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2020年4月23日(第643号

今週のテーマ:
7日間ブックカバーチャレンジ~第1日目
 Day 1 of the seven-day book challenge:

 ネット上で流行中の「7日間ブックカバーチャレンジ」。
 フェイスブックフレンドの田口ヒロミさんからバトンを受け取りました。

 折角ですからフェイスブックだけでなく「週マ」にもアップすることにいたしました。
 今日から7日間、果たして休まずに続けられるでしょうか!?

7日間ブックカバーチャレンジ
~第1日目~


    『古事記』
   太安万侶(おおのやすまろ)編


 いきなり、ここから始めます(笑)。
 西暦712年出版。
 現存する日本最古の歴史書と考えてよいでしょう(ただし異論あり)。

 ダイナミックな内容です。
 私がこれまでの人生で読んだ全ての書物の中で、間違いなく一番衝撃的だった本のうちの一冊です。

 内容を書いてはいけないようですが、一言だけ記すならば、日本神話の天地開闢(かいびゃく)の物語から第33代推古天皇の御代までの日本の歴史が書かれています。

 本当のことを言うと、私が最初に読んだのは日本語の『古事記』ではなく、英語版の"KOJIKI"(東京大学出版・刊)だったんですけどね。

 原文が漢文ですので、漢文に詳しい方以外は最初はむしろ英語で読んだほうが理解しやすいかも知れません。

 とは言え、ここにご紹介する岩波文庫版は、現代人にもわかるように懇切丁寧な解説付きですし、それに何と言っても廉価(1,056円)なのが嬉しい。

 ちなみに『日本書紀』ももちろん素晴らしいのですが、こちらは全30巻(文庫本5冊分)といきなり分厚くなりますし、また『日本書紀』は国家公認の「正史」ですので、何と申しましょうか、そこここに「忖度」のようなものが感じられ、疑り深い私は素直に受け取れない部分もありました(苦笑)。

 その点、好き勝手にズバズバ書いていて(笑)分量も少ない(=読みやすい)『古事記』を、私としては春の推薦図書としてオススメします!

 明日(第2日目)へと続く。


★「ブックカバーチャレンジ」とは?
 読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊7日間投稿するというもの。
★ルール
 ①本についての説明はなしで、表紙と画像だけアップ。
 ②毎日お気に入りの1冊を投稿してみます。
 ③その都度1人のフェイスブックフレンドを招待し、チャレンジへの参加をお願いする。
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


わが家のニワトリ、小国鶏。
『古事記』の時代を今に伝える
貴重種のようです!

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2020年4月23日
山田 真美
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