2015年11月21日号(第547号)
今週のテーマ:秋の終わりの清澄庭園・涼亭
|
またしても「週マ」の更新を怠けてしまいました。申し訳ありません。
なにしろ原稿の締め切りが目の前に迫っております。編集者さんがドアの外に立って原稿を待っていらっしゃる姿がハッキリと見えます(いえいえ、実際にドアの外にいらっしゃるわけではなく、あくまでも私の心象風景ですが(苦笑))。
……というわけで、今日も駆け足で近況報告を。
先日、気の置けない友人ばかりが集まって秋の終わりの大宴会をいたしました。
場所は清澄庭園の中にある「涼邸」です。
この地にはかつて紀伊国屋文左衛門の屋敷があったそうですが、その後、三菱財閥を創業した岩崎弥太郎の手に渡り、やがて庭園として整備された由。現在、公園は東京都の所有となっています。
「涼亭」は清澄公園の中にある数寄屋造りの建物で、明治42年の建造。一見敷居が高そうですが、一定の条件さえ満たせば誰でも借りることができるんですよ(有料ですが、お安いです)。
私がここを使わせていただくのは、今回が二度目でした。前回お借りしたのは、2004年4月。今は亡き建築家の黒川紀章先生の古希のお祝いをするために、日本文化デザインフォーラムの仲間たちと一緒に借り切ったのです。懐かしいですね。 |

2004年4月、涼亭にて、故・黒川紀章先生と。
(ガラスの向こうに活けられた一枝の桜が季節を感じさせます) |
あのときは春の、今回は秋の、それぞれの涼亭を堪能させていただきました。 |

夜の「涼亭」。都心とは思えない静けさに包まれておりました(2015年11月11日)

外から覗いた「涼亭」の様子 [写真提供:伊藤耕太さん]

友人たちとの宴会でしたが、敢えて自己紹介タイムを設け、それぞれの近況を発表。
知っているようで知らない友の顔を改めて知ることができました [写真提供:大川博さん]

(前列左から順に) 私、小暮幹雄さん、吉光徹雄さん、石原ノブカズさん、伊藤耕太さん、
竹井友美さん、(後列左から)唄淳二さん、及川昌彦さん、川﨑瑞穂さん、安田準也さん、
藤澤浩子さん、大島敦子さん ※当日欠席=藤波亜由子さん [写真提供:大川博さん] |
気の置けない仲間たちとの宴会は、「清澄庭園の涼亭」の名のとおり、まさに一服の清涼剤となりました。
さて、2015年も残り少なくなってまいりました。今後の予定としましては、まず戦争関係のインタビューがあります。複数のカウラ事件関係者への追加取材のほか、第二次世界大戦期に日本軍の捕虜になった連合国側の兵士たち(オーストラリア人・オランダ人・アメリカ人)にもお会いする予定です。
さらに弘法大師空海関係の取材で四国へも行って参ります。これは私のライフ・ワークにつながる大切な取材ですが、作品発表までにはあと5年ぐらい(いや、それ以上?)かかるかも知れません。拙速にならないよう時間をかけてまとめたいと考えております。
このほかにも明治学院大学の授業がありますし、学生たちを連れての筑波学園都市への日帰り研修旅行もあります。また来年の国際学会で発表する草稿も書かねばなりませんし、孫娘と遊ぶ時間も大切にしたい。
さらにその上に、この年末は出身高校(来年度で創立120年を迎える長野西高校)の8クラス合同同窓会も開催される予定です。卒業から37年目にして初の試み(ということは、これが最初で最後になるかも?)というわけで、これも欠席するわけにいきません。
そんなこんなで例年どおり怒涛の師走となりそうですが、こうして元気に走り回れる幸運に感謝しつつ、実りある日々を丁寧に紡(つむ)いでゆきたいと思います。
巷では風邪が流行しているようですね。何卒ご自愛の上、穏やかな晩秋をお過ごしくださいませ。
ではでは♪ |
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪

庭一面に積もった落ち葉の上をお散歩中
(※前号までの写真はこちらからご覧ください) |
|