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旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(ベルギー人の紙漉き体験をお手伝い)は
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2024年1月21日(第704号)

今週のテーマ:
身体が自然に動いて紙を漉(す)く
 前号に引き続き、今日も紙漉きのお話です。

 3年前から近所の工房に弟子入りして紙漉きを学ばせていただいている……ということは、これまでにも何度か「週マ」に書かせていただいたと思います。

 嬉しいことに最近はあまり考えなくても身体が自然に動いて紙を漉けるようになってきました。

 それでもまだまだ初歩中の初歩なのですけどね。

 でも、この頃は身体が紙を漉くリズムを覚えはじめたと申しますか、余計な筋肉を使ってガチガチにならなくても済むようになってきたと申しますか、紙漉きの時間が今まで以上に楽しく感じられるようになってきたんですよねえ。

 それにあの、器具や手と触れ合ったときに水が立てる音の、なんという心地よさ!

 最近YouTubeなどでASMR(エイエスエムアール)が世界的に流行っているようですが、まさにそれ。

 音を聞いているだけで、まるで天国にいるような――と言っても天国がどんなところか知りませんが(笑)――うっとりするような気持ちになります。

 紙漉きは私にとって単に紙をつくることを超えた、リラクゼーションでありメディテーションになりつつあるのかも知れません。

雪の中、紙漉きの工房へGO!



原料と水と「ねり」をよく混ぜているところ。
一人では腕が疲れるので、仲間と交代で作業します。



今日はあえて楮(コウゾ)の黒皮を取り除かず
自然な色合いの紙を漉きました。



漉いたばかりの紙。このあと重しを乗せて水をしぼり、
さらに鉄板の上に乗せて一枚一枚乾燥させます。
 先週はこのほかにも、東京で初めての出版社さんにご挨拶に伺ったり、八丁堀駅の近くにある鉄砲洲神社で行なわれた寒中禊(みそぎ)を拝見したり、友人とタイ料理をいただいたり、築地本願寺のカフェで真冬なのにかき氷(名品です!)に舌鼓を打ったりと、なかなか充実した一週間でした。

 もっと色々なことを書きたいのですが、ごめんなさい、今から雪片付けやニワトリの世話などの外仕事があるので、短いのですが今日はこの辺で失礼します。

 紙漉きについてはこれからも折にふれてご報告したいと思いますので、そのときはよろしくお付き合いくださいね。

 予報では大寒波が来るそうですので、お互いに気をつけて過ごしましょう。

 ではでは、よい一週間を♪


☆追記☆
 そう言えば、二人のお友達から予期せぬプレゼントが届きました。豆づくりからこだわったという特別なお味噌と、大好きなロクシタンのハンドクリーム&シアバターです。こんなふうに誕生日でも何でもない普通の日にいただくプレゼントって、なんだか嬉しいですね。ディズニーの『ふしぎの国のアリス』に出てくる"A Very Merry Unbirthday to You"こんな曲です)を思い出しました。TさんとYさん、素敵なお心遣いをありがとうございました。
 
Tさんからいただいたお味噌と、Yさんから
いただいたロクシタン(ネコの巾着袋入り)。
大切に使わせていただきます♪
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


クースケの趣味はニワトリ観察。
この日も飽かず眺めていました。

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2024年1月21日
山田 真美
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