き続き、場所選びがシブイ!

行った日:2003年11月17日
一緒に行った人:ミュージシャンのサエキけんぞうさん
所在地:東京都江東区有明3-1TFTビル2F(電話03-5530-5755)
《番外編》Writer's Bar
モームはじめ歴代の作家に愛されたバー
シンガポールを代表する名門ホテル、ラッフルズ。ここの正面玄関を入った先にある「ライターズ・バー」は、文字どおり多くの作家たちが集ったことで知られる名物バー。ロビーからそのまま続く開放的なフロア―の造りと、片隅でピアニストが静かにスタンダード・ナンバーを弾いているあたりが、なかなか好い感じ。

このバーで、共に2月27日生まれの作家であるテレサと私は、お互いが現在書いている小説のこと、私生活のこと(テレサの長男と私の長女、テレサの次男と私の長男はかつてインドのアメリカン・スクールで同級生だったのです)など、熱〜く語り合いました。「来年はアルゼンチンのバーで飲みたいわね」というテレサの言葉が現実になりますように…

行った日:2003年10月22日
一緒に行った人:アルゼンチン出身の作家 テレサ・ハービンガーさん
所在地:Raffles Hotel, 328 North Bridge Road, Singapore(電話6337-1886)
割烹 伯鷹
歌舞伎町とは思えない静かな佇まいが嬉しい店
東京の真ん中に住んでいると、季節の移ろいを肌で感じることは稀。そういう意味で、畳の上で季節料理(旬のもの)を美味しく食べさせてくれるお店は貴重な存在です。そのうえ値段が手頃とくれば、嬉しさも格別。

伯鷹(はくたか)は、歌舞伎町2丁目の雑居ビルの中にあることが信じられないほど落ち着ける店。部屋はすべて個室だそうで、私たちが通された小さな和室には、どこかの温泉旅館を髣髴させるような鄙びたムードさえ漂っていました。

すっぽん鍋に鱧松茸土瓶蒸し、ふぐ、アワビ、ウニを食べ終わるまでには、ほっぺたが何度も落ちてしまうこと請け合い。各地の銘酒や珍しい芋焼酎なども揃っていて、納得のお味と値段でした。

行った日:2003年10月7日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区歌舞伎町2-46-7第三平沢ビル1F(電話03-3209-1949)
一茶庵 かしはや
注文の多い手打ち蕎麦処(だけど美味しい)
名物“三色そば”が美味しいと評判のかしはやさん。「色々と注文の多いお店なの。覚悟して行ってね」とは、食通のMさんからの忠告。「注文の多い料理店」ならぬ注文の多い蕎麦屋さん…気になります。早速行ってみて、驚きました。

まずは店主から三色そばの正しい食べ方が指南されます。「更科蕎麦、もり蕎麦、田舎蕎麦の順番で食べてください。更科ともりはさっさと食べて、田舎はゆっくりと」。食事中、私達が仕事の打ち合わせをしていると再びお店の人が顔を出し、「おしゃべりしないで召し上がれ。お蕎麦は刻々と味が変わってしまうから」。確かに、蕎麦屋では長居をしないことが通人の条件と言いますね。お蕎麦の味は確かなので、じっくり堪能したい人にはお薦めの店。お酒との相性も最高。

行った日:2003年10月6日
一緒に行った人:小学館「和樂」編集部の梅原典子さん
所在地:長野県長野市南千歳町865(電話026-228-2877)
Show Theater サムライ
綺麗で気立ての良いニューハーフたちが迎えてくれます
ニューハーフ・パブの中には、ただ甘ったるい媚びを振り撒くだけの、ナルちゃん揃いの店も少なくないのですが、サムライはそんなヤワな店とは一味も二味も違います。ここの美女たちは、芸もハートもある、芯のしっかりした子ばかり。アットホームな雰囲気の中にも、良い意味でのプロ意識を感じさせてくれるステキなお店です。

ショー・タイムに繰り広げられる舞台からは、きちんとした演劇的メッセージと、曼荼羅的な奥行きが感じられました。シェイクスピア劇風のコントでは、「自分が何の役を振り当てられたか忘れてしまった役者(=自分がここに存在する意味を模索する男)」が登場、コメディの中に、実は深い哲学命題が隠されていたりして、◎(花マル)の出来栄えでした。

行った日:2003年9月9日
一緒に行った人:ジンドー学園の神藤隆良さん、美術家の島袋道浩さん
所在地:千葉県市川市八幡3-1-3F(電話047-323-5335)
給食当番
何から何まで小学校の教室を再現した「給食」がテーマのお店
「5年生」と札のかかった木の扉をガラガラと開ければ、そこは小学校の教室! 真正面には昔ながらの黒板。教壇の上には先生用の机、その手前にずらっと並ぶは生徒用の机。赤いランドセルに黄色い帽子、真っ白な給食袋などの小道具もあちこちに置かれ、日本人なら誰だって「うわ〜、懐かし〜い!」と叫んでしまうこと請け合いのお店です。

今日の献立はサラダ、鯨の竜田揚げ、ソフト麺(漬け汁はミートソース)、ミルメーク付き牛乳、冷凍みかん、小さく切った食パンの上に生クリームと果物が載ったデザートなどなど。ちなみにミルメークの味は6種類の中から選べますが、私は「抹茶きなこ味」を選んで大失敗しました(笑)。やっぱりオーソドックスにコーヒーかココア味が無難みたい。

 ※「5年生」の教室には、必ず電話予約をしてからお出かけください。

行った日:2003年9月5日
一緒に行った人:仲良しのリリアン、お転婆なゆきちゃん、学級委員の太郎くん、年上女から狙われやすいかめちゃん
所在地:東京都台東区元浅草1-4-4(電話03-3847-0537)
《番外編》東京アメリカンクラブ
TOKYO AMERICAN CLUB
ロシア大使館のすぐ裏手にアメリカンクラブが存在するというのも不思議(ブラックユーモア?)ですが、ここは在京アメリカ人たちの社交場として昔からつとに有名な場所(ごめんなさい。残念ながら会員制です)。今日は、親しい女友達(鳥居晴美さん)が主宰する子供地球基金の創立15年を祝って、さまざまな国籍の仲間が集まりました。

奇しくも27日は火星大接近の日。東京タワーの横にぽっかり浮かんだ火星を眺めながら、地球の美味しいお酒に酔わせていただきました。ところで、もしも宇宙人が存在するとして、彼らもやっぱり宇宙のどこかでお酒を飲んでいるのでしょうか? 宇宙酒…死ぬまでに一度でいいから飲んでみたい(って言うか、飲んだ途端に死んじゃったりして(笑))。

行った日:2003年8月27日
一緒に行った人:子供地球基金コアメンバーの約40人(日本人、アメリカ人、フランス人etc.)
所在地:東京都港区麻布台2-1-2
CERVEZA
六本木交差点から徒歩30秒、俳優座の真向かいにあるビアパブ

第26回日本文化デザイン会議シンポジウム(「縮めたり伸ばしたりして見てみよう」)の司会進行役兼パネリストを務めた私。聴講に来てくださったお友達と、世界のビールを取り揃えたビアパブ“セルヴェザ”で打ち上げをしました。

シンポジウムで喉がカラカラに乾いていた私は、インドのマハラジャビール(初めて飲んでみましたが、案外イケます!)を皮切りに、この夜はイスラエルのビール、エジプトのビールと、徹底的にビール三昧。平日(月曜日〜金曜日)は朝の5時まで営業という思い切りの良さが嬉しいお店です。

行った日:2003年8月23日
一緒に行った人:東京三菱銀行の小島秀男さんご夫妻、住友商事の中島敬二さんご夫妻、サンシャインシティ・コンベンションセンター次長の大島徳彦さん、公認会計士の宮沢正樹さんご一家、DIP社長の岡田さんご夫妻、インターレップス社長の中込敏寛さん、異業種交流会「江戸城」城主の佐藤勝久さん+お友達、マミリン・ファンクラブBBS常連さんのこじさん+姉ちゃん、キバちゃん、かめちゃん、うちの家族全員
所在地:東京都港区六本木3-11-10 ココ六本木ビルB1F(電話03-3478-0077)
蔵部(くらぶ)
北斎が愛した町・小布施を代表する食事&酒処

「栗菓子の小布施堂」といったら今や全国的に有名ですが、ここの経営者である市村家(別名・高井鴻山家)は、もともと酒造業や塩の商いなどで名を馳せた豪商。このうちの酒造業(桝一市村酒造場)は宝暦5年の創業で、画家・北斎が高山家に逗留した当時から今日に至るまで、数々の美酒を造りだしてきました。

酒「蔵」の一「部」を利用した「蔵部」では、薪と炭で調理した料理が供されます。自家製の大吟醸生酒は、静かに飲むなら Kozan、日常から離れ華やかな気分に浸りたいなら Hekiiken をお試しあれ♪

行った日:2003年8月13日
一緒に行った人:小布施堂代表取締役社長の市村次夫さん、他
所在地:長野県小布施町808(電話026-247-2027)
Raj Mahal
暑気払いに濃厚なインド料理はいかが?

