旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。

バックナンバーはこちらをクリックすると御覧になれます。

2005年3月5日号(第167号)
今週のテーマ:
人生で2度目のオーストラリア・ブーム
※2月22日発売の「KARNA」4月号に山田真美のインタビュー記事が掲載されています(表紙の右下にもご注目)。私がインドで暮らすことになった経緯などが詳しく紹介されています。お見逃しなく!
※2月28日の「ほぼ日刊イトイ新聞〜担当編集者は知っている」で『死との対話』が紹介されました。

※3月1日発売のJA(農協)の月刊誌「家の光」4月号に、山田真美の書き下ろしエッセイ「カンガルーの仔」が掲載されています。オーストラリア留学時代のカンガルー育児体験を綴ってみました。
※3月13日発売の「NHK英語でしゃべらナイト」4月号「カリスマ先生が明かす英語が上達する人、しない人」コーナーに「山田式英語上達法」が紹介されます。英語学習中の方は是非、参考にしてくださいネ♪
※「愛・地球博」オーストラリア館の公式パンフレットに、山田真美が数本のコラムを寄稿しています。宇宙飛行士の毛利さんなど数人の著者との共著です。オーストラリア館に行かれた際は何卒ご高覧ください。
 今週は、シドニーに留学中の娘(LiA)のが決まり、息子(NASA)が受験してあった某インターナショナル・スクールから合格通知が届くなど、何やら私のまわりで音を立てて新しい時代が幕を開けたような、そんな賑やかで春らしい1週間でした。

 さて突然ですが、私、来週から暫くオーストラリアに行って参ります。

 前にもちょっと書いたかも知れませんが、2006年は、「日豪友好基本条約」署名30周年、「日本在外公館豪州」開設110周年、「豪日交流基金」設立30周年に当たる日豪交流年ということで、さまざまな文化交流イベントが行われる予定なんです。
 で、若い頃からオーストラリアとの深いお付き合いがある私にも、「ぜひ一肌脱いでくれないか」と白羽の矢が立ったわけなのですよ。

 そんなわけで今週は、オーストラリア大使館、州政府観光局、それに外務省などを毎日のように訪問し、次なるプロジェクトの詳細な打ち合わせをして参りました。

(左から)私、駐日オーストラリア大使マクレー
ン氏、オーストラリア大使館文化担当参事官
ウェストコット氏(20年来の友人)。東京・港区
の大使公邸にて
 プロジェクトの内容は、まだ今の段階ではお知らせできませんが、もう少し話が進んだ頃にこのページで概要を発表したいと思います。

 今年の7月には、カウラ事件をテーマとした新刊出版の予定もありますので、大きな目で見ると、私の中では今年が既に「プレ・オーストラリア・イヤー」と呼べるものになるのかも知れません。

 そのうえ今年からは、娘もあっちへ行っていますからね。何かと便利です(笑)。
 シドニーにおける娘の立場は、大学生であると同時に、ある意味、山田家が派遣した親善大使みたいなものなんですよ。
 何しろあの子の名前はオーストラLiAに因んでつけられたのですし、きっと最初からご縁があるのでしょう。

 その昔、私が留学していた頃のオーストラリアは、おおかたの日本人にとって「南半球のどこかにある、コアラとカンガルーの国」に過ぎませんでした。
 私の留学を知った何人かの知人からは、「どうせ行くなら、そんなマイナーな国じゃなく、アメリカとかイギリスみたいなメジャーな国にすればいいのに」なんて、ずいぶんとまあ失礼なことを言われたものです(苦笑)。

 でも本当のことを言えば、私が学んでいたマッコウクジラの回遊研究の分野で、シドニーは当時、アメリカのカリフォルニア、南アフリカのケープタウンと並ぶ、世界の三大研究メッカだったんですよ(それだけ優秀な研究者/教授が、シドニーにはいらっしゃったわけなんです)。

 歳月は流れ、今やオーストラリアは、日本人にとってハネムーンとワーキングホリデーの定番の地。
 永住希望者も年々少しずつ増えているということで、古くからのオーストラリア・ファンとしては、とりあえずは同慶の至りであります。

 さて、来週からのオーストラリア訪問ですが、具体的にはメルボルンから同国に入り、幾つかミーティング。
 ここから先はレンタカー(日本と同じ左側通行なので運転はメチャ楽)で、かつて戦争捕虜収容所があったカウラを含む内陸のいくつかの街を取材したあと、首都キャンベラに向かいます。

