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2007年3月27日号(第257号)
今週のテーマ:
恋に落ちたブースケ
 それは、何の前触れもなくブースケの身に降りかかりました。

 いつもは典型的な食っちゃ寝オトコでセクシーさのかけらもないあのブースケが、あろうことか昨日、恋に落ちた(!)のです。

 事件が起こった場所は、いつもお散歩に行く上野公園。ブースケにとっても私にとっても、ごく見慣れた場所です。

 でも昨日は、最初からすべてが微妙に違っていました。
 咲き始めた桜のせいでしょうか、あたりに漂うオーラのようなものが、昨日は始めから違っていたんです。
  
(左)午後3時の上野公園 (右)ブースケを連れてよく立ち寄る公園内のカフェ
 桜のせいかも知れないし、あるいは単純に春だったからかも知れません。

 学校が休みということもあって、いつもより人出の多い公園の風景。当然、犬たちもたくさんお散歩に来ています。

 公園に着いて最初の30分ほどは、いつもどおり鳩を追いかけ回したり草を噛んだりして元気に走り回っていたブースケ。

 ……そんなときでした。群衆の中に、小学校高学年ぐらいの男の子に連れられた1匹のマルチーズの女の子の姿が見えたのは。

 その子を一目見た瞬間、ブースケの心はズキューン!と撃ち抜かれてしまったのでした。

「うわあああっ! こんなに可愛い子が
この世にいたなんて!」
 しかもこの恋、ブースケが一方的に惚れただけではなく、なんと相手の女の子のほうもすっかりブースケを気に入った様子。

 いや、それどころか、ふたりともお互いから離れようとしないではありませぬか。

 もしやこれって(私の記憶が正しければ)ブースケ史上初の相思相愛では!?

ドキドキドキ(ブースケの胸の鼓動)

  
「わたしの名前はピーチ。どうぞよろしく」「僕はブースケ。これから毎日一緒に
遊ぼうよ」「うふふふ」「あははは」 ……ふう。春ですねえ(頭の中が)
 ブースケさんたら、家で待っている糟糠(どこが?)の妻・パンダの存在は、「完全に」忘れてしまった様子です(苦笑)。

 しかしまあ、それはそれで仕方ないでしょう。

 確かに、もとをただせばパンダはブースケの嫁として家に連れて来たワンちゃんですが、その後3年近く経ってもパンダのガードは異常に固く、ブースケは指1本触れることすら出来ません。

 ふたりの仲は全く進展せず、未だにただの友達のままなのですから(泣)。

 その点、昨日出逢った女の子(名前はピーチちゃん)とブースケはとっても相性が良いらしく、一目でお互いを気に入ってしまったふたりは、あっという間にラブラブに。

 むしろ周囲のオトナ(というか人間たち)が、

「ちょっとあなたがた! 公園で白昼堂々何をしようとしてるんですかっ!?」

とふたりを引き離す場面も何度もあったほどでした(それはそれで汗)。

 このふたり、明日もデートの続きをする予定ですが、恋の行方やいかに!?

 ま、たまにはブースケにもモテモテ男の季節があっても……いいですよネ?

(もっとも、そんな蜜のように甘〜い出来事が「あの」ブースケの身の上に起こり続けることは、キャラ的にまずあり得ないと思うのですが(苦笑))

 とりあえず、ブースケに幸あれ。ピーチちゃんとの間に何か進展があったら、またご報告いたします。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


先週、風邪をひいて救急病院に担ぎ込まれた
ときのブースケ。このときは、数日後に恋の病
にかかるとは思ってもいませんでした(苦笑)

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2007年3月27日
山田 真美