旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
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2018年3月4日号(第601号
今週のテーマ:
今年も健やかに誕生日を迎えました(感謝)
 
公開講演会のお知らせ
①3月10日(土)12時~13時半@横浜開港記念会館
 テーマ「最高学府・インド工科大学の教壇からみたインド最新事情」
②3月23日(金)16時~17時@同志社大学東京サテライトキャンパス(京橋)
 テーマ「インドの女子力」
※どちらも入場無料ですが、事前申し込みが必要です。
 お申し込み・お問い合せはまでお気軽にどうぞ♪

 今年も2月27日がやってきて、健やかに誕生日を迎えることが出来ました。
 これもひとえに皆さまのお蔭です。心から感謝いたします!

 ……というわけで、いよいよ還暦まで残すところ2年。

 自分のDNAを継ぐ孫娘は頼もしく成長しているし、自分自身もマイペースで納得のゆく仕事ができているし、このところ人生がいよいよ面白くなってまいりました。

「還暦イヤー」の2020年が今から楽しみです。
  世間さまと比較するまでもなく、私は歳(とし)をとることに対して徹頭徹尾ポジティブな人間なのかも知れません。

 これまで年齢を隠したことはありませんし、

「もう一度18歳に戻りたいなあ」

などと思ったこともありません。

 と言うのも、58年もかけて山を登って、ようやくこんなに美しい風景を見ることが出来るようになったんですよ。それなのに、何が悲しくて麓(スタート地点)まで戻らなきゃいけないのか。

 私が目指す山頂は、まだまだ遥か遠いところにありますが、そこから見える景色はこの世のものとは思われないほど美しいに違いないのです。

 その風景を見ることが、いわば人生最大の楽しみなんですね、自分にとって。
 そうであってみれば、歳をとることに何の不安がありましょうか。

ちなみに2月27日はポケモンの日でもあります。この日の
ポケモンGOはパーティー帽をかぶったピカチュウだらけ。 
 それと――これは前にも「週マ」に書いたかも知れませんが――私は人生の早い段階で若さへの幻想に見切りをつけた人間です。

 忘れもしません、あれは高校1年生の3学期、16歳の誕生日を迎えた朝のことでした。

 実家(長野市)の自分の部屋で目が覚めた瞬間に、急に胸がざわざわした、あの想いは一体何だったのか。

私は16歳。立派な年寄りだ。もう若くないんだ

 今から考えると苦笑したくなるような生意気で気の毒なコメントですが、そのとき私は心底からそのように想ったのでした。

「おかあさん、私を産んでくれてありがとう️」と伝えるため、
今年の誕生日も花束(母が大好きな紫色のスイートピー)
を抱えて実家へ。



母の手料理をいただきながら女子会。このあと母は、
私から受けた花束をテーマに一首詠んでいました。



こちらは私の人生で最初の写真です。
生後3日目。長野市内の小松産婦人科にて。
 あのとき、まだ初恋の経験さえない16歳の女の子が、なぜそんなふうに思ったのか。

 自分でもさっぱりわけがわかりませんが(苦笑)、とにかく私は16歳の誕生日の朝に「歳をとった」と自覚したのです。

 理由はどうあれ、これは事実。

 そして特筆すべきは、私がこれまでの人生の中でというものを痛烈に感じたのは、そのときが最初で最後だったということです。

 あのあとは20歳になったときも、30歳になったときも、40歳になったときも、50歳になったときも、16歳で感じたような衝撃を受けることは全くなく、ごくすんなりと大台に乗り、スムーズに歳を重ねてきたような気がします。

 早いうちに年齢の呪縛から卒業してしまえたことを、今となっては大変ありがたく感じています。

誕生日に届いたオーストラリアン・ワイン。孫娘生誕記念の
しだれ桜の前で撮影。「去年の4月から断酒してます」と口を
酸っぱくして言ってるのに諦めずにお酒を送ってきてくれた
お友達(唄淳二さん)に心から感謝(笑)。ワインに関する
詳細はこちらからお読みください。
 今年の誕生日は家族全員と過ごし、特に娘&孫娘(2歳11か月)とはゆっくり女子会が出来ました。

 また、現在執筆中の空海本について編集者の芝田暁さんと打ち合わせもできて、これ以上ないほど素晴らしい一年のスタートを切ることができました。

 ちなみに、私が「空海を書こう」と最初に思ったときから数えて、既に10年以上の時が経過しています。

 この間、幾度か原稿を書き始めようとしては、その都度パソコンのキーを打つ手を止めたのは、きっと私の中で空海を書くには時期尚早だったからなのでしょう。

 その後、カウラ事件をテーマに博士論文を書き終え、さらに3年連続でインド工科大学の教壇に立つという極めて貴重な体験を経て、今ようやく「私だけの空海」を書くことができるという一種の境地に至ったのかも知れません。

 弘法大師空海に関する本は、これまで多くの方が書いていらっしゃり、名著も多々存在します。

 そのなかで、いま自分が執筆している物語は、過去のどの作品とも似ていないオリジナルな一冊であるということだけは言えます。

 もとより微力ではありますが、今の自分にできる最善の形で、伝えるべきことを伝えたい。

 毎日そんな心境で一字一句を丁寧に書き進めておりますので、完成までに今しばらく時間をいただければ幸いです。

 自分に与えられた時間とチャンスを大切に、これからも一日一日を悔いなく生きたいと思います。
 
編集者の芝田暁さんと空海本の打ち合わせ兼誕生日祝い。
お店の名前にナント空海の「海」と真魚の「魚」が両方入って
いました。このうえない吉兆ですね。※真魚=空海の幼名。



飲んでいるのはノンアルコールビールです。念のため。



孫娘とデート中。このあと素敵なカフェでお茶しました。
彼女が上手にナイフとフォークを使う姿にびっくり!
 さて、2月が駆け足で過ぎてゆき、早くも3月

 今月は公開・非公開のものを合わせて計5つの講義・講演をしますので、また少しバタバタしますが、ともあれ今年は空海本の執筆に最大の焦点を当てて全力で挑みますよ。

 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 ではでは♪
  
 ★週刊マミ自身 600号記念プレゼント★

 「週刊マミ自身」は、お蔭さまを持ちまして第600号を発行することが出来ました。これもひとえに皆さまのご贔屓の賜物と心から感謝申し上げます。
 これを記念いたしまして、600号から602号までの3号にわたって600号記念特集を組ませていただきます。以下の内容でメールをくださった方の中から3名さまに粗品を差し上げますので、どうぞ奮ってご応募ください。お待ちしています。

《以下、メールでご応募ください。》
メールの宛て先はです。
メールの件名は必ず「週刊マミ自身 600号記念プレゼント」としてください。
メール本文に以下の①から⑥をご記入の上、送信してください。3名さまに粗品をプレゼントいたします。
①ニックネーム(ホームページ上で発表しても構わないもの)
②ご本名 ③郵便番号 ④ご住所 ⑤お電話番号 ⑥山田真美へのメッセージ


※いただいた個人情報はプレゼント発送以外の目的では一切使用いたしません。
※当選発表は3月中旬を予定しております。
 ▼・ェ・▼今週のクースケ∪・ω・∪ 



春めいてきたので、そろそろ
モシャモシャヘアの切り時?


(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2018年3月4日
山田 真美
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