東京でインド料理屋さんがたくさん軒を並べている街といえば、何と言っても銀座が有名。と言うわけで、日頃『ブースケとパンダ』シリーズを作ってくださっている皆さんと一緒に繰り出した先は、銀座のラージ・マハール。宮廷料理などを出してくれる割には、とっても気さくな雰囲気のお店です(私はときどきランチを食べに行っています)。

主に宗教上の理由からアルコール後進国のインドですが、最近は徐々に美味しいお酒を造る技術も育ってきました。中でも特にオススメなのは、ラム酒の「オールド・モンク」とビールの「キング・フィッシャー」。ラージ・マハールでは後者を楽しむことができます。ちなみにキング・フィッシャーは、インドに棲息する色鮮やかな鳥の名前(日本で言うカワセミ)。

行った日:2003年8月6日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん、時田有希子さん、『ブースケとパンダ』シリーズ制作スタッフの内田久美子さん、小島明子さん
所在地:東京都中央区銀座8-8-5 太陽ビル4F(電話03-5568-8080)
酒処 呑來醍
恋のオランダ坂って…どこにあるんですか???

第26回日本文化デザイン会議東京・六本木ヒルズ(8月22日〜31日まで六本木の森アークヒルズで開催予定)の記者発表会があり、そのあとで二次会に繰り出した先が、ここ「呑來醍」(これで「どんきてい」と読むそうです)。例によって、普通の居酒屋には似つかわしくないような、キャラの濃〜い顔ぶれとなりました(笑)。

まずはメニューを一瞥し、「恋のオランダ坂」というベタなネーミングの芋焼酎があることを知って、一同爆笑。「なんだかわからないけど、面白いからとにかく飲んでみよう!」ということになって、早速ボトルを注文。ロックで呑んだら結構な美味、すぐ2本目を追加注文することに。全体的な料金設定も良心的で、すこぶる居心地の良いお店でした。

行った日:2003年7月4日
一緒に行った人:アーティストで東京芸術大学助教授の日比野克彦さん、建築家の團紀彦さん、ミュージシャンのサエキけんぞうさん、クリエイティブ・ディレクターの榎本了壱さん、森美術館(Mori Art Museum)の林牧人さん
所在地:東京都港区芝浦3-1-30 東展企業ビル(電話03-3452-2134)
ARABIAN ROCK
ランプの精まで登場するテーマパーク型バー

最近流行のバーと言ったら、ズバリ、「アミューズメント系」。テーマパークのようなエンターテインメント性があって、お客さんも適度に参加できるショーがあることが、この手のバーのお約束。

アラビアン・ロックは、そうしたアミューズメント系バーの代表格。入り口のランプをこすると、ベリーダンサー風のドレスを着て頭からヴェールをかぶったお姉さんたちがやってきて、至れり尽せりで席に案内してくれます。そのあと食事を運んでくるのは「召使い」や「ランプの精」など。誕生日の人には、申し出るとケーキのプレゼントもあり。

店内はアリババが住んでいた街を彷彿させるような怪しい造り。ワイワイ賑やかに飲みたいグループにオススメです。

行った日:2003年5月30日
一緒に行った人:ファッションデザイナーの岡正子さん
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-16-3 新宿スクエアビル2F・3F(電話03-5292-5512)
ASIAN MAMA'S DINING
とっても家庭的なタイ料理のお店
辛すぎず、多すぎず、本格的過ぎず。まさに、ごくフツーの家庭で作るようなタイ料理が食べられるお店です。

飲み物のオススメは各種カクテル。「ウォッカ・ベースのさっぱり味が飲みたいな」、「テキーラ・ベースで舌がヒリヒリするほど辛いの作って」などとお願いすれば、お店の人が適当に見繕ってくれます。とにかくアットホームなお店ですから、お母さんかお姉さんに頼むような調子で、食ベ物の味付けの好みなども遠慮なくリクエストしてしまいましょう。

10人もお客さんが入れば一杯になってしまいそうな、こじんまりした店舗。場所は、有名な西麻布のホブソンズのすぐ近くです。この界隈には、目立たないけれど洒落た飲食店多し。要チェック!

行った日:2003年5月28日
一緒に行った人:女優の蜷川有紀さん
所在地:東京都港区西麻布4-11-11 (電話03-5464-2289)
唐人凧
ふぐ料理としゃぶしゃぶの店
「最近、ふぐを食べていませんね」。「たまには行きますか、ふぐ料理」。というわけでやって参りました、唐人凧(とうじんだこ)四谷三丁目本店。とらふぐと生ズワイ蟹のしゃぶしゃぶを肴に、熱ぅいヒレ酒を堪能させて頂きました。

「ふぐ食う無分別、ふぐ食わぬ無分別」、「ふぐは食いたし命は惜しし」と言うように、毒があるのに(毒があるから?)美味しい、まさに命がけの究極の美食、それが河豚料理。ふぐは古くは「ふく」と言い、漢字で書くと「河豚」。ただし、豚は豚でも当方のブースケとは何の関係ありませんので、悪しからず(笑)。

ちなみに唐人凧とは、山深い会津地方に古くから伝わる民芸凧の名前だそうです。

行った日:2003年5月23日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区愛住町5 四谷セイフービル3F(電話03-3359-0615)
エスプレッソアメリカーノ
レインボー・ブリッジを眺めながら寛ぎたいときに
お台場で公園デビュー(笑)を果たした犬のブースケ。お台場公園には犬連れの散歩人が多く、愛犬と一緒でもOKのオープンカフェが何箇所かあります。

そのうちのひとつ、エスプレッソアメリカーノは、テラス席はワンちゃんもOK!のオシャレなカフェ&バー。ちなみに、左隣の席にはチワワを連れたカップルが、右隣にはミニダックスを抱いたモデル風の男性がすわっていました。

テラス席の目の前はレインボー・ブリッジ。モスコーミュールを啜りながら、夕日に照らされた東京湾をぼけーっと眺める幸せ。ブースケも、綺麗なガラスの器に入ったお水をもらって(注/本人はたぶんお酒を飲んでいるつもり(笑))、終始満足そうでした。

行った日:2003年5月10日
一緒に行った人:犬のブースケ
所在地:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ3F(電話03-5500-5032)
美山亭
桃源郷、究極の隠れ家と呼ぶにふさわしい料亭
善光寺から雲上殿に向かう、九十九(つづら)折れの坂道を登りきると、そこは下界の喧騒が信じられない桃源郷。かがり火が、静かに客人を出迎えてくれます。山の斜面にたたずむ客室は、すべてが“離れ”。世に隠れ家は数あれど、美山亭(みやまてい)は、まさに究極の隠れ家と呼びたい料亭なのです。

焼酎好きな芝田さんと私は、今日は“神の河”(かんのこ)で乾杯。和食のフルコースはこの季節にふさわしく、蛸桜煮、穴子桜寿司、桜豆腐、桜麩、桜アイスと、桜づくし。窓の外は、散り始めたばかりの桜吹雪。少し遅い雪国の春を、しっとりと堪能させていただきました(ちなみにマミリンが学んだ長野西高校も、同じ山の少し下手にあります)。

