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2006年4月16日号(第215号)
今週のテーマ:
ビッグウェイブ

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講演会のお知らせ
テーマ:「お釈迦様のお顔」

来る4月25日(火曜日)の午後1時より、長野市茂菅の古刹・静松寺にて、御忌(浄土宗の開祖・法然上人の入滅日)の基調講演をさせて頂きます。今回は、どなた様にも分かりやすいよう、「お釈迦様のお顔」についてお話させて頂きます。お釈迦様は、今から約2500年前の北インド(現在のネパール)に実在した宗教家で、仏教の開祖でいらっしゃいます。しかし、そのお顔立ちがどんなであったかは、意外にもはっきりとは知られておりません。今回は、お釈迦様がアーリア系民族の血を引いていた可能性を示唆しながら、当時のインドの様子やヒマラヤの風土、さらにシャキャ(釈迦)族の意味などについてお話します。同寺関係者・檀家の皆さまは、この機会に是非ともご参集くださいませ。
 このところ私の周辺では、毎日のように驚くほど多くの新しい出来事が起こっています。

 もう少し具体的に申しますと、ほぼ毎日のように知らない人から連絡があり、新しい仕事のオファーを頂くのですが、その多くが、これまでの自分の人生になかった新鮮なお話ばかり。

「今、私は、人生の大きな分岐点に立っているのだな」

という実感が、自分のなかで日々広がってゆくのを感じます。

 それだけでなく、今のこの気持ちを数年後に振り返り、「やはり2006年の4月の時点で感じたことは正しかったのだ」と思っている数年後の自分が、今から見える気さえするのです。

 別の言い方をすると、数年後の自分の立ち位置が、この1週間でハッキリと見えてきたと申しますか。

 そんなわけで今の私は、浜辺にすわり、じっと沖を見つめるサーファーの気分。
 この次にビッグウェイブが来たら、その波をつかまえ、人生の転機に乗る覚悟ですよ。

 人生がうまく行くかどうかは、良い波に乗れるか乗れないかで決まってしまう。臆病すぎてもいけないし、勇み足でもダメ。大切なのは、要はタイミングではないでしょうか。

 だからこそ、「人生」という名の海に立つ波の様子をいつも知っていることが、とても大切だと思うのです。

 もちろん、良い波を引き寄せるためには様々な努力をすることが必要ですが。何もしない場所では、波そのものが立ちませんから、ネ。そんなことを思う今日この頃なのでありました。

 ……とまあ、のっけから訳のわからない独り言でスタートした今日の「週刊マミ自身」ですが(苦笑)、先週も私の周辺では、本当に色々なことがありました。簡単に箇条書きにいたしますと、


ダライ・ラマ法王日本代表部のチョペ・ツェリン所長、映画監督の龍村仁さんらと某仕事の初顔合わせミーティング。

*某フランス人と出版関係の打ち合わせ(詳細は今しばらくヒミツ)。

*建築家黒川紀章先生のお誕生日パーティー@中目黒の隠れ家風レストラン。
(出席者は、国連ハビット親善大使のマリ・クリスティーヌさん、クリームインターナショナル代表の石坂邦子さん、女優の蜷川有紀さん、舞踊研究家の芳賀直子さん、クリエイティブディレクターの榎本了壱さん、建築家の團紀彦さん、東大教授の原島博さん、私)

インド関係の某重要ミーティングに出席(詳細は今しばらくヒミツ)。

某出版社との仕事の打ち合わせ(詳細は今しばらくヒミツ)。


 ……なにやら「某」「ヒミツ」の多い女スパイそのものな1週間だったわけですが(笑)、お蔭さまでとても充実した毎日でした。

 昨日(15日)は、MIA(東京都港区国際交流協会)の主催による講演会“Let's Rediscover Japan Lecture”(日本再発見レクチャー)の講師として、2時間にわたってカウラ事件のお話をして参りました。

 今回は使用言語が英語のみ(通訳なし)ということもあって、会場は、さまざまな分野でご活躍中のバイリンガルの皆さんで一杯。

 MIA会員の皆さまをはじめ、日豪文化交流協会のディレクターや、日本アルゼンチン協会の理事、ジャパンタイムズのコラムニストなど、国際経験豊かな皆さまが聴講に来てくださり、お蔭さまでたいへん有意義な会となりました。

 この場をお借りしまして、関係者の皆さまに心より深謝申し上げます。
  
        会場全体の風景                 「戦陣訓」について英語で説明している私 

  
会場は熱気に溢れ2時間はあっと言う間でした      PCを操作してくれた息子のNASA(後ろ姿)       
 実は、今回の講演会場で、私は古い友達と夢のような再会を果たしました。
 長い空白の時間を破って突然現われてくれたその人は、なんと高校時代に一緒にシェイクスピア劇をやっていた仲間のテルミちゃん!

 私のプロフィールに掲載している写真にも写っている女性です。↓↓↓

 講演会に来てくれたのは 上の写真の中で倒れている
女性。ちなみに彼女の役どころは『お気に召すまま』
の主役ロザリンド。私はと言えば、左後ろにいる悪役
(オリヴァー=男役)。今見ると大笑いな写真ですが
女子高なので男役が必要だったんですよネ
 それにしても、まるでタイムマシンから登場するような唐突さで講演会場に姿を現わしたテルミちゃんは、驚いたことに高校時代とほとんど変わらぬ若々しさのまま。

 一挙に脳内が女子高生モード(爆)に戻ってしまった私たちは、黄色い声で「キャ〜!」と叫びながらひしと抱き合い、心ゆくまで再会を喜び合ったのでした。

 そう言えば、高校からの帰り道、テルミちゃんとふたりでソフトクリームやホットドッグを買い食いしながら交わした会話は、今も昨日のことのようによく覚えています。

「これからの時代は、何が何でも英語よネ」
「私もそう思う。どんなことがあっても、お互い絶対に頑張ろう!」

 高校時代に励まし合い、檄を飛ばし合った友達とこんな素晴らしい再会を果たせるなんて、私は本当に幸せ者だなと思います。
 テルミちゃんのおうちでもお子さんを早くからバイリンガルに育てていることは年賀状で読んで知っていましたが、聞けば息子さんはこの8月からアメリカの一流大学に入学なさるそう。

「子育ても一段落したことだし、これからは頻繁に会おうネ」と約束した私たちなのでした。

 素晴らしい出逢いもあったことだし、未来に向けて明日からますます頑張るゾ〜(最後はほとんど女子高生のノリ(笑))。

 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


(写真なんかどうでもいいから、早く散歩に連れ
てって欲しいな〜)。不満げな口元のブースケ

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2006年4月16日
山田 真美