旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
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2010年12月29日号(第409号)
今週のテーマ:
Year-End Hustle and Bustle 2010[Part 4]
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中。第31回のテーマは「井戸の話」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 ふと時計を見ると、あららら、今年も余すところ60時間を切っているじゃありませんか。

 ここから睡眠時間・食事時間・入浴時間・それにブースケの散歩時間(必須)などを差し引いたら、もう雀の涙ほどしか時間が残りません。

 やり残しの仕事(執筆)を出来るところまで終わらせるべく、ただいまラストスパートをかけまくっております。

 除夜の鐘が勝つか、はたまた私のプロ根性が勝つか(笑)。
 今年最後のレース開幕です!

 というわけで、先週の続き。あのあとも、まだまだイベントが続いていたんですよ。

 まずは25日のクリスマス当日。
 昨年同様、ブースケ氏(8歳)を連れて遠方までイルミネーション見物に行ってまいりました。

なんとブースケが顔ハメ初体験。どう見ても迷惑がってます(苦笑)。支えている私もなかなかツライ!


  
お気に入りのドッグカフェでまったりするブースケ。メインディッシュ(魚)やコーヒーには無関心ですが……


  
パンを見た途端にウロウロそわそわ。本当は人間の食べ物をあげちゃいけないんですが、
今日は特別。ただし一切れだけだよ!


  
ブースケいわく(?)、「この一口が永遠に続けばいいのになあ〜!」



イルミネーションが灯る前の宮ヶ瀬ダムにて。夜になると、この辺一帯がきらきら光るんです♪
でも今年はうまく写真を撮れなかったので夜の風景は割愛させていただきます。m(_ _)m
 その翌日(26日)は、上野の国立科学博物館で開催中の空と宇宙展見学会。
 仲間内(オトナ10人+コドモ1人の計11人)で決行しました。

 今回のツアーの目玉は、「空と宇宙展」に展示されている小惑星探査機「はやぶさ」の模型ならびに「はやぶさ」に搭載された惑星探査ロボット「ミネルバ」のバックアップモデルを、開発者ご本人から直接説明していただくこと。

 ……こうサラッと書くと普通のことのように聞こえるかも知れませんけど、よくよく考えたらメッチャ贅沢なツアーでしょ?

 会場で私達のそばにいらっしゃった方達は超ラッキー(!)だったと思いますよ。なにしろ周囲にも聞こえるぐらいの大きな声で説明していましたから、気がついた人は十分に説明をお聞きいただけたはず。

 でも実際には大部分の方が、目の前にスゴイ科学者がいることには気づかず、そのままスタスタ素通りして行っちゃいましたけどネ(あ〜あ、もったいない!)。

 まあ、こればっかりは「ご縁」ですから仕方がありません。
 気づかなかった方はご縁がなかったということで。人生とはそういうものです。

はやぶさの開発者から直接お話を聞くツアー@国立科学博物館。後列右から2人目が台湾中央
大学准教授で天文学者の阿部新助さん、その左隣がJAXAの吉光徹雄さん(ミネルバの設計者)
 さらに、そこから足を伸ばした先は代官山UNITという有名なライブハウスです。

 この日行なわれたのは、カルト的人気を誇るテクノバンド(と呼んでいいのか!?)ヒカシューによるライブ、題して「サイケデリック・クリスマス」でした。

 ……あ、実際には、もうクリスマスは終わっちゃってたんですけどね(笑)。なぜかクリスマスと銘打ってます。
 ヴォーカリストの巻上公一さんからご招待を受けて行ってまいりました。

 そういえばヒカシューは1970年代の終わり頃、メンバー全員がスイカを頭に被って「スイカの行進」という歌を歌っていたことがあるんですが……と書こうとしたら、たった今、私のパソコンが勝手にSuicaの更新と変換してくれました(笑)。

 スイカの行進→Suicaの更新

 この誤変換、かなりイイかも(爆)。

 パソコンもSuicaも'70年代にはなかった文明の利器だし。あの頃の私に話して聞かせたところで、この誤変換の面白さはわからないんだろうな〜、なんてことを考えるのも、いとおかし(笑)。

 まぁそれはともかく、この前巻上さんにお目にかかったとき、私は「スイカの行進」にちなんでスイカ(西瓜)柄のヘルメットを差し上げたのでした。

 今回は――特に理由はないのですが――キンキラキンのターバンをプレゼントいたしました。
 これから巻上さんにお目にかかるときは、必ず被り物を差し上げることにしよう(笑)。
  
ヒカシューのライブ@代官山UNIT(ターバン帽子を被っていらっしゃるのが巻上さんです)
 そして昨日(28日)は、事業仕分けで廃止が決まったJAXAi終焉の日。

 これで最後とあって、宇宙作家クラブの仲間たちも、天文関係の友人たちも、(少しずつ時間がずれていたため実際には会えませんでしたが)やっぱり、みんな来ていたみたい。

 試しにツイッターとmixiで、

JAXAiなう。誰かいますか? いたら声かけて」

と呟いてみたところ、5分以内に10本以上のメッセージ(内容は「ついさっきまでいました!」「あと1時間で着きます!」など)が届いたのには笑っちゃいましたよ。

 みんな、どんだけ深く宇宙を愛しているんだ(笑)。

 この日、リアルタイムでお会いできたのは天文学者の阿部新助さんだけでしたが、阿部さんのお友達の新聞記者さんもご一緒にカフェに移動し、3人でお茶しながら(っていうか私だけワイン(笑))日本の宇宙開発についてモロモロ語ることができたことは、私にとっては何よりの「JAXAiへの追悼メッセージ」となりました。

 近い将来、より良い形でJAXAiが再開できることを心から祈りつつ……。
  
29日に閉館した丸の内のJAXAiにて


  
最終日のイベントで活躍した宇宙少年団のメンバーたち



阿部新助さんと。ちなみに阿部さんとは26日の国立科学博物館でもご一緒だったんですよ♪
 ……以上をもちまして2010年のイベントはすべて終了。
 このあと除夜の鐘が鳴るまでの残り時間は、主に家で仕事をしながら過ごそうと思っています。

 今年も「週マ」をご愛読くださり、本当にありがとうございました。

 来年が私たち皆にとって笑顔の1年になりますことを心から祈りつつ、これをもちまして2010年のブログ納めとさせていただきたく存じます。

 それでは皆さま、どうぞよいお年をお迎えください♪
 お正月にまたお会いしましょうネ!


※Year-End Hustle and Bustle=年の瀬のあわただしさのこと。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


犬だって外は寒いんだもん。家の
中でまったりするのがブースケ流

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2010年12月29日
山田 真美
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