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2025年4月20日(第726号)

今週のテーマ:
すでに40℃超えのインドを堪能してまいりました♪
 ナマステ!

 ご無沙汰を平にお許しください。
 前回の「週マ」で予告したとおり、一か月ほどインドへ行ってまいりました。

 一言で申しますと、3月からめちゃくちゃ暑かったです、インド(笑)。

 日本を出発した当日、山小屋(長野県北部)の最低気温は0℃、なんと雪さえ降っていたのですよ。

 インドは最高気温が連日30℃超え。旅の途中からは40℃を超えていましたから、ほんと、体力だけが勝負って感じでしたね。

 着いて最初の10日ほどは、インド北東部アルナーチャル・プラデシュ州と首都ニューデリーに滞在。

デリーにて、心の友、スシマとのツーショット。
1990年代からの友達で、今もインドへ行くたびに
おうちに泊めていただくほどの仲良しです。



シヴァ神を祀ったヒンドゥー教のお寺にて。
(ニューデリー) 
 そのあとはハイデラバードへひとっ飛び。

 目的はもちろん、インド工科大学ハイデラバード校(略称はIITH)で教壇に立ち、日本文化に関する集中講義を行なうことです。

 講義は一回につき90分または120分

 賢明な読者の皆さまはおわかりと思いますが、120分の講義って、かなり長いんですよ。
 講義をする方も、聞く方も、相当な体力を使います。

 しかも今回は授業時間帯が17時30分開始だったため、学生たちは1日のエネルギーを使い果たす直前といったタイミング。

 そんな彼らに日本文化を楽しく学んでもらうのが私の仕事。未来のインド、未来の日印関係を背負って立つ青年たちを育成するのですからね、大変だけれども、最高にやり甲斐のあるミッションです。

 この日程で、月曜日から金曜日まで休みなしで、計8回の講義を行ないました。

 学生たちには最後に課題エッセイを書かせ、最高A+から最低F(不合格)までの評価を与えました。ちなみに合格者には1単位が与えられます。

 聞いたところでは、将来日本に留学・就職したい学生にとって、この授業で優秀な成績を収めることは重要なのだとか。

 ちなみに今年の履修者は、上限が100人と決められていたのですが、

「どうしてもマミ先生のクラスを履修したい!」

と教務課に直談判に行った学生が複数いたようで、最終的な履修者は111人でした。
 ありがたいことです!

この教室が入っている棟は、昨年完成したばかりのLA棟。
LA=Liberal Arts、すなわち私も所属する教養学部棟です。



全員がブルーのシャツを着てお勉強していますが、
ユニフォームではありません。ただの偶然です(笑)。
この日のテーマは「Yaoyorozu no Kami Gami」。



講義終了技も教室に残り、日本文化に関する熱心な質問を
繰り出してくれたコアなメンバーたちとの記念写真。
独学で覚えたという流暢な日本語を話す学生もいました。



学生の中には絵心のある者もいて、こんな絵を描いてくれました。
「マミ先生の似顔絵」だそうです。



ハイデラバードを発つ前に、旧知のムルティ学長と
記念撮影。つくば市内で2年ほど暮らした経験を
お持ちの学長は、大の日本贔屓でいらっしゃいます。
(写真右後方の写真はインド大統領。)



滞在中の4月2日はインド工科大学ハイデラバード校の
創立17周年記念日でした。17年のうちの10年間(2015
~2025)には自分も微力ながら関わってきたのだと
思うと、なかなか感慨深いものがありますね。
 というわけで、今回もたいへん有意義なインド工科大学滞在でした。

 しかし、それだけではありません。

 詳しいことはマル秘なのでここには書けませんが、実は、昨年10月に出版した『インド工科大学マミ先生のノープロブレムじゃないインド探検記』の続編がすでに始動しておりまして、今回のインド行きには、そのための取材という目的もあったのです。

 というわけで今回は、かなりディープなインドを探ってきました。

 例えば、大多数のインド人が足を踏み入れたことのない究極の奥地にまで入り込んで霊媒やイタコに会ったり……

 望みを叶えてくれる妖精を呼び出すための不思議な集会に出席したり……

 州政府観光局が「インドで最も幽霊の出る場所」と公言する遺跡を訪れたり……

 そりゃあもう怪しくて、妖しくて、不思議な旅となりました。

 上記の「望みを叶えてくれる妖精」うんぬんは、要はアラジンに登場するランプの精のような存在ですね。

 インドには、ITやAIの急速な成長と同時並行的に、中世のような不思議な世界が今も色濃く残されているのですよ。ただ、それも急激な時代の変化によってあっという間に消えてしまうかも知れません。

 『インド工科大学マミ先生』シリーズう第二弾には、そういった不思議なインドを余すところ無く書き残したいと思うのです。

 『空海』は、そのあとになってしまいますが、これも運命かなと。

 なにしろ今は時代がインドを求めていますからね。インドに長く関わってきた者として、当面はインド中心の執筆が続くことでしょう。

 ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。 
 
 さて、お約束の「読者様プレゼント」ですが、今回はインドの駄菓子、アーユルヴェーダ製法の化粧品(アンチエイジングクリーム)、お香とお香立てのセットなどをご用意しました。

 写真に写っていないもの(スカーフなど)も含め、適当に取り混ぜて3名の方にお送りします。
 どなたに何が届くかは指定できませんので、どうぞお楽しみに♪

 ご希望の方は、

①お名前
②年齢
③ジェンダー
④これまでに読んだ山田真美の本
⑤山田真美へのメッセージ

を明記の上、宛てにメールでご応募ください。
 メールの件名は「読者様プレゼント」でお願いします。
 締切は5月4日とさせていただきます。

 当選者の皆さまには、直接メールでご連絡いたします。
 皆さま、奮ってご応募くださ~い♪

 最後に、今日のオマケ画像(笑)↓↓↓
 
 今回、友人に連れられて初めてハイデラバードのクラブで踊ってきました。

 仕事がかなりハードだったので、体を動かすという意味でクラブは最高の選択肢でしたね。
 9年前から完全に禁酒していますので、もちろんシラフです。

 かつては六本木のクレイジーホース(飯倉片町の近くにあった有名ディスコ)あたりで踊っていたバリバリのディスコ世代。ストレス解消には踊るのが一番、ということを、はからずも思い出させてくれたハイデラバードの一夜でした。

 ではでは♪ 
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


4月20日現在、山小屋には残雪が。解けかけた
雪で泥まみれになりながら遊ぶクースケ。

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2025年4月20日
山田 真美
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