旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(師走のイベント[No.10〜No.15])は
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2009年12月26日号(第368号)
今週のテーマ:
師走のイベント(No.16〜No.20)
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃に更新予定)。第20回のテーマは「年齢を隠したがる人たち」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
【※師走のイベントNo.10〜No.15の内容はこちらからお読みいただけます♪】

【イベント No.16】息子がロンドンから一時帰国

 クリスマス休暇のためロンドンから一時帰国した息子を、成田までいそいそ迎えに行ってまいりました♪

 子どもの頃から所有欲が限りなくゼロに近いうちの息子。

 案の定、今回も近所の銭湯へでも出かけるような手ブラぶりでロンドンから帰ってきたのには、思わず苦笑してしまいました。

 当然、私への献上品も無し。ぶうぶう。(←不満を表明する音(笑))


【イベント No.17】鶴亀香で優勝!

 友人で煎茶道家元の佃一可さん主催の、年末恒例のクリスマス茶会にお呼ばれしてまいりました。

 一可さんはユーモアセンスに満ちあふれた茶人で、今回の集まりも「茶会」と銘打ってはいるものの、いざ蓋を開けてみれば鶴亀香ありスライドショーありのわくわくイベント。

(ただし最初に知らされていた「ココア茶会」なるモノは結局行なわれなかったのですが……。一体何だったんでしょう!? 気になる……)

 さて今回、個人的に特に面白かったのは「鶴亀香」でした。
 これは聞香(もんこう)、いわゆるお香の当てっこの一種で、やり方は次のとおり。

 まず1番目の香炉(湯呑茶碗サイズ)が回ってきます。
 全員が順番に香りを聞き、その香りを覚えます。この香りを「一」とします。
(※なお伝統的な日本語では、香りは「嗅ぐ」と言わずに「聞く」と申します)

 2番目の香炉が回ってきます。
 その香りを「一」の香りとくらべてみて、同じお香だと思えば「一」、違うお香だと思えば「二」とします。

 3番目の香炉が回ってきます。
 その香りを前の2つのお香とくらべてみて、「一」と同じと思えば「一」、「二」と同じと思えば「二」、そのどちらとも違うと思えば「三」とします。

 4番目の香りが回ってきます。
 その香りを前の3つのお香とくらべてみて、「一」と同じと思えば「一」、「二」と同じと思えば「二」、そのどちらとも違うと思えば「三」とします。※ただし「四」はありません。理由は下に書きます。

 ここで重要なポイントは、今回は「全部で3種類のお香を使います」ということがあらかじめアナウンスされていたこと。つまり、香炉は全部で4つ回ってくるけれど「四」という答えはありえないわけです。

 要点をまとめると、

(1)最初に回ってくるお香は必ず「一」とする。
(2)全部で3種類(「一」「二」「三」)のお香が回ってくる。
(3)しかし、回ってくる香炉の数は4つである。

 ですから正解は「一、一、二、三」または「一、二、一、三」または「一、二、二、三」または「一、二、三、一」または「一、二、三、二」または「一、二、三、三」の6種類のうちのいずれかなんですよ。

 実は私、聞香遊びを何度も経験させていただいているのですが、これまでの戦績はナント全問不正解(大汗)。

 ふつうは、こういうお席に何度か顔を出していれば必ずまぐれ当たりをするものだそうで、

「山田さんのように何年も全問不正解記録を更新している人は、ある意味、とても貴重です」

と、志野流香道第21代目家元継承者の蜂谷宗○先生(○=草冠に必)から慰めの言葉(?)をかけていただいたこともあるぐらいですから、かなり重症な香り音痴であることは間違いありません。

 ところが今回は、香りを聞くときの姿勢などについて一可さんからちょっとしたアドバイスをいただき、それを実践したところ、なんと全問正解(優勝)!

 0点から100点へ!

 2009年の終わりにやってきたまさかの逆転サヨナラ満塁ホームランに、思わずガッツポーズが出てしまいました(笑)。
  
静寂のなか、鶴亀香を執り行なっています(右の写真で香りを聞いていらっしゃる男性が佃一可さん)


  
(左)真剣な面持ちで香りを聞いています! (右)携帯を打っていますが、私用ではあり
ません。この日は川柳大会も催されたのですが、投句はナント携帯メールで(!)という
決まりだったので、今まさに投句しているところなのです。ハイカラな句会ですよね(笑)


  
(左)続いて行なわれたお茶会の様子 (右)いつも美しい川柳作家のやすみりえさんと♪
【イベント No.17】バレエ・リュス展へ

 お友達で舞踊評論家の芳賀直子さんがプロデュースなさった「バレエ・リュス展」を拝見するため、銀座ミキモトへ。

 伝説のロシアバレエ団を、衣装などにふんだんに使われた「真珠」というオリエンタリズムから切り取った、とても興味深い展覧会でした。

銀座名物、ミキモトのクリスマスツリー
【イベント No.18】サンタクロースに逢う(笑)

 都内の某所でサンタクロースに逢ってきました(笑)。
 しかし、よくよく見ると、この顔には見覚えがあるような、ないような?

