http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100107-OYT1T01164.htm




旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(ハッサクの真実)は
こちらから、それ以前のバックナンバーは
こちらから御覧になれます。

2010年3月30日号(第380号)
今週のテーマ:
お花見@屋形船
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃に更新)。第22回のテーマは「美人病にかかる(後編)」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 いつものお茶の仲間とご一緒に、3月28日、今シーズン初となるお花見をしてまいりました。

 舞台はなんと、隅田川から東京湾を臨む屋形船の上。

 桜の季節の日曜日に小舟をチャーターするのは難しかったので、今回は「乗り合い船」なるものに挑戦してみましたよ。どんな方と隣り合わせるか、これまた楽しみ。

 所要時間は18時半から21時までの2時間半。フルコースのお食事・飲み放題付き(ムフフ♪)です。
 隅田川に架かる勝どき橋から、いざ出発。
  
船着き場をバックに記念撮影。右から高田さん、荒井宗羅先生、私、唄さん(写真撮影by林さん)
 この日の東京は花冷えという言葉がピッタリの冷え込みぶりで、船着き場で船を待つ間が寒いこと寒いこと。

 インド育ちの私はもう少しで凍えそうでしたよ。
 (寒さに強い信州人のDNAはどうした!?)

 「遅刻したら大変」と、余裕をもって早めに行ったのですが、それが仇となりました。雨露をしのぐ待合室がないのはツライ。せめてホットワインとホカロンのサービスぐらいあるといいんですけど(笑)。

 そのうち、待ちに待った船がやってまいりました。

 われわれのグループは最初からテンションが高く、着岸した船を見ては歓声をあげ、ご馳走の準備が万端整った船内の様子にさらに歓声をあげ……まるで中学生の修学旅行

 どうでもいいから、早く中に入れてくれ〜! 寒い!
  
船着き場の風景。定時にやって来た船は、既にお食事の用意が万端整っている様子……
 われわれ5人が取り決めていた仲間内のドレスコードはsomething pink、つまり身に着けているもののどこかにピンク色の物を必ず取り入れること、だったんですよ。

 ピンクを着て来なかった人には、当然、罰ゲームがあります。

 私は「ピンクと黒のストライプのワンピース」+「ピンクの耳飾り」+「ピンクの傘」で余裕の合格!

左から林さん、高田さん、ピンクのサングラスをかけた荒井先生、私、唄さん
 さて、いよいよクルージングの始まりです。船の入り口で靴を脱いだら、お席へまっしぐら。

 今回は私が幹事だったため、テーブルの上には↓こんな名札が(笑)。
  
テーブルの上には既にお食事(和食のフルコース)がセッティングされていました
 今日のサプライズは、「飲み物の持ち込み可」の船に、唄さんが気を利かせて(みんなには内緒で)とても美味しいワインを2本も持参してくださったこと。

 唄(ばい)さんはオーストラリアとニュージーランドのワイン輸入代理店ヴァイアンドカンパニーの社長さん。つまりワインのプロなんです。

 唄さんが差し入れてくださった1本目はオーストラリアのマセドン・キュヴェ・ロゼ(詳しい説明はこちら)、2本目はニュージーランドのマッドハウス・セントラルオタゴ・ピノノワール(詳しい説明はこちら)でした。

 お茶仲間は全員がおちゃけ党なので、早く乾杯したくてウズウズしてます。

奥の席にはニュージーランド人の御家族と、彼らを取材する日テレの取材班が。朝の情報番組
「ズームイン!! SUPER」で“外国人のお花見”について特集するのだということでした
 乾杯!Bottoms up!
  
林さんもコートの下は綺麗なピンク色のシャツでした。唄さんが手にしているのはマセドン・キュヴェ♪



唄さんを激写する私を、反対側から林さんが激写していました。まるで「写真のしりとり」みたい(笑)。
あっ、そういえば私、カメラもピンク色ですね!
 船内は↓こんな感じ。

 今日は乗り合い船でしたが、結婚披露宴や会議などで貸し切りにする方も多いようです。
 こんなところで和気藹藹と会議をするのも楽しそう(海外からのお客さまには特に喜ばれるかも)。

 船尾にキッチンが付いているので、天麩羅など温かいお料理は作りたてをいただけました。
 飲み放題も付いて、飲兵衛さんも安心です。
  
船内の様子。取材班だけがひどく場違いです(苦笑)
 ところで、あとで写真(右下)を見たら、この船って全席掘り炬燵だったんですよね。知っていたはずなのに、なぜか私だけ正座しています(笑)。

 私の場合、どんなときでも本能で正座。だって、これが一番ラクチンなんですから。
  
 前述のドレスコードの件ですが、 先生と私は約束をちゃんと守ってピンク&ピンク

 林さんもシャツがピンク。
 高田さんはベージュのシャツを「ピンクです!」と自己申告。

 唄さんだけピンクがない!? ……と思ったら、ご自宅から持っていらっしゃったピンクの洗濯バサミを胸ポケットからおもむろに取り出し、黙って自分のアゴに付けたじゃありませんか。

 これって自主的な罰ゲーム!?
 なんというか、面白すぎます(しかも洗濯物を外に干し過ぎたのか色が褪せちゃっててほとんど白だし(笑))。

洗濯バサミより、むしろお顔のほうが
ピンクでは(笑)
 その頃、窓の向こう側には↓こんな風景が広がっていましたよ。

 ところどころ桜がライトアップされていましたが、ハッキリ言って食事と会話に夢中でお花見は二の次、三の次でしたねえ(苦笑)。

 今日の結論。われわれはやっぱり花より団子
 ちなみに屋形船は平安時代に端を発し、江戸時代に活況を呈したそうですが、時代小説などで読むと実にしっとりとした風情がありますよね。

 「わけありの男女」なんかが乗っていたら、そこはもう藤沢周平の世界じゃないでしょうか。

 とはいえ、あいにく当方は竹を割ったような性格の『白浪五人男』みたいな人ばかり。
 メンバー5人のうち3人は女性なんですけどね。女なのに白浪五人男(爆)。

 というわけで、藤沢周平の小説とは著しく趣が異なるラテン系の一夜となりました(笑)。

こちらが当日のお食事メニュー。船主の晴海屋さんのウェブサイトはこちらからご覧になれます♪
 この次の週末は地上でお花見をしたいと思います。

 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


せっかく新しいオモチャをもらったけど、
ブースケはイカ型火星人のほうが好きみたい

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2010年3月30日
山田 真美
※週刊マミ自身の一部または全部を許可なく転載・引用なさることはお断りいたします♪
©Mami Yamada 2000-2010 All Rights Reserved.