2020年4月24日(第644号)
今週のテーマ:7日間ブックカバーチャレンジ~第2日目 |
Day 2 of the seven-day book challenge:
ネット上で流行中の「7日間ブックカバーチャレンジ」。
おかげさまで昨日の『古事記』には大勢の方からお褒めのお言葉をいただきましたよ。
ありがとうございました。
では今日も参りましょう。
7日間ブックカバーチャレンジ
~第2日目~
『旧約聖書』
日本聖書刊行会・刊
今日もガチでございます(笑)。 |
 |
私は千年、二千年の時を経て生き残った歴史書が好きです。
そこには人類の英知と愚かさ、美と醜、善と悪、光と闇、ありとあらゆるものがタイムカプセルのように閉じ込められているから。
そして、タイムカプセルを開けるか開けないかは、ひとえにあなた次第です。
……というわけで、昨日の『古事記』にひきつづき、今日は『旧約聖書』をご紹介します。
といっても、もちろん布教を始めるわけではありませんのでご心配なく(笑)。
あくまでも歴史書としてのご紹介です。
さて皆さん、ご存知でしょうか。
英語でBookといえば「本」のことですが、定冠詞を付けてThe Bookといえば「聖書」を指しているということを。
そうです。
私達は今日ここで「ブックカバーチャレンジ」なんて言葉をのんきに使ってますけれど、ザ・ブックと言ったら聖書を指しているんですからね~。このこと、ぜひ覚えておいてくださいね。
さて「聖書」と言いますと、多くの方はキリスト教のバイブルである『新約聖書』のほうを思い出されることでしょう。
今日ご紹介する『旧約聖書』はその前の時代、つまりキリスト以前の古代ユダヤの歴史を綴った文書です。
また日本人のなかには、
旧約聖書=古い翻訳の聖書
新約聖書=新しい翻訳の聖書
と勘違いしている方を散見しますが、そうではありません。
「訳」ではなくて「約」が正しい。
「約」とは、神との約束(契約)のことなんです。
すなわち、
旧約聖書=神との古い約束(ユダヤ教)
新約聖書=神との新しい約束(キリスト教)
ということです。
どうやら古代ユダヤには優秀な記録係がいらっしゃったようで、『旧約聖書』には当時の出来事が、これでもか、これでもかと微に入り細を穿って記されています。
そしてそれらの知識は、現代を生きる私達にも大いに関係のあるさまざまな事柄にヒントを与えてくれています。
たとえば、本来は兄弟だったはずのユダヤ教(ひいてはキリスト教)とイスラム教は、いつ、なぜ、別れることになったのか。その原因となった出来事も『旧約聖書』には書かれています。
決して一般的な本ではありませんが、歴史の源流にまで立ち返って人類史を深く考えてみたい方にとって、本書は必読図書と言えるのではないでしょうか。
明日(第3日目)へと続く。
★「ブックカバーチャレンジ」とは?
★読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊7日間投稿するというもの
★ルール
①本についての説明はなしで、表紙と画像だけアップ
②毎日お気に入りの1冊を投稿してみます。
③その都度1人のフェイスブックフレンドを招待し、チャレンジへの参加をお願いする。 |
▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪

もふもふ♪
(※前号までの写真はこちらからご覧ください) |
|