旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
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2014年2月11日号(第503号)
今週のテーマ:
大雪と快獣ブースカ
★ 仏教エッセイ ★
『仏教一年生』は、『仏教二年生』と改題して近々新スタートの予定です。暫くお待ちくださいませ。
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 博士論文の執筆に熱中するあまり「週マ」の更新をサボりつづけておりましたところ、複数の方から生存確認のメールをいただいてしまいました。

 ご心配をおかけして誠に申し訳ありません。お蔭さまで私は元気すぎるほど元気にしております。ただ、最近は口を開けば博論の話しかしないため、周囲の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしているのではないかと心配です(汗)。

 ……というわけで、今回は博論の話題はパス
 そのかわりに『快獣ブース』(注:ブースではありません)の話をさせていただきたいと思います。

 実は、先週の土曜日、「ウルトラヒーローと特撮番組の50年」と銘打たれた映写会を見るために横浜まで出かけてまいりました。

 土曜日といえば、言うまでもなく、45年ぶりの大雪が首都圏を襲ったあの日です。 
 
少し前に買った福袋に入っていた長靴が期せずして大活躍@東京宅
 大雪の日にウルトラヒーロー映写会へ行ったと聞いて、

「なぜ、よりによってそんな日に!?」

と思われた方もいらっしゃるでしょう。当然の疑問です。しかし、なにしろ時間が取れるのはこの日しかなかったのです。消去法で残ったのがこの日だけだったのです。

(そして私の本当の目当てはウルトラヒーローではなく、何を隠そう同時上映の『快獣ブースカ』のほうだったのだ、ということも、ここで一言申し添えたいと思います(笑))

※快獣ブースカに関する詳細はこちらをご覧ください。

 ところが皆さまもご存知のとおり、土曜日は首都圏の交通網が完全に麻痺。乗った電車は遅々として進まず、亀のようなのろのろぶり。そのうちポイント故障が発生しはじめ、電車はやがて完全に停止してしまいました。

(余談ながら、今回のような非常時に於けるポイント切り替えって、手動でできないものなのでしょうか。現代は総じて何でも機械任せですが、自然災害などの非常時に備えてコンピュータや機械には頼らない手動オペレーションというオプションを常に用意しておくべきだと実感しました。電車に限らずあらゆる現場で。人間の手でできないことは、基本的にどこかに決定的な危険を含んでいるように思えてなりません)

 ともあれ、ポイントが切り換えられず電車が停まってしまいましたので、せっかく自分の体温で温まった座席から名残り惜しく立ち上がり、別の動いている路線に乗り換え。さらにその電車も停まってしまったので、別の路線に乗り換え。

 そんなこんなで電車を乗り継いでようやく会場の最寄駅に到達した時には、上映時間を半分近く過ぎてしまっていました。

 さらにそこから地上に出た瞬間、突風に吹きさらされて傘は大破
 しかも、会場に到着してみれば「映写会中止」の無情な張り紙が(トホホ)。

映写会場は中止、傘も強風で大破(ただしこんなこともあろうかと安物傘だったので被害は最小限)
 いやはや。首都圏のインフラは雪に対して驚くほど脆弱であるということを、改めて実感した雪国育ちの私でございました。

 そんなこんなで今回のイベントには見事にフラれた私ですが、さらに衝撃だったのは、横浜から東京宅へとトンボ返りする道中に、あれほど観たかった『快獣ブースカ』(第1回)をiPhoneで普通に観賞できてしまったこと!

 番組が某動画サイトにアップされていると事前に知っていたら、大雪の中わざわざ出かけることはなかったですねー(遠い目)。

 これはもう、笑うしかない。そう思った私は、この直後にブースカのフィギュアブースカぬいぐるみをネット上で衝動買いしていたのでした。

衝動買いしたブースカフィギュア



衝動買いしたぬいぐるみ2体
 さらにこの日は、半年前からずっと欲しくて探していたブースカ名刺ケースを奇跡的にネットショップで発見。すでに廃盤、デッドストックという稀少品ですが、「最後の3個」を売っていたショップから3個まとめて大人買いいたしました。

 この先5~6年は名刺入れの心配をせずにすみそうです(笑)。
 
もはやビンテージとなったブースカ名刺入れ。お店に残っていた最後の3個をまとめ買い♪
 『快獣ブースカ』の話は以上で終わり。
 以下は完全なオマケ話ですので、そのおつもりでお読みください。

 ブースカのことを書いていて思い出したのですが、同じく昭和40年前後に観たテレビ番組で、私の記憶に強く残って忘れられないものが2つあります。どちらも「断片的な場面」と「イメージ」しか覚えていない。タイトルも出演者も思い出せないのですが……。

【忘れられないテレビ番組 その1】
 おそらく実写版のアメリカ映画
 登場人物は全員白人(ただし身長15~20cmぐらいのこびとさん)、イメージとしては、「アマゾンの奥地のような風景」「超ハンサムな一人の男を追いかける100人単位の半裸に近いビキニ姿の女性」「恥ずかしがり屋でなかなか男性に近づけない主人公の女性(恥ずかしがりなのに半裸に近い姿(笑))」「シャボンの泡が画面全体に飛び散っているイメージ」「泡の中でつるつる滑るこびとさんたち」「ようやく男性に近づけた恥ずかしがり屋の女性」「ハッピーエンド」というイメージ。
 なんのこっちゃ(苦笑)のストーリーですが、なぜか気になって。おそらく4~5歳の時に観た番組だと思います。

【忘れられないテレビ番組 その2】
 日本のテレビドラマ
 イメージとしては、「怖い」「暗闇」「連続殺人」「女性の体がバラバラに切断される」「女性の代わりに替玉の人形を殺させる」「替玉の人形を指して『うまくできてるでしょう』と誰かが言う」。
 全体に不気味なストーリーだったことを今も体感として思い出せます。これも小学校低学年の頃に観たのではないかと。

 以上のように断片的な記憶とイメージしか残っておらず、詳細を思い出すことは到底無理と疾うの昔に諦めていたのですが……昨日、ネットサーフしていて偶然見つけてしまったんですよ、【忘れられないテレビ番組 その2】を!

 約45年にわたってずっと気になっていた謎の番組は、当時の人気番組『怪奇大作戦』第16話「かまいたち」でした。女性の代わりに替玉人形を殺させるという奇想天外なストーリー展開も、人形を指して「うまくできているでしょう」という台詞も、何よりあの不気味さも、すべては記憶していたとおりでした。

 いやー、子どもの頃に受けた印象って、予想外に長く記憶に残るものですね。
 そして、約45年前に観た番組にこんなにあっさり再会させてくれたインターネットの凄さに、改めて畏怖の念を感じた私なのでした。

 【その1】にお心当たりのある方はメール()でご一報ください。

 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


ブースカ、もとい、ブースケとパンダのおやつタイム!

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2014年2月11日
山田 真美
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