行った日:2003年4月22日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:長野県長野市上松3-6-35(電話026-235-3800)
VAMPIRE CAFE
吸血鬼がテーマの劇場的な異空間バー
何の因果か、2日つづけて銀座6丁目で飲むことになりました。

行った先は、ヴァンパイヤ(吸血鬼)のお城をイメージしているらしい、おどろおどろしくも妖艶な空間。薄暗い店内のそこここには、蝋燭やランプの灯が揺らめき、真紅と黒が基調のインテリアを微かに照らし出します(隣の席とのパーティションになっているベルベットの赤いカーテンも、劇場の緞帳みたいでイイ感じ)。

床の上に目を転じれば、ドラキュラ伯爵御用達(?)の棺桶、天井の近くにはコウモリのオブジェ。ウェイターさんたちはゴシックな黒服。どうせならお客のほうも、黒づくめの服装で参りましょう。カーテンで半分仕切れるアベック席あり。

行った日:2003年4月10日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル7F(電話03-3289-5360)
銀座 天一
揚げたての“旬の食材”を頬張る幸せ
前日(4月8日)に69歳のお誕生日を迎えた黒川紀章さんのため、ハッピー・バースデーの乾杯を♪ というわけで、みんなが向かった先は、銀座の有名な天麩羅屋さんです。

席につくなり「海老4本!」と注文なさった黒川さんの勢いにつられ、「それじゃあ私も、海老を4本!」と、思わず口を滑らせてしまった、無謀な私。ところが結果は、「海老、もう4本いただけます?」と追加注文したくなってしまうほどの、後味の良さなんです。フキノトウ、タラの芽など、旬の食材も豊富。ハスも美味しかったなぁ。

で、結局は、私たちがお祝いするはずが birthday boy の黒川さんご自身にご馳走になってしまいました。多謝。

行った日:2003年4月9日
一緒に行った人:建築家の黒川紀章さん、建築家の團紀彦さん、クリエイティブ・ディレクターの榎本了壱さん、アーティストで東京芸術大学助教授の日比野克彦さん、女優の蜷川有紀さん、舞踊研究家の芳賀直子さん、プロデューサーの河原敏文さん
所在地:東京都中央区銀座6-6-5(電話03-3571-1949)
浅草染太郎
話のタネに一度は是非!のユニークなお好み焼き屋さん
拙宅から徒歩5分という地の利の良さに加え、「えっ?」と驚く良心的な料金設定、そして何よりも、昭和初期を髣髴させる古い民家を再利用した味わい深い店構えに釣られて、たびたび利用している染太郎。

年季の入った外観は、どことなく四谷怪談風。しかも入り口と出口が別の場所という、なんとも不思議なお店です(入り口で脱いだ靴は、ビニール袋に入れて各自で持ち歩くシステム)。

人気があるため、30分〜1時間待ちはあたりまえ。浅草寺あたりで噂を聞きつけたらしい外人さんも、たくさん来ています。22時30分閉店(ラストオーダーは22時)、席数が少ないので早めに行くことをオススメします!

行った日:2003年3月22日
一緒に行った人:英国留学中(ただいま一時帰国中)のジュンスケさん、うちの家族全員
所在地:東京都台東区西浅草2-2-2(電話 03-3844-9502)
《番外編》日本外国特派員協会
The Foreign Correspondents' Club of Japan
「真美お姉さま、美味しいモロッコ料理を召し上がりながら、官能的なベリーダンスをご覧になりませんこと?」 互いを“姉” “妹”と呼び合っている淳子ちゃん(特派員協会勤務)からお誘いを受けて出かけた先は、同協会のダイニング・ルーム。日本駐在の外国人ジャーナリストたちが集まる憩いの場です。

今回のモロッコの夕べは “Around The World Cuisine” と銘打たれたイベントの一環。このあとも南アフリカ料理の夕べ、ブラジル料理の夕べ、アルゼンチン料理の夕べ…と、「食」イベントが続くようです。協会内にはダイニング・ルームの他、ラウンジ・バー、寿司バーもあって、いずれも各国のジャーナリストたちで賑わっていました。残念ながら会員制。

行った日:2003年3月5日
一緒に行った人:ジャーナリストで早稲田大学講師の小林デロイ敦子さん
所在地:東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル20階(電話 03-3211-3161)
Deco's Dog Cafe
犬と人が一緒に楽しめるカフェ
2日前に仔犬の “ブースケ” を飼い始めたばかりの私。早速、ここ数年でグーンとその数が増えたと噂の「犬を同伴できるレストラン」に出かけてみました。

『犬がよろこぶ手作りおやつ50のレシピ』という本の著者(Decoさん)経営のお店というだけあって、犬用メニューの中身は、チキンのパイ包み焼き、チーズヨーグルトケーキなど、「これが本当に犬の食べ物?」と仰天するほど立派な内容。

人間用にオススメなのは、「どれでも1本3000円」と銘打った世界のワイン。明るく清潔な雰囲気とお手頃価格は、犬好きの食いしん坊さんにピッタリかも。スタッフの皆さんも親切。代官山駅北口から徒歩5分です。

行った日:2003年2月14日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都渋谷区恵比寿西2-20-14 (電話03-3461-4551)
あぐり
今年で30周年を迎える銀座の老舗バー
入り口のドアには〈会員制〉の札。しかも銀座の老舗バーと聞けば、なにやら恐ろしく敷居の高い店を想像なさるでしょうが…。いったん常連になってしまえば、こういう店こそかえって居心地の良いもの。「あぐり通い歴20年(笑)」の私にとって、ここは気軽にふらっと立ち寄れる“自宅の延長線上”のようなバーなのです。

今回ご一緒したのは、東京で開催中の世界情報通信サミット出席のため、3日間だけ来日中のUNESCOのカーンさん。築地でお寿司→銀座でお酒というコースをたどりました。途中に立ち寄った別のお店で、旬の人ボブ・サップが隣り合わせるという椿事も発生。なんだかとってもゴージャス(笑)な夜でした。

行った日:2003年1月14日
一緒に行った人:ユネスコ事務局長補のアブデュル・サヒード・カーンさん、他
所在地:東京都中央区銀座7-5-4 海東ビル 4F(電話03-3574-0033)
三笠コンチネンタル
お手軽な予算で美味しいワインとランチを♪
妙齢の美女4人(←あくまでも自己申告です(笑))が集まったのは、地下鉄広尾駅から徒歩3分ほどの閑静な住宅街の中にある、明るく清潔感あふれるレストラン。適度に隠れ家っぽく、適度にお安く、嫌味にならない程度にエレガント。その“ほどほど感”が、女友達とランチを楽しむ場所として◎。

「ねぇねぇ、この中で誰がいちばんモテルかなぁ」「やっぱり○○ちゃんでしょう?」「◇◇ちゃんも、案外…だったりして」「△△ちゃんはマジメすぎ! もっと遊びなさいよ〜」なんて女学生チックな会話も弾みます。

パスタ類が美味しく、量は多すぎず適量。ワインが充実しているのも嬉しいですね。

行った日:2003年1月10日
一緒に行った人:女優の蜷川有紀さん、映画コメンテーターのこはたあつこさん、舞踊研究家の芳賀直子さん
所在地:東京都港区南麻布5-14-15 Arisugawa West 1F(電話03-3448-8924)
テジョンデ
ピリリと辛いお刺身が美味しい、韓国伝統活魚専門店
アジアのHOTな食べものが大好きな、芝田さんと私。1年の計はお正月にあり、というわけで、今年は辛いものづくしの韓国料理でスタートを切ってみました。

床の上にじかに座布団を敷いて座るテジョンデは、気軽に入れる居酒屋風のお店(お兄さん達がとっても親切!)。生簀(いけす)で泳いでいる魚をさばいてもらい、これをピリ辛ソースにつけて食べると、一気にからだが温まってきます。淡白なはずのお刺身が、ソースひとつでこんなにも濃厚なお味になるとは…。