【ヒント】 サンタさんの正体は、これまで「週刊マミ自身」に何度も登場している人物です(笑)。

 正体がわかったかたは、件名を「サンタさんの正体」として、 mami@yamadamami.com までメールで正解を送ってください(締切は2010年1月1日)。

 正解者のなかから抽選で1名さまにお年玉プレゼントを差し上げま〜す♪

この顔にピン!ときたらメールしてね(笑)♪
【イベント No.19】寺門孝之ミュージアム訪問

 サンタさんに逢ったその足で、日本文化デザインフォーラムでご一緒の画家・寺門孝之さんのミュージアム(東京都港区北青山3-5-19レモンツリー3F〜4F 電話03-5771-5201)にお邪魔してきました。

 最近は本の装丁なども多く手がけられ、大活躍の寺門さんですが、なかでもとりわけ定評があるのが天使の絵なんです。

 そういえば、来年2月20日公開予定の映画『人間失格』には、寺門さんの作品がたくさん登場するんですって! (映画のサブタイトルが“The Fallen Angel”すなわち堕天使と聞いて、なるほどと納得)

 正直、太宰治には興味がない私ですが(苦笑)、寺門さんがこの映画のためにどんな絵をお描きになったのか興味津津ですので、今回ばかりは公開と同時に映画館へ駆けこもうと思っています。

※なお、寺門さんの公式サイト「てらぴかのえんがわ」はこちらからご覧になれます。
  
寺門孝之さんご本人と、天使が登場する作品の前で(右はミュージアム入り口の景色)



ちなみにこちらは6年前、寺門さんのライブ・ペイン
ティング(未完成)の前でのトークショー(懐)。左か
らサエキけんぞうさん、マリ・クリスチーヌさん、私


  
ミュージアムを出ると、表参道は11年ぶりのクリスマス・イルミネーションにあふれていました
【イベント No.20】ブースケ(7歳)のクリスマス

 12月19日に7歳になったばかりのブースケの誕生日を兼ねて、少し遠出をしてクリスマスをお祝いしてきました。

 ほんとうは、ほかにもワンちゃんがたくさんいたのですが、気がつけばブースケの写真ばかり撮っていましたよ。

 ……というわけで私の親バカぶり満載写真を、とくとご覧ください(またまた苦笑)。
  
ドッグカフェにて食事中(ただし人間が)。ブースケはすでに食事を済ませてきました♪


  
(左)2軒目のドッグカフェではみたらし団子をもぐもぐ(ただし人間が(苦笑))
(右)お友達と遊んでいるうちにリードがからんじゃいました


  
一見何の変哲もないこの木と橋が、17時になると一斉にライトアップされて……




……ドラマティックに変身しました♪


  
遊び疲れて夢のなか。ブースケ、シーズー♂、
満7歳、体重5.5キロ。抱いて運ぶには重い(笑)
 さてさて、何だかんだ言っているうちに、今日はもう12月26日。
 2009年も残すところ5日になってしまいました。

 ほんとうは今日あたり、マジメに今年の総括をしたかったのですが、まだまだ仕事は終わっていないわ忘年会は続くわ年賀状には手もつけていないわ大掃除もまだだわ大晦日から母が遊びに来るわで、まるっきり時間が足りず大ピンチ!

 ひょっとすると、今年はこのまま怒涛のごとく終わってしまうかも知れません。
 そうなってしまったときのために、ひとまず今のうちに年末のご挨拶を申し上げておきます。

 皆さま、今年も「週刊マミ自身」をご愛顧いただき、どうもありがとうございました。

 2009年はなりすましサイト事件(未解決)を皮切りに、高野山大学大学院修士課程修了(密教学修士)、フランス語レッスンの再スタート、ノーリードの犬に噛まれる事件(解決済み)、息子のハイスクール卒業、種子島への皆既日食ツアー、娘の初助監督映画『Kingyo』のヴェネツィア映画祭ノミネート、息子の英国留学韓国への取材旅行、長野市の一日消防長、それに1年を通じて行なった空海関連の取材旅行などなど色々ありましたが、どうやらこうして年末を迎えることができました。

 これもひとえに、いつも支えてくださる皆さまのお蔭だとしみじみ思います。
 ほんとうにありがとうございます!

 1年を通じて、「マミリンさんの新しい本が読みたい!」というメールも、たくさん頂きました。
 そういうメールをいただけることは、とても励みになり、言葉ではあらわせないほど感謝しています。

 来年は空海がテーマの新作をお届けできますよう、1月からモードを「執筆」に変えて全力投球いたしますので、もう暫くお待ちくださいネ。

 世の中は底の見えない不況だとか、マヤ暦によれば人類の余命はあと3年なのだとか、ネガティブな話ばかりが先行していますが、思うに、この世界で起こっている現象は、すべて人々の想念によって生み出される幻のようなもの。

 つまり、プラス思考の人がひとりでも増えれば、それだけ現実もプラス方向に転じるということではないでしょうか?

 来年を今年よりも明るい年にしたいと願うなら、まずは自分を変えること。
 今年よりも明るい自分になるよう、自分自身をアップグレードすること。

 そして「だって」「でも」「どうせ」の3つのDを日々の暮らしのなかから減らしてゆく努力が大切ですね。

 というわけで来年の「週刊マミ自身」的年間目標は、「ストップ! スリーD」ですよ、皆さん!(笑)

 それでは皆さま、年末年始にかけて何かとお忙しいかと思いますが、食べ過ぎ、飲み過ぎ、インフルエンザにはくれぐれもお気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


もういくつ寝るとお正月〜♪

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年12月26日
山田 真美
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