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2008年7月5日号(第301号)
今週のテーマ:
ガガル対モッサリーナ〜未知との遭遇
★ お し ら せ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日更新)。第3回目は「ありがとうの輪」。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 東京でも昨日ついに、今年はじめて最高気温が30℃を突破しました。

 あまりの暑さに、今週は思わず「ガガル対モッサリーナ」などというワケのわからないものを書いてしまいましたよ(笑)。この暑さに免じてお許しください。

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 昔あるところに、1匹のガマガエルがいました。
 名前をガガルといいました。

ガガル(年齢性別不詳)
 同じころ、ガガルの家からそう遠くないところに、1頭の珍獣が住んでいました。

 そいつは髪の伸びるスピードが異様に速く、いつ見ても全身の毛がモサモサなので、人々からモッサリーナと呼ばれ、畏(おそ)れられていました。

遠吠えをする珍獣モッサリーナ。
パソコンを破壊しながら進軍中!
 ある日、ガガルが散歩をしていると、大きな白い電柱のようなものにぶつかりました。

あいたたた。何だ何だ? この白い電柱みたいな物体は?」

ガガル「ん? この電柱みたいな物体
は何だろう?」
 ガガルが力いっぱい押しても、その物体はびくともしません。

ヘンだなあ。昨日まではこんな電柱、立ってなかったぞ?」

 けれども、ガガルが電柱だと思ったその白い物体は、実は珍獣モッサリーナの前脚だったのです!

珍獣「……(汗)」
 ガガルに押された珍獣は、たぶん虫の居所が悪かったのでしょう、いきなりガガルに襲いかかりました。

「オレは今、目がまわるほど腹ペコなのだ。おまえを今日の晩ゴハンのおかずにしてやる。ブッヒッヒ」

珍獣「ブヒヒ。うまそうな肉の塊だ」
ガガル(げげっ!万事休す!)
「キャーッ! お助けください!」
 驚いたガガルは大声で助けを求めました。

「こ、腰が抜けて思うように歩けないぞ」

 ガクガク震えながらも、その場から逃げだそうとするガガル。しかしその歩みは、まるで亀のようにノロノロしています。

 その姿に珍獣は大笑い。
飛んで火に入る夏のカエルとはおまえのことだブー。もうどこにも逃げられないゾ、覚悟しろ」

珍獣「今夜のおかずゲ〜ット!」
ガガル「うわわ〜っ!喰われる!」
 巨大な珍獣の前脚がガガルを襲います。あの鋭い爪にやられたら、ガガルの命はありません。

「ダメだ、このままじゃ殺されちゃう! こうなったら、イチかバチか死んだふりをしてみよう」

 ガガルは一世一代の大芝居を打って、おなかを上にしたままその場に転がり、息を止めて死んだふりをしました。

 それを見ると、珍獣はちょっとあせってオロオロしはじめました。
「あれーっ!? 今日の晩ゴハンが急に動かなくなったぞ。おーい、おーい、どうしたんだー?」

珍獣「あれ?おなかを上にしたまま、
動かなくなったぞ?(大汗)」
ガガル(死んだふり、死んだふり……)
 絶体絶命のガガルの運命やいかに!?

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 この物語はノンフィクション(実話)であり、ガガルも珍獣モッサリーナ(別名ブースケ)も我が家の敷地内に実在します。上の画像にはヤラセ・合成などは一切ありません。すべては一昨日、実際に私の目の前で起こったことでありまする。

 なお、写真はここまでしか撮っていないのですが、このあとガガルはまんまとモッサリーナの監視の目をかいくぐって藪の中へ逃げおおせましたので、何卒ご安心ください。

 って言うか、この状況から獲物を逃がしたモッサリーナは、かなりドンくさいですね(笑)。

 もしもガガルが再び庭に現われたら、そのときは続編「ガガル対モッサリーナ〜最後の聖戦」(爆)を書くことにしますので、乞うご期待。

 ……さてさて話はコロッと変わりますが、このたびは「週刊マミ自身」300回記念特別プレゼント「マミリンとふたりで楽しむ本格派インド料理」にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

 常日頃から「勝負するなら差しで勝負」をモットーとしている私ですので、今回も「一対一で濃〜い話をしながら美味しいインドカレーを」というアイデアが浮かんだわけです。

 すると、予想を上回るたくさんの皆さまから「ぜひ、差しで!」というニュアンスのご応募をいただき、本当に嬉しく思っています。

 今回は恒例の阿弥陀くじはヤメまして、応募者のお名前を1枚1枚紙に書き、たたんで一か所に置いておいてブースケに拾って来させるという斬新な方法(笑)を採用いたしました。

 その結果、当選者はエリノさま(32歳・女性)に決定いたしました。おめでとうございます♪
 エリノさまには個別にメールにてご連絡を差し上げたいと思います。

 今回は残念ながら選に漏れてしまった皆さん、ゴメンナサイ。
 秋にも読者プレゼントを企画する予定ですので、そのときには再挑戦してくださいネ!

 ではでは、明日から始まる1週間もすこやかに♪

*** わすれないでね / R E M I N D E R ***
★「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった〜カウラ捕虜収容所からの大脱走」
日本テレビ系列
7月8日(火曜日)21:00より放送。詳しくは番組の公式サイトをご覧ください。

★日本文化デザイン会議2008 第30回記念シンポジウム
「スピーチ漫陀羅〜話すことって大切」
7月14日(月曜日)赤坂BLITZ(ブリッツ)にて開催。山田真美の出演は15:20〜15:40頃を予定しています(ライブのため多少の変動はお許しください)。
チケットの購入方法など詳細はこちらをご覧ください。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


最初のプチトマトは僕のモノ、誰にも触らせない!

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2008年7月5日
山田 真美

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