お刺身のほか、つき出しが18皿もついてボリューム満点。マッコリもまろやかで、大納得のお味でした♪

行った日:2003年1月5日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区百人町1-6-15 NKビル2F(電話03-3207-8881)
《番外編》SHIKI JAPANESE RESTAURANT
シドニー屈指のお寿司屋さん
「なにも、シドニーに行ってまでお寿司を食べなくても…」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、それは聞こえなかったことにしてと…(笑)。実は今、シドニーでは日本食がブーム。特に巻寿司は、どこの町でも簡単に買えるほど一般的な食べ物なんです。日本料理店も、高級店からテイク・アウェイ店まで多種多様。

あまたある日本料理店のうち、食通の友人達が声をそろえて「あそこのお寿司は美味しいよ!」と推薦してくれたのが、ここSHIKI(四季)レストランです。ハーバー・ブリッジのたもと、“ザ・ロックス”という有名なレンガ造りの古い建物の中にあって、風情あるたたずまい。さすがは海辺の街、ネタはとびきり新鮮です。

行った日:2002年12月24日
一緒に行った人:豪州東京三菱銀行頭取の浅場宗一さん、秘書のローシャン・カヤナーンさん
所在地:Cnr. Argyle & Harrington Sts., The Rocks, Sydney, Australia(電話 シドニー9252-2431)
KUN PO:
マジシャンまで登場する、無国籍で豪快な蝦蟹市場
「蝦と蟹が安くて美味しいらしい」という評判に釣られて行ったKUN PO:(クンポー)は、アジア風味の無国籍料理が美味しい、巨大オシャレ居酒屋。オススメは、週3回行なわれている、プロのマジシャンによるマジックの実演です(無料。詳しい日程はお店にお問い合わせください)。

私達のテーブルでマジックを実演してくれたのは、ヨースケこと小林洋介さん。マジシャン定番の黒服がよくお似合いの、スラリとハンサムなマジシャンで、カードトリックを中心とした鮮やかな手さばきを披露してくれました。自他共に認めるマジック・フリークの私としては、これだけでもう大満足って感じ(笑)。

行った日:2002年12月12日
一緒に行った人:東京大学のI.Tさん
所在地:東京都豊島区池袋2-16-8 藤久ビル(CASA)B1F(電話03-3590-3009)
サシペレレ
小野リサさんのお父さん経営、ボサ・ノヴァの生演奏が聴ける店
ブラジルのお酒といえば、サトウキビの搾り汁から造る蒸留酒・ピンガが有名ですが、このピンガをライムと砂糖、クラッシュした氷に混ぜたカクテルが「カイピリーニャ」。砂糖が入っていてもなお、味はかなりビター。明るいブラジルの太陽とは対照的に、どこか人生のほろ苦さを感じさせる味です。

「サシペレレ」は、ブラジルの伝説に登場する一本足の妖怪の名前。赤い頭巾をかぶり、人々を道に迷わせたり、ランプを消したりする、ちょっと困ったイタズラ坊主だそう。同名のボサ・ノヴァの楽曲も名曲ですので、機会があったらぜひ一度、小野リサさんの歌声でお聴きください。

行った日:2002年12月9日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区本塩町9 光丘四谷ビルB1F(電話03-3353-7521)
大久保 西の茶屋 長野駅前店
手打ち蕎麦が美味しい居酒屋
戸隠山の麓、大座法師池のほとり(戸隠街道沿い)にたたずむ「西の茶屋」(本店)は、寛永元年創業という老舗のお蕎麦屋さん。その直営店(長野駅前店)を訪れたのは、真っ白に雪化粧したまわりの山々から冷たい風が吹き降ろす、晩秋の一夜でした。

土蔵を改造した建物の素朴な温かさに包まれ、焼酎の蕎麦湯割りでまず一献。各種鍋料理、鮎料理に岩魚料理、山から採ってきたばかりのキノコと、美味しいものは数あれど、やはり一番のオススメは、蕎麦作り370年の技! 長野に行ったら、ぜひ訪ねてみては?

行った日:2002年11月23日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:長野県長野市南千歳1-19-8(電話026-228-7377)
ちゃんぷる〜
沖縄料理と古酒の店
同じビルの、1階には沖縄麺の店、2階には賑やかな居酒屋風の沖縄料理店、3階には「A」という名前のバーが入っているのですが、経営者が一緒なので、例えば3階のバー・カウンターで静かにお酒を飲みながら、2階から沖縄料理を運んでもらう、というような楽しい芸当が可能です。

左党コンビの芝田さんと私は、迷わずさっさと3階へ…(笑)。

このバー、沖縄料理とお酒の味はもちろんのこと、落ち着いたブルー系統のライティングや、ちょっとしたインテリア小物がまたイケてます。小田急線下北沢駅下車、徒歩3分。オススメは、泡盛のカクテル。一度お試しあれ!

行った日:2002年11月4日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都世田谷区代沢5-32-7 阿川ビル2F(電話03-3413-6489)
居酒屋
いわゆるひとつの“フツーの居酒屋”
華やかなバーやユニークなバーをご紹介している当ページには珍しく、今回ご紹介するのは、本当にどこにでもあるようなフツーのお店です。

会社帰りのサラリーマンやOLさんで賑わっているのは、その名もズバリ「居酒屋」。一緒に行ったメンツを見ていただければおわかり頂けると思いますが、当方は団体客で、そのうえキャラの濃い人ばかり。当然、店内では浮きに浮きまくっていました(汗)。

店主がサエキけんぞうさんのお友達のお父さんとかで、お店の人達には大変親切にしていただきました。JR有楽町駅のほぼガード下というロケーションもいい雰囲気。

行った日:2002年11月1日
一緒に行った人:IMA代表取締役の水野誠一さん、東大教授で“顔学”で有名な原島博さん、作詞家のサエキけんぞうさん、美術家の森村泰昌さん、女優の蜷川有紀さん、舞踊研究家の芳賀直子さん、ハイパーメディアクリエイターの高城剛さん、建築家の若林広幸さん、和装クリエイターの加納寛二さん、クリエイティブディレクターの榎本了壱さん、他
所在地:東京都千代田区有楽町2-9-16(電話03-3214-3996)
Le Trianon
東京でいちばん空に近いレストラン
地上230メートル、サンシャインシティ60階(プリンスホテル内)に位置するル・トリアノンは、ちょっとフォーマルな展望レストラン。晴れた日には、遠く富士山が眺望できます。

ビルが完成してすぐの頃、大学生だった私は英語通訳のアルバイトをしていました。顧客の多くは香港からの観光客で、彼らが申し合わせたように泊まるのは、何故かサンシャインのプリンスホテル。そんなわけで、週に一度はサンシャインの高級レストランで、お客様と食事をしていた私。地方出身学生にとって、これは最高に美味しい役得でした。

その同じ場所で、今日はインド人の友達と仕事の打ち合わせをしている私。なんだか楽しい巡り合わせです。

行った日:2002年10月21日
一緒に行った人:エア・インディアのカイザード・ブンガラさん、サンシャインシティ・コンベンションセンター次長の大島徳彦さん、サンシャイン国際水族館館長の高原宣通さん
所在地:東京都豊島区池袋3-1-5 サンシャインシティ プリンスホテル 59・60F(電話03-3988-1111 代表)
百人町屋台村
現地シェフ大集合の、旨物多国籍大饗宴
アジアの食べ物が食べたくなったら、屋台村にGO! 中華料理から、タイ、ヴェトナム、インド、マレーシア、カンボジア、インドネシア、フィリピン料理まで、330種類のメニューと、30種類を超える世界のビールがあなたを待っています。

名前こそ“屋台”ですが、お店の体裁は、ちゃんと屋根のついた小綺麗な大衆食堂といった感じ。「アジア各国料理の屋台」と銘打っている割には、メキシコ料理(笑)の出る日があったり、行くたびに出店している国が微妙に変わっていたり、「ウーロンハイ」を頼んだのに何故か「ウメサワー」が出てきたり。こんないい加減さも、屋台村の面白いところ。

年中無休で、昼の11時半から翌日の朝4時まで営業という熱烈ぶりには、アジアの底知れぬパワーを感じました。

行った日:2002年9月25日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区百人町2-20-25 (電話03-5386-3320)
ライオン 銀座7丁目店
ご存知、日本で初めてのビヤホール
1899年創業のライオンは、押しも押されぬ銀座の顔。まさに“ビヤホールの百獣の王”と呼ぶに相応しい存在です。

