n




旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(カウラ事件80周年記念式典に向けて始動)は
こちらから、それ以前のバックナンバーは
こちらから御覧になれます。

2022年12月24日(第692号

今週のテーマ:
2022年の自分を振り返って
 気がつけば今日はもうクリスマス・イヴ
 2022年も残りわずかですね。

 私の山小屋があるあたり――長野県の最北部――は、日本でも有数の豪雪地帯なのですが、今年は12月に入っても一向に寒くならず、昨日までまさかの積雪ゼロが続いていたのでした。

 今年の秋には庭のカマキリたちが異常なほど低い位置に産卵したこともあり、

「これは記録的な少雪になるのでは?」

と高を括っていた私。

 ですから今朝、目が覚めて2階の窓から外を見下ろしたときは、思わず、

やられた!

と叫んでいましたよ。なにしろ、昨日までのくすんだ晩秋の風景から一転、そこには見渡す限りの雪景色が広がっていたのですからね。

 たった一晩で嘘のような変貌ぶり。
 っていうか、まるで別人(笑)。

 秀逸なマジックショーを見ているような、はたまた壮大な騙し絵を見せられているような、鳥肌が立つほど見事な変身でした。

 ほんと、大自然にはかないませんね。
 
2022年12月24日現在の山小屋の庭。
昨日まで茶色い土と常緑樹の緑が大地を
覆い尽くしていたなんて、嘘のようです。
 さて、来年がもうすぐそこまでやって来ているようですから、そろそろ今年のまとめをしておきましょう。

 2022年は私にとって、表面から見ると一見静かで穏やかで、これといった変化もなく、しかしその実態は、次の大転換期に備えて着々と準備を進めていった、そんな1年間でした。

 それから、これまで会ったことのない全く新しいタイプの友達や仕事仲間が何人か増えたことも、今年の大きな収穫でした。この人達とは、これからの人生の中で、お互いに少なからぬ影響を与え合うことができそう!

 その上でひょいと思ったこと。

 人生もTHE KANREKIを過ぎると、若い頃にはなかった大きな目盛りで物事を測れるようになる気がします。少なくとも私はそう。

 インドやらカウラ事件やら空海やら、スケールの大きな研究ばかりをライフワークとしてきたせいもあって、その分目盛りがやたら大きくなってるんでしょうね(笑)。

 若い頃は1ミリ、1センチ、1秒、1分の単位までが気になり、細かなことがどうしても許せなかったりしたものですが、年をとった今は違いますよ。大きな単位でざっくり物事を測ることができる。つまりアバウトになった(笑)。

 食わず嫌いがなくなったので、友達選びも、昔なら選ばないようなタイプの人に対しても門を開いている(笑)。

 もちろん、細かなことを無視してよいわけでは決してありませんが、まず物事を大きく俯瞰して全体像をつかみ、それを自他にとって良い方へ、楽しい方へ、有益な方へと巧みに誘導することができるようになった。

 そしてそれは年をとることの大きな収穫 or/and 醍醐味なんだなぁと、今つくづく実感している私なのです。はい。

 2023年は、現在進行中の仕事を大体の形にまとめ、2024年には、その一部を発表できたらいいなと考えています。気長にお待ち下さい!

 今年も「週マ」をご愛読いただき、本当にありがとうございました。

 「週刊」とは名ばかりの、ほとんど「月刊マミ自身」(苦笑)の様相を呈して久しい当ウェブ日記ですが、こうして細々と続けてこられましたのは、ひとえに皆さまの優しいお気持ちのおかげです♪

 来年も、引き続き楽しく参りましょう。

 皆さまには、どうぞ健やかな年末年始をお過ごしください。
 では、また来年♪
 ▼・ェ・▼今週のクースケ&ピアノ、ときどきニワトリ∪・ω・∪


ニワトリの観察はクースケの趣味のよう。
毎日穴のあくほど凝視しています(笑)。

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2022年12月24日
山田 真美
※週刊マミ自身の一部または全部を許可なく転載・引用なさることはお断りいたします♪
©Mami Yamada 2000-2022 All Rights Reserved.