2019年4月30日(第623号)
今週のテーマ:浩宮さまと森永乳業 |
[ 令和時代初の講演会のお知らせ ]
来る5月18日(土)14時から、東京都港区赤坂8丁目にて講演会をいたします。
演題: 軍人と女装~戦争研究者の目から見た「男らしさ」と「装い」の関係
主催: Salon Feuyeau あはせ鏡
会費: 3,000円(飲み物&スナック付き)
★定員(30名)に達し次第、受付を終了させていただきます。
★講演後の懇談会を含め、約2時間半を予定しています(16時30分終了予定)。
★参加ご希望の方は、(1)お名前 、(2) ご年齢、(3)ご連絡先メールアドレスを明記の上、ayuplage@gmail.com 宛てにご連絡下さい。
※なお、イベントの詳細チラシはこちらからご覧いただけます。 |
|
平成の30年間、皆様にはひとかたならぬお世話になりました。
この時代が終わる前に、一言御礼申し上げます。 |

30年プラスα分の日記、パスポート、運転免許証、学生証etc.
これだけの中に、平成の記録と記憶がぎっしり詰まっています。 |
実は、新しい天皇陛下として明日即位される浩宮さま(徳仁親王=昭和35年2月23日生まれ)と私(同年2月27日生まれ)は誕生日が4日違い。
ですから私の子ども時代、テレビで最もよく見かける同年代の有名人と言えば、間違いなく「なるちゃん」の愛称で知られる浩宮さまだったのです。
また、昭和30年代は住所や家族構成などの個人情報が今とは比較にならないほど簡単に入手できてしまった時代。
そうした当時の世情ゆえ、浩宮さまと同じ頃に生まれた赤ちゃんのおうちに(郵便で)プレゼントを贈ってくる企業さんもあったようなんですね。
私のところへも何やかやとプレゼントが届いたらしいのですが、生まれたての赤ん坊だった私が覚えているはずもなく、加えて、私の両親は日記をつけない人達だったため、今となっては詳細はわからず。残念。
そのなかで森永乳業から贈られてきた写真アルバム(下の写真)だけは、幸いにも今日に至るまで私の手元に残っているのでした。 |

こちらが森永乳業株式会社から届いた誕生祝い。
「慶祝皇孫御誕生記念」と銘打たれた写真アルバムです。
浩宮さまと誕生日が近い赤ちゃんに宛てて贈られた模様。

アルバムの表紙をめくったところ。
扉には森永乳業株式会社からのメッセージが。 |
このアルバム、経年によってすっかり汚れてしまいましたが、もとはクリーム色のベルベット風の表紙で、なかなか上品だったことを覚えています。
森永乳業と言えば、その5年ほど前にいわゆる森永ヒ素ミルク中毒事件を起こしたばかり。今思えば、失われた信用を挽回するためのサービスの一環だったのかも知れませんが……それにしても、子ども心にも美しいアルバムでした。
幼かった私は考えることが大好きな子どもでしたので、自分の写真がたくさん貼られたこのアルバムをめくるたびに、
「浩宮さま」 と 「森永乳業」
という、本来は全く関係のない2つのキーワードについて、それぞれ想いを巡らしたものです。
そしてまた、今となってはこのアルバムこそ私のすべての持ち物の中で一番古い歴史を持っているのです。それ以外の古い物は整理魔の母がすべて処分してしまい、何も残っていませんので。
というわけで、新しい天皇陛下にもつながっているこの一冊の写真アルバムは、どうやら私の自分史の最初の1ページのようです。
さて、明日から始まる令和はどんな時代になるのでしょうか。
個人的には「人生の醍醐味は還暦から」と信じていますので(笑)、ここから大いに遊び、大いに楽しみ、そして大いに仕事をしたいと思います。
とりあえずのスケジュールとして、5月18日には令和初の講演会をいたします(テーマは「軍人と女装」)。
6月後半には令和初の海外訪問(行き先はインド東北部のインパール)。
現在執筆中の空海がテーマの小説も、ゆっくりじっくり書き進めておりますので、完成を気長にお待ちいただければ幸いです。
それでは、新しい時代もどうぞよろしくお願い申し上げます。 |
▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ∪・ω・∪

庭の紅梅の根元で平成最後
のお花見を楽しむクースケ。
(※前号までの写真はこちらからご覧ください) |
|