「大ジョッキでビールを呑みたい」という私のリクエストに、迷わずライオンに連れて行ってくださる笠置さんは、銀座生まれの銀座育ち。さすがに“正統の良さ”をよくご存知です(ちなみに笠置さんのお母様は、宝塚歌劇団出身の大変な美人!)。

以前、シンハ(獅子)さんという名前のインド人と、銀座4丁目の三越のライオン像の前で待ち合わせ、ビヤホール「ライオン」で呑んだことがありました。その時に想ったのは、銀座ほどライオンが似合う街もないということ。どっしりと揺るぎない街並み、トラディショナルの自負心。まさに、王者の風格を感じさせる街ではありませんか。

行った日:2002年9月18日
一緒に行った人:日本経済新聞社国際本部副本部長の笠置正民さん
所在地:東京都中央区銀座7-9-20 (電話03-3571-2590)
Bar Date Line
別れを惜しむ人々が集う国際空港のカウンターバー
“夜の国際空港”と聞けば、それだけで、何やら名状し難い一種独特のロマンチシズムを感じさせますが、ここ「バー・デートライン」は、まさにその国際線の出発ロビーにある、小さなショットバー。

Date Lineとは、日付変更線のこと。カウンター席が数席しかない店内では、これからまさに日付変更線を超えようとする旅人と、見送る人たちが、寸暇を惜しむように静かに盃を傾け合っているのが印象的でした。

ちなみに、この日、私が出かけた先はパプア・ニューギニア。日本のほぼ“真南”に位置する南太平洋上のこの島国に行くためには、日付変更線を通過することはありませんでした。念のため。

行った日:2002年9月7日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:千葉県成田市古込1-1 新東京国際空港第2ターミナルビル4階 (電話0476-34-6223)
あづま
明治の味を今に伝える浅草の老舗
所用あって浅草の新仲見世通りを歩いていると、“あづま”と書かれたお店の扉が開き、出て来たのは見覚えのある顔。「あれ〜? もしかしたら、明治学院で同期だったS君じゃない?」 「そういう貴女は、ひょっとして真美さん?」

大学卒業から20年目の今年、懐かしい同級生との思いがけない再会でした。ここ“あづま”はS君の生家で、浅草では有名な老舗レストラン。お父様の後を継いだ今、S君は立派な経営者になっていました。 「折角だから、何か飲んでいったら?」 その一言に甘え、すっかりご馳走になってしまった私。

お店は明るいガラス張りで、和洋いずれのお料理も、きちんと手間暇をかけた良心的なお味。お土産用の“きびだんご”もオススメできます。近いうちに是非、このお店で同級会を開きたいと願う私なのでした。

行った日:2002年9月1日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都台東区浅草1-32-1 (電話03-3841-0190)
江戸銀 別館
寿司 天麩羅 魚河岸割烹料理の店
築地で美味しい江戸前寿司を食べたくなったら、私は迷わず「江戸銀」に足を運びます。

姉妹店3店舗(本館・別館・新館)が隣接する中で、オススメはだんぜん、別館。どことなく日本旅館を思わせる、落ち着いた入り口の佇まい。店内には生簀(いけす)や小さな池まであって、なんとなく心和む風情です。お値段がまずまず庶民的なところも、気軽に通えるポイント。

近くには歌舞伎座もあって、町にそこはかとない江戸情緒が溢れているのも魅力ですね。

行った日:2002年8月31日
一緒に行った人:ハーヴァード大学大学院生(建築学専攻)で一時帰国中の阿部真さん、仲良しのリリアン
所在地:東京都中央区築地4-5-12 (電話03-3543-4406)
プリモ・バーチョ
西麻布にオープンしたてのイタリアン・レストラン
仕事にプライベートに、いつも世界中を飛び回っているため、なかなか一堂に会することの叶わない仲良し5人組。数ヶ月ぶりに東京で逢えた私達は、先週オープンしたての話題の Primo Bacio で楽しくお喋りしてきました。

まずはウェイティング・ルームで食前酒を飲んでから、隣接のダイニング・ホールへ。フランス帰りの白浜利司子さんが選んだワインは、ライト・ボディの赤。これがなかなか飲み易く、あっと言う間にボトルが空になってしまいました(笑)。

お酒のチョイスに関しては、バー担当の若い男性が気さくに応じてくれるので、わからないことはどんどん質問してしまいましょう。コース料理の量は多めで、男性でも十分に食欲を満たされそう。

行った日:2002年8月30日
一緒に行った人:アクティブ・エイジング・リサーチ代表の朝倉匠子さん、デザイナーの白浜利司子さん、子供地球基金代表の鳥居晴美さん、イタリア文化の達人 豊田京子さん
所在地:東京都港区西麻布1-10-6 (電話03-5413-3133)
Paddy Foley's Irish Pub
素朴で温かいアイリッシュ風のパブ
カウンターでお金を払って1杯ずつお酒を買う、セルフサービスのパブ。六本木という土地柄、カウンターの中のお姉さんもお客さんも、半分以上は外国人です。素朴な木のテーブルに固めの椅子は、高級Barのふわふわソファーよりも、むしろゆっくり寛げる感じ。

真向かいの席に座った日比野克彦さんは、筋金入りのダイバーで、イルカが大好きだそう。学生時代にマッコウクジラの研究をしていた私(当然ダイバー)とは、最初からいきなり話が白熱。ジン&トニックをお代わりしながら、海底数十メートルの話に花が咲きました。ほろ酔い加減で海底のイメージにどっぷり浸れるって、なんて贅沢なお酒なんでしょう!

行った日:2002年8月28日
一緒に行った人:建築家の黒川紀章さん、ジャーナリストの野中ともよさん、アーティストで東京芸術大学助教授の日比野克彦さん、クリエイティブ・ディレクターの榎本了壱さん、他
所在地:東京都港区六本木5-5-1 ロアビルB1(電話03-3423-2250)
ワンテポ
韓国の家庭料理が楽しめるBar
土用の丑の日に、うっかりウナギを食べ忘れた私。担当編集者の芝田さんが、
「それなら、代わりに韓国のドジョウ汁は如何ですか? 作家の梁石日(ヤン・ソギル)さんから教わった、とっても美味しいお店を知っているんです」
と、なにやら自信ありげに連れて行ってくれたのが、歌舞伎町一丁目の雑居ビルの中にあるワンテポでした。

生臭い食べ物が苦手で、ヒカリモノも鯉こくも食べられない私ですが、ここのドジョウ汁は“粉末にしたドジョウ”を使っているというだけあって、独特の臭みがなくさっぱり風味。マッカリとの相性も抜群で、夏バテ解消に効果が望めそうです。

行った日:2002年8月6日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-2-13 新光ビルB1(電話03-3207-8747)
Christon Cafe
教会をイメージしたという“100年に1度の”レストラン
まるで体育館のように広く薄暗い店内のあちらこちらには、教会を思わせるゴシック風の小道具の数々。少し高いところから見下ろしている、キリストと聖母マリアの像。まるで劇場の中にでも迷い込んだような不思議な雰囲気の「キリストン・カフェ」は、新宿駅から徒歩5分ほどのビルの中にありました。

メニューの中身は、オリジナル・カクテルの名前が「洗脳」「天使と悪魔」「十字架」「崇拝」、食事が「イカ墨のリゾット悪魔くん」「天使のだし巻き卵」といった具合で、遊び心一杯。薄暗く荘厳な雰囲気とは裏腹に、メニューと価格はいたって明朗で、健全な体育会系居酒屋さんのノリです。

行った日:2002年8月5日
一緒に行った人:イラストレーターの篁カノンさん
所在地:東京都新宿区新宿5-17-13オリエンタルウェーブ8F(電話03-5287-2426)
雲海
近代的なホテルの中の“和”空間
会議のため、3日間だけ日本に滞在中のユネスコ事務局長補に、超多忙な日程の合間を縫って美味しい和食を召し上がって頂きたい! その一念で急遽セッティングした、ごく内輪の食事会。やはり超多忙な小坂さん(私とは同じ町のご出身)らにもご出席いただき、なごやかな雰囲気の中、国連におけるユネスコのテーマである“教育”、“科学”、“文化”を熱く語り合うひと時となりました。

