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2009年10月25日号(第359号)
今週のテーマ:
母とラジオとロンドンと
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃に更新予定)。第18回のテーマは「子離れの季節」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
【 11月のイベントのお知らせ @ 千葉・長野・横浜 】
11月3日(火)文化の日@14:00〜17:00
   明治学院同窓会千葉支部の年次総会にて、基調講演をいたします。
   講演テーマ:カウラ捕虜収容所における松原俊二
   ※同窓会メンバーの皆さまはぜひご参加ください。
11月6日(金)14:00〜15:30 長野県立上田染谷丘高校で講演をいたします。
   テーマ:国際教養 ※在校生の皆さまはぜひご参加ください。
11月6日(金)@20:00〜21:30
   SBC信越放送 ラジオ番組「ベストナイト」にゲスト出演(2回目)。テーマは「教育」。
11月7日(土)9:40〜12:20(講演自体は10:50〜12:20の90分間)
   長野市立長野高校(旧・皐月高校)創立90周年式典にて、記念講演をいたします。
   講演テーマ:夢見る力私はこうして小学生時代の夢を実現した
   ※同窓生/関係者の皆さまはぜひご参加ください。
11月9日(月)@終日@長野市内
   長野市の一日消防長を務めます。 ※街で見かけましたら手を振ってください。
第11月10日(火)@13:00〜@パシフィコ横浜特設A会場  ※詳しくはこちらをご覧ください。
   11回図書館総合展にて開催のプログラム「財政危機をチャンスに変える思考と戦略」の
   パネリストを務め、さらに30分ほどの講演もいたします。
   講演テーマ:「オタク」の時代の図書館経営(仮)
   ※参加料1,000円のところ、「週マ」の読者さんに限り無料招待いたします(先着10名様まで)。
     ご希望の方はお早めに mami@yamadamami.com までお申し込みください。
 今月から月に一度、「ベスト・ナイト」(信越放送)というラジオ番組のゲストコメンテーターをすることになりました。

 信越放送では、若い頃に『建築探偵』『ハイテク発見』など多くのテレビの教養番組をレポートさせていただいたり、朝のラジオ番組で喋らせていただいたり……言ってみれば私の古巣のような場所なんですネ。

 2週間ほど前に旧知のKディレクターから、「新番組のコメンテーターをお願いできませんか」というご連絡を受けたとき、私が反射的に思ったのは、

(この仕事を受ければ、毎月、定期的に母に逢えるなあ)

ということでした。

 母も、もう77歳ですからネ。元気なうちにできるだけ親孝行をしておきたいな、と。
 それで、一も二もなくお引き受けしたと。まあ、そういうことです。

 ちなみに、この番組のKディレクターが実に面白い方でして、10年ほど前のある日、彼は何を思ったか会社を辞めてJICA(国際協力事業団)の一員となり、なんとパプア・ニューギニアへ行ってしまわれたのです。

Kさん、なぜパプアへ!?

と驚く我々を尻目に、現地の人々に放送業務を教えるなどして活躍されたのち、帰国。今は再び信越放送のディレクターをしていらっしゃるという、ある意味、この上なく私の友達らしい人生を送っていらっしゃる男性なのです、はい(笑)。

 まあそんなわけで、これから月に一度、テーマを決めてお話します。

 第1回目は10月23日に終了(テーマは「」)。
 第2回目は11月6日(金)20:00〜21:30の放送で、テーマは「教育」を予定しています。

 長野の皆さん、ぜひ聴いてくださいネ♪

今日はupする写真が特にないので、
ケータイの現状をお見せします(笑)
 さて話は変わりますが、ロンドンに留学した息子は――慣れない自炊は大変そうですが――お蔭さまですこぶる元気に暮らしているようです。

 日本の大学と違って、向こうの大学にはいわゆる一般教養の授業がない(あるいは極めて少ない)らしく、入学するや即座に専門的な勉強に突入したもよう。

 もっとも、「化学反応性」と「原子構造」と「分光学・特性解析」と「芳香族化学」と「化学平衡・立体化学」の勉強をしているとか、「薄層クロマトグラフィー」の実験をしたとか言われても、私には何のことやらサッパリわけワカメですが(苦笑)。

 その息子によれば、本日10月25日午前1時をもってサマータイムが終了したそうです。 
 そう、イギリスでは3月から10月までがサマータイムだったんですよね。

 ……つまり今日からは冬の始まりということかな?

 あちらは東京より寒いでしょうねえ。もっともロンドンには大きなUNIQLOが3店舗もあるらしいので、いつでもヒートテックとフリースを買えるから安心(笑)。便利な世の中になったものです。

 そういえば26年前、私がオーストラリアの大学院でクジラの研究をしていたとき、下宿先の奥さまが英国出身だったのですが、この女性は、

"I am NOT Australian. I am a British woman living in Australia!"
(私はオーストラリア人ではない。オーストラリアに住んでいる英国女性です!)

とかたくなに主張するような誇り高き英国人でした(注/ダンナさんと子どもたちはオーストラリア人)。

 彼女は、サマータイムから標準時間へ(または標準時間からサマータイムへ)移行する日には、あらかじめ目覚まし時計をかけておいて真夜中に起床し、暦が変わるドンピシャリの時刻に時計の針を動かすことでトラディションを守っていました。

 私がうっかり、

「わざわざ真夜中に起きなくても、今夜寝る前に針を直しておけばいいじゃないですか」

と言ってしまったところ、

「マミさん。伝統とはそういうものではありません!

とひどく叱られましたよ、ええ(汗)。

 ちなみに彼女の家では、クリスマスツリーは12月26日の正午までに完全撤去していました。理由を聞いたところ、

「そうしないと悪いことが起こると祖先から聞いているからです」

というお返事(再び汗)。

 そういえば日本にも「雛人形をすぐに片付けないと娘が嫁に行けない」という古い言い伝えがありますが……どこの国でも、伝統を守るって大変なことですね。

 さてうちの息子は、誰も教えないのに2歳のときから正座が大好き、インドで暮らしていたときでさえ毎日の食事は和食を貫いたという、生まれつき非常にコンサバでトラディショナルな子

 そんな彼は、英国でどのように成長するのでしょう。かなり楽しみです。

 そして、せっかく息子がいるのですから、来年は母のこともロンドンに連れて行ってあげようと思っています。

 その珍道中は当然、赤裸々にレポートいたしますので、今から期待していてくださいネ(笑)。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


その可愛さは犯罪だよブースケ君

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年10月25日
山田 真美
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