旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号「カウラ事件75周年」は
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こちらから御覧になれます。

2019年9月11日(第630号

今週のテーマ:
中学校同窓会+富士登山(八合目まで)
 
お知らせ① ナマステ・インディア講演
今年もナマステ・インディアで講演をさせていただきます。
日時: 9月29日(日曜日)13時から14時まで
場所: 代々木公園 ナマステ・インディア会場
演題: 観光ガイドに載っていないインパールとその周辺の最新情報
参加無料・申込不要です。お気軽にご参加ください♪
※当初は演題を「本当は怖いインド神話②」とする予定でしたが、マニプール州からナマステ・インディアのために訪問団が来日することになり、急きょ(マニプール州都である)インパールの話をすることにいたしました。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
 お知らせ② カウラ事件75周年記念式典報告会
秋も深まる頃、カウラ事件75周年をテーマに講演をさせていただく運びとなりました。
日時: 2019年10月13日(日)午後5:30~7:30
場所: スタジオEASE目黒(東京都目黒区)
参加費: 1,500円
最後のカウラ事件サバイバーである村上輝夫さん(99歳)も参加なさいます。当日はサクラシラーズ(カウラワイン)のほか、カウラ事件に関係の深い「スペシャルスイーツ」もご賞味いただく予定です。完全予約制とさせていただき、お席がなくなり次第、締切とさせていただきます。
お問い合わせ・お申し込みはまで。
  ちょっと古い8月後半の話題で恐縮ですが、この夏もまた、5年ぶりに中学校の学年同窓会がありました。

 私の出身校は長野市立柳町中学校(略称は柳中=りゅうちゅう)と言って、一学年10クラス、生徒数にして約400名のマンモス校(当時)でした。

 もちろん、同窓会に出席できるのはそのうちのせいぜい3分の1程度でしょうが、それにしたって130~140人は集まるのですから、かなりの大所帯ですよね。

 面白いことに、私たちが同窓会を開くのは45歳、50歳、55歳といった具合に5年ごとの節目の年だけと決まっているんです。

 理由はわかりません。幹事さんたちがそう決めてくださったのでしょうが、5年に一度という、いわばオリンピックよりレアな開催頻度が、多すぎず少なすぎず、付かず離れず、なかなか良い感じで、私は毎回の同窓会を楽しみにしていたのでした。

 で、今回は全員が60歳=還暦を迎える特別な年度。

 しかも今回は幹事さんからあらかじめ、

「一学年10クラス合同での開催は今回で最後になるかも知れませんので……」

という連絡があったことも手伝って、これまで一度も顔を出したことのなかった同窓生までが大勢集まりました。

 そんなわけで、ひょっとしたら最後になるかも知れない一学年10クラス合同同窓会に行ってまいりました。
 
出席者が多すぎて全員一緒の撮影は叶わず、出身小学校別の撮影となりました。
こちらは城東小学校の卒業生。私は最前列、向かって左から8人目。



写真左から、保育園から中学校まで一緒のT君、小学校と中学校が一緒のH君、
当時大親友だったアッコ、私、中学校の英語クラブで一緒に勉強したE君。
 ところで、今回の同窓会ではちょっと面白いことがありましたので備忘録的に書いておきます。

 卒業から長い時間が経ち、音信不通になってしまう人は案外多いものですが、今回の同窓会には、長いこと音信不通だったクラスメイトのW君が卒業以来初めて出席していました。

 たまたま隣の席になったので「W君だよね、お久しぶり!」と声をかけたところ、返ってきたのは、

「やあ、お久しぶり! 実はね、今日は真美さんのウェブサイトのおかげで同窓会に来ることができたんだよ」

という予想外な答え

 よくよく話を聞いてみると、W君は今回、次のような経緯で同窓会に来ることができたのだそうです。

 還暦・定年を迎える年齢になったW君は、ふと故郷が懐かしく感じられ、と同時に同窓会に出たくなったんだそうです。その気持ち、すごくわかりますよね。

 しかし大学時代から東京で暮らしているW君は、長野には知り合いらしい知り合いがいなくなってしまったんだとか。

「そうだ。過去に同窓会が行なわれた形跡が残ってないかどうか、調べてみよう」

 そう思い立ったW君は、

「柳町中学校」 「1975年3月卒業」 「同窓会」

のキーワードでネット検索してみました。
 すると、何年か前の「週刊マミ自身」にたどり着いたと、まあ、そういうことのようです(笑)。

 「週マ」を通じて、同窓会が5年に一度開催されていることを知り、次の開催が2019年8月であることを予想したW君。

 そのあと彼が取った行動はなかなかユニークだと思うのですが、W君は、同窓会の会場となりそうな長野のしかるべきホテルはどこだろうと考えました。
 そして、「きっと、ここだろう」と当たりをつけ、ホテルに直接電話してみたのだそうです。