雲海の個室(お座敷)は、障子の外に小さな日本庭園が設けられ、まさに都会のただなかに浮かぶオアシスといった趣。外国からのお客様を気軽に接待できる、気の利いた空間と言えるでしょう。

行った日:2002年8月5日
一緒に行った人:ユネスコ事務局長補のアブデュル・サヒード・カーンさん、衆議院議員の小坂憲次さん、他
所在地:東京都港区赤坂 1-12-33 全日空ホテル3F(電話03-3505-1155)
ALLA CUCINA DEL SOLE
オーガニック素材を使ったイタリア料理のお店
店名のとおり、“太陽”の恵みを受けて育った天然素材にこだわったお店です。

食材は勿論、イタリア直輸入のワインもすべてオーガニック(自然農法)素材を使用。白ワインなどは、「これが本当に白ワイン!?」と驚くほど茶色味が濃く、まるでビールのような色合いで、最初はちょっと吃驚するかも知れません。混ぜ物を一切していない、素朴なワインの風味という感じ。

場所は国立能楽堂から徒歩3分ほどの、閑静な住宅街の中。ひっそりとした佇まいは隠れ家的で、店員さんたちの対応も、ごく控えめ。その地味さに惹かれて通ってくるリピーターが少なくないようです。

行った日:2002年7月27日
一緒に行った人:写真家の直田龍作さん
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-22-4(電話03-3479-4640)
ホッペル ポッペル
10段階の辛さが選べる名物「火の鳥」って何?!
薩摩地ビールなど世界中の珍しいビールを取り揃えたこの店は、蒸し暑〜い東京の夏の頼もしい味方。いわゆる“オジサン仕様”のビアガーデンとは一線を画したお洒落な造りは、カップルや女性客、ノリノリのグループにピッタリです。

今回、カノンさんと私のイチオシは、ブランデーとアマレットを3対1の割合で調合したカクテル「フレンチ・コネクション」。まずはネーミングにスパイ本能を刺激され(?)、次に官能的な香りに嗅覚を翻弄され、軽やかな甘味と深い苦味の絶妙なコンビネーションに味覚を魅了されて、あっと言う間に気分はパラダイス♪

ところで、この店の名物は、お好みで10段階の辛さが選べるチキン料理、その名も「火の鳥」。セミベジタリアンで肉類は一切頂かない私の代わりに、どなたか召し上がってみてください!

行った日:2002年7月18日
一緒に行った人:イラストレーターの篁カノンさん
所在地:東京都台東区上野 2-2-7(電話03-3832-5607)
ナジャヴ倶楽部
電脳ゲームに疲れたら、軽〜くカクテルを一杯♪
10代の頃から無類の遊園地好きで、新しい遊園地が出来たと聞けば世界中どこへでも飛んで行ってしまう私が、ここ数年特に気に行っているのが、電脳ゲーム型の屋内遊園地、その名も「ナムコ・ナンジャタウン」。

ナジャヴ倶楽部は当遊園地の中にあって、明るく呑める健全なBar! 「福袋デンキブラン」「もののけ」「ナンダーバーズ」「ゴーストアベニュー」「狂った果実」など、アトラクションにちなんだ名前のオリジナルカクテルを取り揃えています。

ちなみに、マミリン推薦の遊園地アトラクションは、肝試しゲーム「地獄旅館」、のど自慢ゲーム「熱唱!銭湯歌合戦」、スパイゲーム「ナンダーバード秘密情報局」、探偵ゲーム「福袋探偵大學」です。ぜひ一度お試しあれ!

行った日:2002年7月12日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都豊島区東池袋3丁目サンシャインシティ ナムコ・ナンジャタウン内(電話03-5950-0765 代表)
ティーヌン
タイ国のラーメンとビールが愉しめる店
担当編集者の芝田さんと私の共通点は、大のラーメン好きで、おまけに絵に描いたような左党であること。ラーメンをおつまみ代わりに一杯呑みながら仕事の打ち合わせ、というシチュエーションも多い今日この頃です。

ティーヌンはラーメン屋さんの激戦区にあって、「トムヤンクン・ラーメンの店」という謳い文句が魅力的なお店。店内で交わされるタイ語は異国情緒たっぷり。シンボルマーク(?)の「ラーメンを食べながら闘うキックボクサー」もイケテます。

オススメは、ライオンを意味する「シンハ」という銘柄のタイビールと、ちょっと辛口のトムヤンクン・ラーメンの組み合わせ。麺のトッピングにタイ風の香草をたっぷり入れてもらうと、夏バテ防止にも効果がありそうです。

行った日:2002年7月8日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区西早稲田 2-18-25(電話03-3202-1865)
さくら亭
Teppan Yaki Bar, away from Hustle Bustle of Harajuku
地下鉄表参道駅から歩いて約5分。Design Festa Gallery という名の、アヴァンギャルドでポップでサイケデリックなギャラリーの裏庭に、目指すお店はありました。

ギャラリー裏の食事処だけに、お店の存在そのものが既にゲージュツ的。黄色を基調に、赤、青、紫、緑、オレンジetc.、ありとあらゆる色彩のペンキでペイントされたシュールでアーティスティックな壁や、ところどころに置かれたオブジェは一見の価値あり。色の洪水の中に座っているだけでウキウキ気分になれるでしょう。

年中無休、“366日”オープン。お好み焼き・もんじゃ焼き・鉄板焼きの専門店で、も・ち・ろ・ん、お酒も楽しめます♪

行った日:2002年6月22日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都渋谷区神宮前 3-20-1(電話03-3479-0039)
クンビラ
本物のネパール料理が、ここにあります
長野市出身の粋な文化人で、私にとっては“お能”を通じての友人だった故・守谷紘一さんが始められたクンビラは、日本を代表する本格的ネパール・レストランです。

クンビラ(Khumbila)とは、ヒンドゥー神話に登場する鰐神の名前で、日本でいう金毘羅様のこと。人口の90%がヒンドゥー教徒のネパールや、古代文明発祥の地インドで、ガンジス河の守り神として古くから神聖視されてきました。

お店の最上階は、“神の間”と呼ばれる貴賓室。ネパール式の祭壇が祀られ、天蓋の掛かった神の間でチャンやネパール酒を頂けば、気分はすぐに雲の上♪ 人気のあるお店なので、予約をしてから行かれることをお奨めします。

行った日:2002年6月10日
一緒に行った人:慶應義塾大学教授の巽孝之さん、SF評論家の小谷真理さん、幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都渋谷区恵比寿南 1-9-11(電話03-3719-6115)
cafe NOLITA
竹下通りから徒歩1分。オススメは断然、緑の茂るテラス席
天気の好い日に原宿に行き、大中、宇宙百貨、キディランドといったお店で、雑貨を見て歩くのが私の趣味。いつも人、人、人でいっぱいの原宿ですが、表通りから1本はずれた裏通りには、オススメの“お休み処”がたくさんあります。

竹下通りから歩いて1分の cafe NOLITA もそのひとつ。特に、街路樹の緑が目に優しいテラス席は寛げます。人通りが少ない住宅街の中にあるので、歩行者から逆ウォッチング(笑)される心配も殆どありません。

同じビルの2階は洋書(インテリア関係の写真集など)を読めるラウンジカフェ「side; b」、3階は深夜まで営業のダイニングバー「301号室」。すべて同じ「Nolita」系列のお店なので、その日の気分で河岸を変えてみるのもいいでしょう。

行った日:2002年6月9日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都渋谷区神宮前 1-15-5 Nolita Street Apartment(電話03-5772-2682)
ロゼッタ
長野市内が一望できる静かな展望バー
長野を公式訪問中のインド大使と夕食をご一緒した後、食後の一服をするため展望バーに上ってみました。

1960年代に慶應義塾大学に留学されたことのあるセット大使は、各国大使の中でも群を抜いた知日派。この人事ひとつを見ても、インドが日本外交に本腰を入れていることが良くわかります。とりわけ今年は「日印国交正常化50周年」。両国の末永い友好関係を祈って、長野市の夜景をバックに乾杯して参りました。

