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2017年5月8日号(第577号)
今週のテーマ:
ずっと書きたかった本にすんなり着手
 孫娘が両親(つまり娘夫妻)に連れられて初めての海外旅行に出かけてしまったので、このゴールデンウィークはほとんど外出もせず、山小屋に篭ってこれ以上ないほど静かに執筆に専念しておりました。

 書き始めたのは空海をテーマとする一冊。
 高野山大学の大学院に入った11年前からずっと温めてきたテーマです。

 いつかは空海を書きたい

 ……そう願い、実際これまでに幾度か書き始めようと試みたのですが、そうしようとするたびに何故か必ず別の大きな仕事が入るなどの横槍が入ってしまって、どうしても空海に集中することができなかったんですね。

 私はその都度、

「きっと今はまだ機が熟していないのだろう。いつか書くべき時がくれば、その時はすんなりと書き始めることが出来るはず」

と考えて、機が熟するのを待ちながらその時点でやるべき仕事に全力投球していたのでした。

 ところが、です。先月のある晩のこと、いつもなら晩酌をする時間になっても、その晩に限って何故かまったく飲む気が起こらず、唐突に書斎に向かった私は、気がつくとそのまま空海本に着手していたのでした。

 「今日から書こう!」と気負ったわけでは全然なく、まったく自然にすんなりと筆が動き始めたのは実に不思議なことでした。

 あれ以来、私はお酒を1滴も飲まずに原稿を書き進めているのですが、それとても「禁酒しよう」などと殊勝なことを思ったわけではなく、なんだか「もう、お酒はいいや」という心境になったと申しますか、飲まないほうが筆が進むと申しますか、そんな感じ。

 あとから考えてみると、原稿を書き始めた日がお釈迦様の誕生日とされる4月8日だったのも不思議なことです。

 単なる偶然かも知れませんが……それにしてもご縁ですね。
※以下、ゴールデン・ウィーク中の山小屋とその周辺の風景です。

 
これは半月前の庭。奥のほうにまだ残雪が見えています。



現在の庭。ようやくクローバーが芽吹いてきました。
孫の誕生祝いに植えた枝垂れ桜(右奥)は葉桜に。
左奥は設営途中のビニールハウス。



暖かくなってきたのでランチはパラソルの下で。
遠くに見える雪を冠った山は志賀高原です。



ゴールデンウィーク中に母が遊びに来てくれました。
もう葉桜でしたが、お花見が出来て良かった!



山小屋からちょっとドライブすると、まだこんなに雪が残っています。



こちらは山小屋の裏庭。クースケの散歩中に松ボックリ拾い。
あ、ちなみに先日髪を切りました(クースケではなく私が)♪
 書き始めた本は、今はまだプロットを練っている段階です。

 お蔭さまでゴールデンウィーク中にかなりアイデアを絞り込むことが出来ましたが、とは言え、書き上げるまでにはまだまだ長い時間がかかると思います。

 とりあえず今月中には編集者さんに会い、章立てなど大まかなプランをお伝えすることができそうですから、一歩大きな前進かな。

 長年ずっと書きたかったテーマについに着手できる幸福に、ノンアルコールビールで乾杯してこようと思います。

 ではでは♪ 
 ▼・ェ・▼今週のクースケ∪・ω・∪ 


近所の山に残った雪の壁。
完全に溶けるのは来月かな?

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2017年5月8日
山田 真美
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