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2009年4月11日号(第330号)
今週のテーマ:
宴のあと
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日更新予定)。第12回のテーマは「母と子をつなぐ道」。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 約2週間にわたって私たちの五感を楽しませてくれたも、東京ではもう終わり。

 この間、まるで美しい神の夢でも見せていただいたような心持ちがします。


★4月3日、上野公園にて
  
お花見の定番スポット。「お花見」と言うより「お人見」に行ったような混雑ぶりですが、あの喧騒がまたいい!
★4月4日、目黒川沿いの桜の名所にて
  
宇野千代さんデザインのお着物をお召しになった美しい荒井先生と夜桜見物




その夜はイタリアンのフルコース&赤ワインで桜に乾杯しました
★4月6日、奈良の長谷寺にて
  
(左)長谷寺の“奥の院”こと瀧蔵神社の見事な“権現桜” (右)桜と飛行機雲


  
“花のお寺”として名高い奈良の長谷寺は、全山まさに花盛り。“もったいない”ほどの絶景でした




東京・奈良を往復する間にいただいた朝食(カレー)・昼食(奈良ホテル)・夕食(浜松の鰻)
★4月8日、板橋の安養院さんにて
  
お花祭りのお参りをし、甘茶をいただきました。この日の桜の散りっぷりは見事でした
 そう言えば、日本では散るときの桜がいちばん好きという人が多いように思いますが、それはおそらく桜の咲き方があまりにも一生懸命で、最後まで凛とした美しさを崩さぬまま表舞台から去って行く、その去り際の潔さに共感するからかも知れません。

 それに、一斉に咲いて一斉に散るという集団行動的なところも、和を重んじる日本人のメンタリティーを髣髴させますよね。

 桜以外の多くの花は、誰も気がつかない間に、それこそ、

「あれ? いつの間に散ったの?」

という具合に花の時期を終えますが、桜ときたら、それこそ大フィナーレの大立ち回りといった感じで派手に散って行きます。

 あのような散り際を愛(め)でるのですから、日本人は(一見ジミそうでいて)実は世界でいちばん華やかな民族なのではないかと、そんなことを想う宴のあとなのでした。

 来週は、信州の山奥の桜を見て来ようかな(笑)。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


お花見へのドライブ中、助手席のサイドミラーに
映ったブースケとパンダ

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年4月11日
山田 真美
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