ロゼッタの入っているホテル国際21(旧・長野国際会館)は、長野の老舗ホテル。バーが林立する長野駅周辺から離れた官庁街(ガラス張りの知事室で有名な長野県庁のすぐお隣)に位置するため、一帯は夜になると人通りもまばら。その不便さが逆に、誰にも邪魔されず静かに飲みたい夜には最適です。

行った日:2002年5月16日
一緒に行った人:アフターブ・セット駐日インド大使、長野国際親善クラブ小出博治会長、他
所在地:長野県長野市県町576 ホテル国際21内(電話026-234-1111)
台湾食堂 酔醉
真っ赤なインテリアが、いかにも台湾の大衆食堂!
不忍池のすぐ近く。怪しげな客引きのお兄さんやお姐さんが「社長さ〜ん、ちょっと遊んでかない?」としきりに声をかけてくるという、通称「社長さん通り」に面したビルの2階に、めざす Sui Sui はありました。

店内に溢れる夥しい数の看板や魔除け札(?)の類い、天井から吊るされたクルクル回る意味不明の物体、そして何よりも真っ赤な色彩が、台北あたりの大衆食堂という感じ。インテリア的には、いかにも若い女の子が好きそうなお洒落なチープシックなのですが、実際に飲んでいる人の過半数は、意外にも会社帰りのサラリーマンでした。

中華惣菜はさほど脂っこくなく、量も値段もすこぶるリーズナブル。3種類の老酒の他に、珍しいところでは数種類のチャイニーズ・カクテルも楽しめます。

行った日:2002年5月15日
一緒に行った人:東京大学のI.Tさん
所在地:東京都台東区上野2-12-11 宝丹ビル味な六軒 2F(電話03-3837-3016)
シンスケ
開店と同時にカウンターが満員になる人気の居酒屋
世界を所狭しと飛び回っている人ほど、「由緒正しい日本」に敏感なもの。今回は、第一線のジャーナリストとしてエジプトやアメリカなど世界中で大活躍された日吉泰史さんのナビゲートで、湯島天神のすぐ脇にある、「由緒正しい日本の居酒屋」に遊んで参りました。

まずはヱビスビールで喉を潤してから、日本酒(両関)を堪能。料理は魚、野菜が中心で、どれもネタが新しく、正統派の味つけでした。特にオススメなのは、この時期なら山菜料理と鰹のたたき。

午後5時の開店と同時にお客さんが入り始め、1階カウンター席はすぐ満席になってしまう人気店。菅原道真生誕1100年記念行事が目白押しの湯島天神を参拝し、それからおもむろに呑み始めるのも粋ですね。

行った日:2002年5月2日
一緒に行った人:テレビ朝日 元国際局長の日吉泰史さん
所在地:東京都文京区湯島3-31-5(電話03-3832-0469)
BAR SPICE
間接照明がお洒落な都会の“借景”
入り口の扉を入ってから、さらに迷宮のような不可思議(!)な階段を登り、ようやく辿り着いたBarには、70年代に流行した、少し怠惰でムーディーな黒人音楽が流れていました。

薄暗い店内で特筆すべきは、計算し尽くされた間接照明の妙。グラスの置き位置など、数箇所にピンポイントで微光が当たるよう調節されたさりげなさが、実にお洒落。窓のすぐ外は首都高速。夜のしじまを流れるテールランプまでが、バーの雰囲気作りに一役買って、まさに“都会の借景”といった趣きでした。

行った日:2002年5月1日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:西麻布から六本木に向かう途中にある、あまり目立たないビルの3階(電話03-3401-6262)
《番外編》天文学者たちとの観桜会
宇宙空間で愉しむ美酒の味
恒例となりました、天文学者・渡部潤一さん主催による観桜会。今年は春の到来が早く、一時は開催が危ぶまれましたが、すっかり葉桜となってしまった木の下で、それでも宴会は決行されたのであります。

渡部さんはカクテルづくりの名手で、料理の腕も抜群。秋にお邪魔した時はキノコ鍋をご馳走していただきましたが、今回のメニューは豪快にBBQ(バーベキュー)。セミ・ベジタリアンの私は魚介類と野菜BBQを肴に、みんなで持ち寄ったお酒各種を堪能させていただきました。

天文学者の皆さんと一緒にいていちばん楽しいのは、話がすぐに100億光年ぐらい先まで飛んでしまうこと(笑)。まるで銀河系の外まで行って宇宙空間で飲んでいるような、それは素敵な一日でした♪

行った日:2002年4月14日
一緒に行った人:『夜明けの晩に』の表紙を描いてくださった、イラストレーターの篁カノンさん
所在地:東京郊外の某所に建つ、まるで昭和初期にタイムスリップしたように鄙びて風流な渡部邸
フェリチタ
“幸せ”という名の本格的イタリアンレストラン&Bar
1階がBar兼ウェイティング・ルーム(テラス席もあり)、2階がメインのダイニング、3階が大小の個室。Felicitàは、静かでお洒落な大人の空間です。

今回、私達がすっかり嵌ってしまったのは、Old Grandad の114プルーフ。ほとんど透明感がないほど真っ黒でコクのある、ヘビー級のバーボンです。114プルーフとは、アルコール度が57度という意味。かなり強いお酒ではありますが、その分、味も喉ごしのスムーズさも後味の爽快さも最高。樽の香りまで感じられる刺激的な風味をそのまま愉しむべく、氷は入れずにストレートで飲(や)るのがベストでしょう。

イタリア料理と相性ピッタリのワインも、豊富に取り揃えています。

行った日:2002年4月2日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都港区南青山3-18-4(電話03-3408-0141)
野沢温泉 旅館さかや
格式のある、それでいて肩の凝らない老舗旅館
奥信濃に山小屋を持つ私が、本当に美味しいお酒を飲みたくなった時に駆け込む“さかや”さんは、贅を極めた老舗旅館。“Bar”ではありませんが、お風呂に入って一献を傾け、そのまま眠ってしまいたい時の究極のオススメ処です。その名のとおり、昔は造り酒屋さんだったというだけに、食事時に供される厳選された地酒の味は、なかなかのもの。

今回ご一緒したのは、シドニーのすぐお隣に位置するマンリー市の、市長さんとそのお仲間たち。私にとっては、20年来の友達です。満天の星のもと、露天風呂で口ずさむ“Waltzing Matilda”は、また格別でした。

なお、旅館さかやは、長野冬季五輪、ソルトレーク冬季五輪で健闘なさった森敏選手のご実家としても有名です。

行った日:2002年3月31日
一緒に行った人:オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州 マンリー市長とそのお仲間
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村(電話0269-85-3118)
うめあん
京のおばんざい料理の店
本当は、このお店が入っている同じビルの、別のバーに行く予定だったのです。ところが当初予定していたお店が満席で、急遽予定変更して入ったのが、「うめあん」でした。一緒に行った千尋さんは、「ウィスキーやブランデーは苦手。お酒は焼酎と日本酒に限るわ!」が持論の酒豪美人ですが、うめあんは焼酎の種類が豊富。しかも銀座3丁目にしては料金も庶民的で、飛び込みで入った私たちは、居心地が良くなって、結局4時間も居座ってしまったのでした♪

今回ご一緒した千尋さんは、パキスタンの公用語“ウルドゥー語”の専門家。私との関係は、勿論“インドつながり”です。京風のお惣菜を肴に、焼酎を飲みながらインド・パキスタンを語る、なんだかとってもクロスオーバー・カルチャーな私たちでした(笑)。

行った日:2002年3月22日
一緒に行った人:NHK BSの田中千尋ディレクター
所在地:東京都中央区銀座3-4-6正隆銀座ビル2F(電話03-3563-6166)
ミクニズ・カフェ
八坂満奈オススメの Mikuni's Café
『夜明けの晩に』の主人公・八坂満奈のお気に入りカフェ! 「朝はパン食党」の満奈は、ミクニズ・カフェのパンが大好き、という設定。ちなみに、満奈の生みの親である私も、ここの「パン・オ・レ」(いわゆるミルクパン)が大好きです。

