2015年12月17日号（第548号）
今週のテーマ：師走の風景～前半（チャペル・空海・戦争捕虜）
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数か月にわたって書き続けていた原稿を、先週ようやく書き上げました。
文字数にして12万5,000字（400字詰め原稿用紙で312枚程度）。年を越さずに書き終えることができ、ホッとしています。
今年は仕事、それも断れない仕事のオンパレードで、原稿執筆だけに没頭することが物理的に難しい一年でした。
1月から2月にかけて1か月ほどインド工科大学ハイデラバード校で教壇に立ったのを皮切りに、3月には初孫誕生（これ以降、呼ばれれば電光石火の早業で孫娘のもとへ駆けつける習性が新たに身に付きました（笑））。6月にはエチオピアの大学での特別講義。以上で前半終了。
つづく後半は、7月にインド人の女子大生を1か月間インターンとして預かり、同じ時期には「印日文学祭」にモデレータ兼講師として参加。8月は戦後70周年を記念したNHKスペシャル『密室の戦争』に制作協力。9月には講師として「ナマステ・インディア」に参加。
10月はようやく仕事が落ち着いたので、主に執筆に専念。
11月末から師走にかけては、外務省の招きで来日なさったオーストラリア人とオランダ人の元捕虜・元民間人抑留者の皆さんとの交流があり、さらにはカウラ事件サバイバーの今井祐之介さん、村上輝夫さん、立花誠一郎さんとの再会を果たすこともできました。
もちろん、この間ずっと明治学院大学の特命教授としての仕事もありました。
これらの仕事の合間を縫うようにして、まるで走りながら原稿を書き上げたような（笑）、そんな印象が残る一年でしたよ。 |
カウラ事件から生還なさった今井祐之介さん宅を訪ねて富士山の近くの町へ（11月末）
今井祐之介さん（95歳）と、一人暮らしをなさっているご自宅にて。
今井さん曰く、「死神に見放されたよ（笑）」、「100歳までは生きられる気がするねえ」
今井さん宅の近くの旅館で宿泊。海を見ながらの入浴。絶景かな…
12月に入り明治学院はクリスマス一色になりました。写真は白金のメインキャンパス♪
（※明治学院は日本に現存する最古のミッションスクール＝今年で創立152年目です）
キャンパス内の大チャペルで行なわれたキャンドルライトサービス
終了後には同級生の浩子さん（右）、後輩の及川さん（左）と会食
その翌朝には、なんと四国に瞬間移動（笑）。空海さまの母君のご実家（海岸寺）を訪問。
ご住職に初めてお会いしましたが、とても良いかたで、車で近隣をご案内いただき大感激！
そのまた翌日には岡山に移動。かねてから行ってみたかった
招き猫博物館を訪問しましたニャ～♪
博物館の2階にいた巨大な招き猫と♪
岡山駅前でカウラ事件サバイバーの村上輝夫さん（右）、昨年もカウラに同行してくださった
吉光徹雄さんと合流し、一路、邑久光明園（国立ハンセン病療養所）へ。同じくカウラで捕虜
だった立花誠一郎さんと村上さんが久しぶりに再会を果たしました
 
 
サンタさんの帽子とケーキ、それにシャンメリーを持参して、少し早いクリスマスパーティを
いたしました（右下の写真で立花さんの後方にいらっしゃる女性は光明園職員の坂手さん）
光明園の一角から見た瀬戸内海の風景 |
かつて第二次大戦中にニューギニアで捕虜となり、カウラでハンセン病が発症したため一人隔離されて暴動に参加できなかった立花誠一郎さん（94歳）と、同じくニューギニアで捕虜となりカウラ事件を生き残られた村上輝夫さん（95歳）。
このお二人をどうしても再会させたいと長いこと思っていました。残された時間を思うと、一刻も猶予はないことも知っていました。これができなければ年を越せないと感じていましたので、実現できてようやく肩の荷が下りた思いです。
お二人に幸多かれと祈ります。 |
年末になって急に思い立ち、プライベート用の名刺を数年ぶりにモデルチェンジ！
今月発行のフリーマガジン『DECENT』（第13号）。
3ページにわたって私の活動が―カウラ事件関係を主に―紹介されています |
なお、フリーマガジン『DECENT』（上の写真参照）をご希望の方がいらっしゃいましたら、件名を「DECENT希望として、 までお申し込み下さい。先着5名様に差し上げます。
（※本年12月25日締め切りとさせていただきます）
今日はこれから娘＋孫娘とデート。お蔭さまで孫娘は生後9か月になり、赤ちゃんっぽさが徐々に抜けてまいりました。成長著しく、個性がハッキリした子で頼もしい限りです。
今年も残りわずか。皆さまも暖かく、健やかな師走をお過ごしくださいますように♪ |
▼・ｪ・▼今週のブースケ＆パンダ∪･ω･∪
初雪は降ったものの、すぐ解けてなくなりました。
（写真は暖冬が嬉しくてにんまりするブースケ氏）
（※前号までの写真はこちらからご覧ください） |
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