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2005年12月4日号(第197号)
今週のテーマ:
本当は10月だった‘DECEMBER’の不思議
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 今年もカレンダーが最後の1枚に変わり、忘年会にクリスマスパーティー、それに年賀状の準備と、何かと忙しい今日この頃ですが、皆さまにおかれましては、お元気にお過ごしでしょうか。

 ところで皆さんは、12月が‘December’と呼ばれる理由をご存知ですか。
 まあ、知っていても知らなくても人生にはあまり影響のないムダ知識ではありますが、これがなかなか面白い話なのですよ。

 12月と言えば、言うまでもなく1年のうちで12番目の月。ところが、この‘decem’という言葉、もともとラテン語では「10番目」を意味する言葉なのです。

 そうです。Decemberは12月ではなく、もともとは10月を意味する言葉だったのです。
 それが何故、今では12月をさす言葉になってしまったのでしょうか???
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 私たちが現在使っている暦の原型を作ったのは、古代ローマ人であると言われています。
 暦が作られた当時は、今と違って1年は12か月ではなく10か月しかありませんでした。その当時の各月の呼び名は、次のとおりでした。
第1の月 Martius(今でいうMarch。軍神「マーズ」に由来)
第2の月 Aprilis(今でいうApril。美の女神「アフロディーテ」に由来)
第3の月 Maius(今でいうMay。春の女神「マイア」に由来)
第4の月 Junius(今でいうJune。結婚の女神「ジュノー」に由来)
第5の月 Quintilis(今でいうJuly。Quintilisは「5番目の月」という意味。のちにローマ皇帝カエサルこと「ジュリアス・シーザー」が、自分の名前にちなんでこの月の名を「ジュリアス」と変えてしまったため、現在ではQuintilisという言葉は残っていません)
第6の月 Sextilis(今でいうAugust。「6番目の月」という意味)
第7の月 September(「7番目の月」という意味)
第8の月 October(「8番目の月」という意味)
第9の月 November(「9番目の月」という意味)
第10の月 December(「10番目の月」という意味)
 もうお気づきでしょう。
 そう。当時のカレンダーには、なんとJanuaryとFebruaryが存在しなかったのです。

 古代ローマのカレンダーに、Januarius(今でいうJanuary)とFebruarius(February)が新たに加えられ、1年が12月になったのは、紀元前700年頃のことと言われています。

 ちなみにJanuariusは「入り口の神」と呼ばれるヤヌス神に由来。
 Februariusは、毎年2月15日に祝われていた「浄化の祭り」の名前に由来するようです。

 このとき、JanuaryとFebruaryをカレンダーの頭に加えてしまったために、3月以降の月はすべて2か月ずつ後ろへ送られる形になり、その結果、本来は「10番目の月」の意味を持っていたDecemberが、2つ順番を下げられて12番目になってしまったというのが、この話のオチなのでした。
 同様に、AugustからNovemberまでの各月も、本来の意味とは2か月ずれた月になってしまいましたとさ。

 まあ、カレンダーを改革するのは構いませんけど、するならするで、古代ローマ人はもうちょっと考えてからやって欲しかったですネ。そうでないと、後世の人間が混乱するじゃないですか(笑)。

 ちなみに、本来なら8月を意味するOctoberの「オクト」は、オクトパス(蛸)の「オクト」と一緒。
 ほら、タコの足は8本あるでしょう。このことからも、「オクト」が「8」を意味する言葉であることがおわかりいただけると思います。

 まあ、こんなことを知っていても一生使わないかも知れませんけどネ。あくまでも、ご参考までに(笑)。

 さて私、師走に入ってからは何かと忙しい毎日が続いておりますが、先日、ブースケの散歩で久しぶりに上野公園まで足を伸ばしてきました。

 綺麗でしたよ、上野公園。桜吹雪の頃とはまた一味違った風情があって。

 クリスマスのイルミネーションがともり、ひと気の少なくなった夕暮れの公園を枯葉を踏みしめながら歩いていると、どこか知らない街を歩いているような気持ちにさせられたほど。一瞬、(ここはパリ?)という錯覚さえ覚えた私でした。

上野公園のいちばん隅っこのほうにある、小さな
遊園地。地元の人でさえ知らない人がいるほど
目立たない遊園地です



冬に見るメリーゴーランドは、どこか
ノスタルジック



しかしその先には、数軒の食べ物屋さんが。途端
に私の食欲は女子高生モードに(爆)



……というわけで珍しくクレープを食べることに。
しかしこういうときに限って編集者の芝田さんか
ら仕事の電話が入ってしまい、携帯とペンとメモ
用紙とクレープとブースケのリードを持って右往
左往する私なのでした(何それ(苦笑))



クレープを食べているあいだに、日はとっぷりと
暮れておりました。クリスマス・イルミネーション
に囲まれて考える人(国立西洋美術館)
 これから暫くは、上野公園をブースケの毎日の散歩ルートに加えようと思います。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 ところで、いつもご愛読いただいております「週刊マミ自身」は、12月24日に創刊第200号を更新できる見込みとなりました。
 これも皆さんの応援のお蔭です。本当にありがとうございました♪

 そこで、日頃の感謝の気持ちをこめて、第200号にはスペシャルプレゼントを付けたいと思います。
 プレゼントの内容は、24日までヒミツ(ミステリーツァーみたいでしょ(笑))。男女どちらにも使っていただけるものを考えております。

 12月24日は奇しくもクリスマス・イヴですので、24日にプレゼント当選者を発表、しかも24日必着の宅配便にて発送しちゃおうと思います(ただし、当選者が海外にご在住の場合は、プレゼントの到着が遅くなりますことを、予めご承知置きください)。

 プレゼントに応募される方は、次のクイズにお答えください。
【クイズ】 山田真美が生まれて初めて書いた短編童話集のタイトルは何だったでしょうか?
(ヒント:当ホームページの「プロフィール」ページをご覧ください)

 プレゼントをご希望の方は、件名を「週刊マミ自身第200号記念プレゼント」とした上で、
@クイズの答え
Aお名前(ご本名)、およびハンドルネーム(HP上で公開可能なもの)
Bご住所と電話番号(プレゼントの送付先となりますので、アパートなどの部屋番号まで明記してください)
C性別
D年齢
E職業(または学年)
F「週刊マミ自身」読者歴
 ※「1年ぐらい前から」とか「先月から」というようにお答えください。
 読者歴が短いと当選できないというようなことはありませんので、正直に答えてくださいネ(笑)。
Gあなたがいちばん好きな山田真美作品のタイトル
 ※まだ1冊も読んだことのない人は、最初に読んでみたい作品名を教えてください。
Hこれからの山田真美に望むこと
 ※将来的に書いて欲しい作品のテーマや、執筆活動以外で望むことなどを自由に書いてください。
Iその他メッセージ(あれば)
をお書きの上、boosuke@badboy.co.jp宛てにご応募ください。締め切りは今月22日とさせていただきます

 たくさんのご応募、お待ちしております。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


最近、とみに仲睦まじいご夫妻

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2005年12月4日
山田 真美