2015年1月22日号(号外)
今週のテーマ:訃報:ハリー・ゴードン氏逝去
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カウラ事件研究の第一人者であり、私にとっては30年以上にわたって「オーストラリアのダディ」であり続けた作家でジャーナリストのハリー・ゴードン氏が、1月21日夕方、呼吸器障害などのため、ゴールドコーストのご自宅でご家族に見守られながらこの世を去りました。89歳でした。 |
[昨年8月、カウラ事件70周年記念行事の一環として行なわれたカウラ高校での講演会で
挨拶するハリーさん(右)。左は元日本兵の村上輝夫さん]
[昨年8月5日、カウラ事件70周年記念式典終了後のツーショット]
[ハリー・ゴードンさんの"Voyage from Shame"を『生きて虜囚の辱めを受けず』の
タイトルで邦訳させていただいたのは、今からちょうど20年前のことでした] |
ハリーとは素晴らしい想い出があり過ぎて、今は胸が一杯で言葉が出て来ません。
今年も一緒に遊ぼうねと約束していましたが、残念ながら叶わぬ約束となってしまいました。
そして今日、私はハイデラバードに向かって旅立ちます。私の中で確実に一つの時代が終わったのだ。そんな気持ちがしてなりません。
ハリー、いつかどこかで、きっとまた会いましょう。
今はただ、心から御冥福を祈っています。 |
[ハリー・ゴードン氏の死を速報する「カウラ・ガーディアン紙」(1月22日ネット版)
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