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2007年5月8日号(第262号)
今週のテーマ:
母の日のプレゼント
★お知らせ★ 友達でサーカス興行師の大島幹雄さんが自腹を切って不定期刊行している『THE ART TIMES』の第2号が発行されました。今回は「インド魔術」特集で、巻頭には「魅惑のインドマジック」と銘打った大島さんと山田の対談が掲載されています。この冊子を抽選で5名様にプレゼントいたします。ご希望の方はメールで boosuke@badboy.co.jp まで奮ってご応募ください(件名は「魅惑のインドマジック希望」とお書きください)。締め切りは5月18日、発表は5月19日更新の「週刊マミ自身」第264号で。
  
(左)『THE ART TIMES』の表紙   (右)大島さんとの対談「魅惑のインドマジック」より


 先日、長野の母からメールが届きました。

 読めば、愛用していたマグカップを落として割ってしまい、どうにも修復不可能であるとのこと。
「なんとか同じデザインの物を入手できないかな?」と、かなり落ち込んでいる様子でした。

 実はこのマグカップ、私が高校生の時に(善光寺近くの『マミー』という名のお蕎麦屋さんで)生まれて初めてバイトをし、そのお給料でプレゼントした品物なんです(父母と弟と自分の分、計4個のカップを柄違いで買いました)。

 母はそのカップをそれは大事に使ってくれまして、実家では未だにこのマグカップが愛用されているんです。

 同じカップを30年ですよ、30年!

 キレイ好きの母が磨き上げているため、カップは未だにピカピカです。

 割れてしまったマグカップ(ポニーテールの女の子柄)は遥か昔に製造が中止されており、今さら新たに買い求めることは不可能な状況。

 インターネットがなかった頃なら私もここで諦めてしまったかも知れませんが、ネットオークションで探しに探しまくったところ……遂に見つけました、新品の同型カップを(下の写真参照)!

 しかも、高校時代の私が買い揃えたのと全く同じ4客セットです!
 速攻で入札したことは言うまでもありません。

原田治さんの「オサムズ・マザーグース」シリーズ。
当時の女の子の間では絶大な人気がありました
 その後、私が電話で、

「オークションで無事に落札できたよ」

と伝えた時の母の喜び様ったらありませんでした。女学生みたいにキャアキャア騒いでましたよ。

 この一件があったせいで、なんだか私までが、生まれて初めてアルバイトをした女子高時代に戻ったみたいにドキドキしちゃいました。

 父はもう亡くなってしまっていないけれど、母はこのカップをきっと大喜びで使ってくれることでしょう。
 この分だと、人生の最後までこのカップで過ごすんじゃないのかな(笑)。母親が子どもを想う気持ちって、本当にありがたいですよね♪

 といわけで、今年の母の日のプレゼントはこれで決まり。

 この次に母と逢うときは、このマグカップでお茶を飲みながら、次の旅行計画(母・私・娘の3人でお遍路さんをしようと決めています)について話し合おうと思うのでありました。

 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


どうしておまえはそんなに可愛いの

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2007年5月8日
山田 真美