 キャンベラでは細かな調べ物と、幾つかのパーティーが待っています。
 なにしろキャンベラは政治の街ですからね。大使館もすべてここに集まっていますし、2〜3枚は夏用のパーティー・ドレスを持って行かなくては。

 そのあとは一路、シドニーへGO! ここではもちろん、娘(LiA)のところに暫く泊まります。
 大体のスケジュールは、こんな感じになりそうです。

 余談ですが、この「メルボルン」と「シドニー」は、かつて激しい首都争いをしたことで有名な地なんですよ。
 どちらも「自分たちこそが首都にふさわしい」と主張してやまず、このままでは国が二分してしまいそうな騒ぎになったため、地図上のメルボルンとシドニーの間に直線を引き、そのちょうど中間に当たる地点を首都に決めたんですって。

 それが現在の首都キャンベラなのですが、なにしろ、何もないド田舎だったところを、無理やり首都に作り上げただけあって、なんというか、すべてがどこか人工的な計画都市ではあります。

 いずれにしても、今回はメルボルンからキャンベラまで連日のように打ち合わせと取材、それにロングドライブ(何しろ、とんでもなく広い国ですから)と、例によってハードな旅になりそうです。

 その代わり、最終目的地のシドニーに着いたら、ゆっくりヴァカンスする予定(笑)。

 娘が大学に行っている間は娘の家で原稿を書き、娘が大学から帰ってきたら一緒にお料理をしたり、買い物をしたり、パブで飲んだり、取り壊しになるはずが市民の嘆願で閉園を免れた「ルナ・パーク」(古い古い遊園地)に遊びに行ったり、はたまた人生を語ったり(笑)と、のんびり楽しく南半球の夏を楽しもうと思っています。

 あっ、それで思い出した。水着とゴーグルと日焼け止めも忘れずに持参しなければ!

 というわけで、この次の「週刊マミ自身」更新は、娘のところからになると思います。

 もっとも、いつシドニーに辿り着けるか、正確な日にちは定かでないので、「何月何日更新」とお約束はできないのですが。たぶん今から2週間後、あるいはそれ以降になるかと思います。
 もしもお時間がありましたら、その頃にまたこのページへ遊びにいらっしゃってください♪

 さて。
 前号でお約束した逆バースデー・プレゼントですが、実はあれから色々と考えた末、今回は、次の賞品をお贈りすることにしました。

逆バースデープレゼントは私の大好きな遊園
地「ナムコ・ナンジャタウン」のフリーパス(2名
様分)です♪ オマケに、山田真美が特集され
た月刊「KARNA」4月号も付けちゃいます(笑)
 ナムコ・ナンジャタウンは超有名なので、私から説明する必要はないかも知れませんが、公式サイトはこちらです。念のため。
 尚、このフリーパスには有効期限がありませんので、この世にナンジャタウンが存在する限り、おそらくいつでも使えるのだと思います。

 今回は、「誕生日かそれ以前に応募してくださった人を優先的に選びます」とお伝えしておいたところ、誕生日前日と当日にたくさんのご応募があって、嬉しい悲鳴。

 果たしてその中の、どなたに逆プレゼントを差し上げたらいいのか?
(選び方は阿弥陀くじ? それともお名前を書いた紙をシャッフルする?)など考えたのですが、今回は、第三者に当選者を決めてもらうことにしました。

 誕生日にお夕食をご馳走して下さった編集者の芝田さんに、「申し訳ありませんが、芝田さんが決めてくださいません?」とお願いしたところ、すかさず

「それでは、2月27日に届いたメールのうち早いほうから3番目の方を当選者としましょう」

という答えが返ってきました。

 そこで、いただいたメールを到着時間順にチェックした結果、今回の逆バースデー・プレゼント当選者は、東京都在住のRica様に決定いたしました。
 おめでとうございます♪ Rica様には、一両日中に賞品を郵送させていただきますので、何卒ご笑納ください。

 また、今回は選に漏れてしまった方、本当にごめんなさい。
 すべてのメールは、嬉しく楽しく読ませていただきました。この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
 オーストラリアからもお土産を持ってきますから、次回もまたチャレンジしてくださいね。

 それでは皆さま、風邪にも負けず花粉症にも負けず、今週も素敵なウィークエンドを。
 ではでは♪
★★★今週のブースケ&パンダ★★★


ブースケ&パンダ夫妻の、湯けむり
のほほん紀行(笑)

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2005年 3月5日
山田 真美