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2007年7月24日号(第270号)
今週のテーマ:
インド現代絵画展(INDIART 2007 TOKYO)
★ プ レ ゼ ン ト の お 知 ら せ ★

隔月刊誌『ノーブレス』2007年7月号に、「旦那」の語源について綴った山田真美のコラム「バクシーシ(喜捨)の精神」が掲載されています。

『ノーブレス』はいわゆるクラスマガジンだそうで、残念ながら書店販売されておりません。

そこで「週刊マミ自身」読者の方の中から抽選で3名様に、同誌をプレゼントさせていただきます。
ご希望の方は件名を「ノーブレス希望」とし、下記メール宛てにお申し込みください。

   boosuke@badboy.co.jp

締め切りは8月4日、発表は8月5日更新予定の「週刊マミ自身」第271号とさせていただきます。奮ってご応募ください♪
 7月18日から23日まで、日印芸術研究所とインド国際芸術大学が共催いたしました「インド現代絵画展〜INDIART 2007」(後援/外務省、駐日インド大使館、I.C.C.R.)は、お蔭さまをもちまして大成功裏に終了いたしました。

展覧会ポスター(同じデザインの黒
バージョンもあります)
 初日の18:00からはオープニング・レセプションが催され、約300人のゲストがご来場になりました。

 本展覧会の主催者であるS.K.モディ氏(インド国際芸術大学理事長)の挨拶から始まったレセプションは、日印芸術研究所理事長の山田真巳氏挨拶、ヘマント・クリシャン・シン駐日インド大使御祝辞、谷野作太郎元駐インド日本大使御祝辞、人間国宝・山本邦山師率いる12人のプロから成る尺八合奏団による日印国歌演奏、野澤太三元法務大臣による乾杯の御発声、そしてインド料理とインドビールを楽しんでいただきながらの歓談へと続きました。

上野の森美術館入り口


  
入り口付近の風景
 当日の写真を何枚かご覧いただきながら、インド現代絵画のエッセンスの一滴(ひとしずく)を楽しんでいただければ幸いです。

※写真撮影は、拙著『死との対話』の表紙写真や『ブラック・アンブレラ』の著者近影などでお馴染みの写真家・直田龍作さんです。

スピーチをする主催者のS.K.モディ氏(インド国際芸術
大学理事長)



司会を務めてくださったサエキけんぞうさん(左)と、
モディさんの通訳をする私



人間国宝・山本邦山氏率いる12人の尺八オーケストラ
による日印両国の国歌演奏



展覧会場の風景@ 島津久永様・貴子様御夫妻と歓談
中のS.K.モディ御夫妻



展覧会場の風景A 手前は護国寺貫首の岡本永司
大僧正、左は安養院の平井和成御住職



展覧会場の風景B



展覧会場の風景C



朝倉匠子さん(左から2人目)と白浜利司子さん(右から
3人目)に囲まれた私。左端はインドセンターのヴィバウ
・カント・ウパデアーエ代表
 なお、当日のS.K.モディ氏のスピーチ(抜粋)は次のとおりです。
 ご来場のみなさま

 本日はお忙しいところ、偉大なる都市・東京の、素晴らしい上野の森美術館において開催の運びとなりました「インディアート2007 インド現代絵画展にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。

 周知の通り、インドと日本の間には、長年にわたる文化交流の歴史があります。6世紀に仏教が日本に伝えられて以来、私たちは常に、お互いに対し強い親近感を抱いてまいりました。共通の仏教遺産こそは、私たちを繋ぐ最も古い絆であります。

 日本とインドは、誇り高き文明遺産と、アジアのアイデンティティーを共有しています。歴史を通じ、私たちは相互に働きかけ、高め合ってまいりました。

 今から1,255年前にはインドの僧侶である菩提僊那(ぼだいせんな)が来日し、奈良の東大寺において盧舎那仏(るしゃなぶつ)の開眼供養を執り行ないました。近代においてはタゴールと岡倉天心が、アジアの大国である日印両国間に、新たなる理解の架け橋を築きました。

 2007年は、日印文化協定締結50周年に当たります。この、記念すべき日印交流年に、インドの色彩を日本の皆さまと分かち合えますことを、私達は心から光栄に存じます。

 インドの現代絵画は、近年、世界中で飛躍的に発展しております。インドのアーティストは急速に成長し、いまや世界のアーティストと肩を並べるまでになりました。

 今回のイベントは、日印の歴史を通じて最大規模のインド現代絵画展であります。この展覧会により、両国間の友情と相互理解がさらに深まりますことを、心から願ってやみません。

 今宵、お忙しい中を、インド現代絵画展のオープニングパーティーにお運びいただきましたゲストの皆さま、本当にありがとうございます。展覧会を心ゆくまでお楽しみください。(日本語訳/山田真美)
 今回の絵画展には、インドの現代作家による作品120点が並び、お蔭様でまさに日印文化交流史上最大規模の現代絵画展となったわけですが、作家の顔ぶれも93歳のM.S.フセインやS.H.ラーザといった大御所から、デビューしたての若い作家まで多岐にわたるものとなりました。

 また日本人ではただ1人、山田真巳が『カタカリ金屏風』を特別出品いたしました。

『カタカリ金屏風』をバックに、シドニーから一時帰国中の
娘(LiA)と私
 海外から絵画を搬入するためには、通関の手続きなど一筋縄では行かない課題も数多くありますが、日印芸術研究所としましては、今後も美術に限らず可能な限りあらゆる形で両国間の文化交流のお手伝いをして参りたく存じます。

 展覧会の会期中、上野の森美術館までご来場くださいました皆さまには、この場をお借りいたしまして心から御礼申し上げます。どうもありがとうございました

※なお、今週末は日本五大弁天そのC(天河神社)訪問、及び大学院の夏期スクーリング受講のため、奈良の吉野から高野山にかけて旅をしております。さらに来週は日本五大弁天そのD(琵琶湖竹生島の宝厳寺)に行っております。そのため「週刊マミ自身」第271号の更新は8月5日になりますことを、何卒ご了承ください。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


ブースケお得意の“被り物”シリーズ

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2007年7月24日
山田 真美