東京駅のすぐ目の前という場所柄か、店内のインテリアもとってもお洒落。黙って座れば、初めての恋の味を知り始めた頃の、17歳の満奈の気分が味わえるかも。名前のとおり「カフェ」ですが、大人向けにビール、ワイン、シャンパンも置いてあります。

行った日:2002年3月12日
一緒に行った人:イタリア文化の達人・豊田京子さん
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-1(電話03-5220-3921)
フジテレビ社員食堂
お台場が一望できる、最高に贅沢な社員食堂&Bar
ええっ、こ、これが社員食堂?! と、目が点になるような立派な造りは、さすがは天下の放送局。ワインや日本酒の品揃えもなかなか。食事とおつまみのメニューも豊富で、ボーイさん達も上品で気が利いています。

その中でも、何と言っても特筆すべきは、大きな窓から一望できる、人気のお台場。まるで高層ホテルの最上階Barのような雰囲気で、値段はホテルの約半額と、大変お得です。 

すぐ近くではパレットタウンの観覧車のネオンが青紫色に瞬いて、それは幻想的。残念ながら一般客は利用できないようですが、フジテレビにツテのある方は、話のタネに、是非とも足を運んでみましょう♪

行った日:2002年3月6日
一緒に行った人:フジテレビのS.Y.さん、他
所在地:東京都港区台場2-4-8 フジテレビジョン最上階

WINE BAR COCOON
渋谷駅から徒歩10分とは思えないほど静かな場所の、ともすれば見落としてしまいそうに小さなビルの地下に、その店はあります。まるで胎内回帰願望を充たすための回廊のような薄暗い通路を、奥へ奥へと進んで行くと、目の前に現われるのは、蚕の繭をイメージした畳敷きの小さな部屋。

靴を脱ぎ、丸っこい繭の形をした個室に入った途端に、外界から程よく遮断され、プライベートな空間に帰ってきたような、酔っ払ってそのまま眠ってしまいたいような安心気分にさせられます。雪で作った“かまくら”の中にいる気分とも似ているかな。

食事メニューは、カジュアル・フレンチとイタリアン。飲み物はワインのみで、世界各国の銘柄を取り揃えています。

行った日:2002年2月17日
一緒に行った人:ファッションデザイナーの岡正子さん
所在地:東京都渋谷区神山町40-3神山ビルB1F(電話03−5453-0301)
ロシアレストラン スンガリー
寒い冬にはウォッカが一番♪
「ロシヤの殺し屋、恐ろしや」(『週刊マミ自身』バックナンバー38号参照)という夢の啓示を受け(?)、次の小説の構想を語るために担当編集者と出かけた先は、究極のウォッカ天国でした。

ウォッカだけでも、ストリチナヤ(クリアーな味)、ズブロッカ、ブランディーをブレンドしたスタルカ、ベルツォフカ(赤唐辛子とパプリカ入り)、モスコフスカヤ(辛口)、リモナヤ(甘口)、クバンスカヤ(果物の新芽や皮を漬け込んだ甘口)、ストロバヤ(活性炭濾過による切れのある味)、ストリチナヤ・クリスタル(プレミアム品)などがあって、選ぶのに困るほど。

ちなみにスンガリーは、ハルピンを流れる河の名前だそうです。

行った日:2002年1月26日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区西新宿1-7-2 スバルビルB1F(電話03−3343−5047)
モンスーンカフェ
外国人の間でも超有名な東南アジア風カフェ
東京のインターナショナル・コミュニティーでは超有名なお店。いつ行っても活気のある、お洒落カフェ@渋谷公会堂のお隣。軽〜く楽し〜くお洒落〜に飲みたいときのオススメBarです。

内装は、架空の東南アジアを想わせる東屋風。ランプシェードや壁の絵なども、それっぽいムード。店員さん達が明るくあっけらかんとしているのも、店内が猥雑でがやがやしているのも、そのへんでハントして来たばかりの女の子を口説いている男の子がいるのも、いかにも渋谷っぽくてgood♪ “Sex on the Beach”なんて妖しげな名前のカクテルも、この店なら平気で注文できちゃいます(笑)。

西麻布、代官山、南青山、お台場、舞浜にも姉妹店あり。

行った日:2002年1月25日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都渋谷区神南1-6-8 カンパリビル4F(電話03-5489-1611)
キャビン
客船のキャビンをそっくり再現したオトナのBar
ノスタルジックな磨硝子 (すりガラス) の円窓が開いた、重い木の扉。この扉を開けた瞬間から、客船の中に紛れ込んだ錯覚に陥ること請け合いの、キャビン・スタイルのバー。アメリカのニュー・ポートからわざわざ取り寄せたというインテリアに囲まれて、ボンベイ・サファイアを3杯飲み終える頃には、気分はすっかり “太平洋を彷徨う旅人”。

が、しかし! 客船の窓からふと外を眺めれば、なんとそこはスキー場のゲレンデ! しかも階下は野天風呂! お酒と温泉とスキーをこよなく愛するアナタにぴったりの、贅沢きわまる遊び場。夏には同ホテルで “斑尾ジャズ・フェスティバル” も開催されます。

行った日:2001年12月29日
一緒に行った人:マウナケア・スキークラブの仲間
所在地:長野県飯山市斑尾高原ホテル内(電話0269-64-3311)
赤羽霊園
お化け屋敷が大好きなアナタに超おすすめ!
入り口には晒し首。ドアを開ければ青白い顔のマネキンやお狐様が出迎えてくれます。狭く薄暗い店内は、完全にお化け屋敷のノリ。席につくなり御遺体の額につける白い三角巾が配られ、メニューの中身は 「ぬりかべ」 「目玉親父」 「砂かけ婆の髪の毛」 など。飲んでいると、いきなり天井は落ちてくるわ、生首は飛び上がるわ、トイレでは不気味な人形が出迎えてくれるわ。

2時間飲み放題(一部メニューを除く)・柿ピーなどのおつまみ付き・カラオケ歌い放題で、男性2500円、女性2000円の明朗会計です。

ちなみにマミリンは、ここで偶然隣り合わせた○○省のお役人さんたちとオトモダチになりました♪

行った日:2001年12月15日
一緒に行った人:仲良しのリリアン
所在地:東京都北区赤羽1-35-8(電話03-3902-5060)
Jazz Bar サムライ
半端じゃない招き猫コレクションは必見!
店内に溢れる信じられない数の招き猫コレクションには、度肝を抜かれます! でも、それ以上に感銘深いのが、いまどきレコードで聴くジャズの名曲の数々。ソフィスティケートされた選曲に、以前ニュー・オーリンズのフレンチ・クォーターで暮らしたことのある私も大満足。異次元的でありながら、実に落ち着ける摩訶不思議空間でした。

店主のジケンさんは、ジャズを聴きたいがため1年半もニューヨークに住んでいたという通人ですが、少しも偉ぶらない、薀蓄をたれないところが好感度◎♪ 是非とも通いたいお店のひとつです。

行った日:2001年12月17日
一緒に行った人:幻冬舎の芝田暁さん
所在地:東京都新宿区新宿3-35-5 守ビル5F(電話03-3341-0383)
《番外編》エア・インディアの機内Bar
今年いちばん笑えたBar!?(厳密に言うと「バー」ではありませんが…)
日テレの撮影で出かけたインド。前の席に座ったインド人のオジさん3人組は、機内サービスのウィスキーを立て続けに3杯飲み、わずか5分でベロンベロンに。スチュワーデスを呼びつけ 「もっと酒を出せ〜!」 「俺を誰だと思ってるんだ〜!?」 と、からむことからむこと。

しかしエア・インディアのスッチー様は強かった。「ウィスキーは1人3杯までと決められてるんですっ! 飛行機に乗ったらお行儀良くしなさいっ!」 と一喝。オジサンはシ〜ン。

この直後に日テレのディレクターがウィスキーを頼むと、いきなり目の前にグラスが3個、ドン!  ドン!  ドン! 「どうせお代わりなさるんでしょうから、最初から3杯さしあげときます」 だって(笑)。なんだかとっても笑えるBarでした♪

行った日:2001年12月11日
一緒に行った人:日本テレビの石田晃一ディレクター
所在地:雲の上