 すると、それがなんと今回の同窓会の会場だった犀北館さんだったと。
 それって凄い勘ですよね。ちなみに過去の「週マ」には、犀北館さんの名前は登場しないのです。

「……というわけで今回、真美さんのサイトのおかげで同窓会に来ることできたんだよ」

 そう言いながら、爽やかに笑顔を浮かべるW君。
 いやはや、まさかこのサイトがそんなふうに他人様のお役に立てるとは思いもしませんでしたよ~。

 中学時代、確かに勉強はできたけれど、物静かでほとんど口を利いたこともなかったW君が、こんな行動的で面白い人だったということも今回初めて知りました。

 いやー、ほんと、同窓会って面白いですね!

 ちなみに、やはり卒業後初めて再会したクラスメートのK君が、なんと私の書斎からさほど遠くない病院の内科部長になっていたのにも驚きました。

 ホームドクターをお願いしようかな?(笑)
 
 さて、同窓会の翌々日は、人生で初めての富士登山に挑戦してまいりましたよ。

 富士山……。これまで、どういうわけか一度も登ったことがない(と言うよりは登ろうと思ったことすらない)山なんですよね。

 それが今回、何故トツゼン登ろうと思い立ったかと申しますと……。

 夏の初め頃でしたか、秋葉原で仲間とポケモンGOをしていたんですよ(笑)。
 そのときに、ふと紛れ込んだ風変わりな神社。どうやら将軍綱吉ゆかりの場所らしいんですが、そこには妊娠したタヌキやら不思議な神像(?)に混じって、何故か富士浅間神社(分社)の鳥居が。

 それを見た私が何気なく、

「私、まだ一度も富士山に登ったことがないんですよね~」

と(英語で)呟いたところ、ポケモン仲間の御年70ん歳の女友達(日本人)が、

「あら。私は二度登ったわ。70歳のときも登ったし、77歳になったらまた登るつもりよ~」と(英語で)。

 すると、これを聞いたインド人(インド工科大学の教え子で現在は日本留学中)もすかさず、

僕も登りたいです! 連れてってください!」(もちろん英語)

 ……というわけで、富士山に登る話が一気に白熱化。
 さらに仲間は増えて、最終的には6人で登ることに。

 もちろん、相手は日本一の山です。やるなら真剣にやらなければいけません。
 事前にプロに相談して装備はしっかり揃え、高山病対策もやり、事前情報も可能な限り集めました。

 というわけで迎えた富士登山当日

 いざ登ってみると、八合目までは難なく登ることができました。

 妙にあっさりしていてゴメンナサイ(汗)。強いて言えば、途中でいっぺん軽く足が攣るという事態には見舞われましたが……それもごく軽症で済みましたし、特に「難しい」という箇所はなく、八合目まではスラスラと登れたのです。

 ところが八合目の山小屋で夕食をいただき、シュラフに包(くる)まって仮眠をとっていたところ、夜中に天候が悪化。
 大雨と強風に見舞われて御来光など夢のまた夢となり、翌朝はノーチョイスで下山せざるを得ませんでした。

 でもまあ大自然が相手なのですから、こればかりは仕方ありませんよね。

 八合目まで登ってみて、

「ああ、これなら体力的にはまだまだ登れるな」

と自分の脚と体力に自信が持てただけでも良かったと思います。

 この続きはまた、来年の夏に再チャレンジしたいと思います♪

五合目でのスナップ。
ちなみに今回選んだのは富士宮ルートです。



こちらは六合目でのスナップ。



厳選したトレッキングシューズを履いて行ったためか、
脚(足)への負荷が少なく、大変歩きやすかったです。
やはり、まずは装備が大切ですね!



新七合目にて。
この頃から少しずつ雲が活発化していました。



八合目の山小屋でいただいた夕食。
カレーライスですが、ベジタリアン用(美味!)もあってビックリ。
それだけ外国人登山者が増えたのでしょうね。



翌朝、天候が悪化しノーチョイスで下山しているところ。
いちばん山に慣れており、先頭を歩いてくださったN子さん(70ん歳)撮影。



メンバーの内の3人がインド工科大学の教え子でした。
またステキな思い出が増えましたよ♪
(富士山に登る前に立ち寄った富士宮浅間神社にて撮影)
 というわけで、振り返ればカウラ事件75周年慰霊祭、中学校の同窓会(5年ぶり)、富士登山と、忘れがたい出来事が多々あった8月でした。

 9月はなるべく書斎で過ごす時間を増やし、出来る限り執筆の続きに専念したいと思います。
 
 皆さまも、健やかな毎日をお過ごしくださいね。
 ではでは♪
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


冷房の効いた車内がお気に入りの
暑がりクースケさん。

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2019年9月11日
山田 真美
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