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2006年8月22日号(第231号)
今週のテーマ:
ダライ・ラマ法王への二度目のインタビュー
※8月31日の「めざましテレビ」(フジテレビ系)に、山田真美+友達のインド人マジシャンが登場します。番組自体が生放送ですので、時間が多少変動するかも知れませんが、今のところオンエア予定は午前7時20分頃からとなっております。Check it out!
※9月12日発売の
『よちよちえいご2007』(アルク・刊)にインタビュー記事が掲載されます。お子様への早期英語教育を考えていらっしゃる方は、ぜひご高覧ください。
※9月19日発売の
『できる子は10歳までに作られる』(アスコム・刊)にインタビュー記事が掲載されます。早期英才教育に関心のある方にオススメの1冊です。
 昨日(8月21日)、第十四世ダライ・ラマ法王に謁見し、単独インタビューをさせていただいて参りました。

 法王にお目にかかるのは2004年9月13日の単独インタビュー以来、ほぼ2年ぶりです。

 今回の会見は、法王のご好意により、法王がトランジットのために数時間だけ立ち寄られた成田空港近くのホテルで行なわれました。

 前回のインタビューでは「死」、それも主に「日本人と自殺」をテーマにさまざまなお話を伺わせていただきましたが、今回は「第三次世界大戦を回避するために私たち一人一人にできること」という壮大なテーマの中で、日本が軍備拡大することの必要性の有無など、いくつかのポイントについて突っ込んだ質問をさせていただきました。
 
第十四世ダライ・ラマ法王と私
(写真をクリックすると拡大画面をご覧になれます)



インタビュー中の一コマ



チャーミングな法王スマイル
 ところで、前回インドのダラムサラでお目にかかったとき、私は法王のために世界一精巧にできた鉄道模型(電動式でレールの上を走るもの)を日本からのお土産としてお持ちしました。

 というのも法王は機械いじりがお好きで、お若いときは時計をはじめとする精密機械を片端から分解しては中の構造を徹底的に研究なさっていたと伺っていたからです。

 今回法王にお目にかかるにあたり、私は2年前のときとは趣向を変えようと思いまして、珍しい蓮の実の数珠をプレゼントいたしました。

 蓮と言えば仏教の代名詞のようなイメージが定着していますが、意外(?)なことに、この植物はヒマラヤのような寒冷地には生息しないのだそうです(日本でも北海道には分布していないとか)。

 とは言え、チベットで観音菩薩の化身と考えられている法王には、ほかのどんな植物よりも蓮がお似合いなのでは?

 ちなみに数珠の玉の数は本来は108個が正式なのですが(その理由については拙著『死との対話』をご参照ください)、蓮の実は一つ一つがかなり大粒のため、108粒つなげると、あまりにも長すぎてしまいます。

 そこで今回は、108と同様に吉兆の数字である18粒の数珠を特別に作り、法王に贈らせていただきました。

 お蔭さまで、法王はこの数珠を気に入ってくださったようで、早速お手に取り、さかんに玉を動かしてご自身の手に馴染ませていらっしゃいました。

 また、親玉(房の近くにある白い玉)の穴を覗かれ、その中に鎮座まします小さな仏像を発見なさると、

“Oh, small Buddha!”

と声をあげて喜んでいらっしゃいました。

 法王に差し上げた蓮の実の数珠(一番
上の写真で法王が左手に持っていら
っしゃいます)
 今回、ダライ・ラマ法王には、ご旅行中(公務)で大変お忙しいなか、快くお時間を割いてくださり、また前回にも増して親しくお話させて頂くことができました。この場をお借りしまして、心から御礼を申し上げます。

 インタビューの内容は9月27日発売の「SAPIO」(小学館)に掲載される予定です。どうぞお見逃しなく。

 ではでは♪

※今日から暫く取材その他で忙しくなりますので、次号の「週刊マミ自身」更新は9月3日を予定しております。何卒よろしくお願い申し上げます。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


パンダを高原の花火大会に連れて行
ったところ、ひどく寒がっていたので、
思わずこんな服を買ってあげました

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2006年8月22日
山田 真美