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2009年8月30日号(第350号)
今週のテーマ:
クリィミーマミとの遭遇
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃に更新予定)。第17回のテーマは「35年目の同級会」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
【 山 田 真 美 講 演 会 の お 知 ら せ 】
とき:9月26日(土)午後3:00〜4:30
ところ:たばこと塩の博物館(東京都渋谷区神南1-16-8 電話03-3476-2041)
テーマ:神々が選んだ国インド――面白すぎる超時空神話をたずねて
※インド関連のイベント「ナマステ・インディア2009」(共催/インド大使館・インド文化交流評議会、 後援/外務省・東京都・日印協会等を予定)の講師として上記の演題で講演をします。博物館への入場料(100円)を払っていただければ、どなたでも聴講できます。ご興味がおありの方はぜひお運びください♪


 先週の「週マ」に魔女柄の浴衣姿(下の写真)をアップしておいたところ……
  
……早速、読者さんの姉ちゃん様から、

浴衣の柄が素敵! 私的には、マミリン先生といえば魔女っ子マミリンのイメージがあるので、この柄はまさにぴったり!

という楽しい感想が寄せられました♪

 それでふっと思い出したのですが、マミという名前の主人公が登場する魔法少女系のアニメが、昔あったような、なかったような……。

 魔法少女系アニメと言って即座に思い出すのは、魔法使いサリー(マハリクマハリタ ヤンバラヤンヤンヤン)にひみつのアッコちゃん(テクマクマヤコン テクマクマヤコン)、それに魔女っ子メグちゃん(テクニカテクニカ シャランラー)といったところでしょうか。

 うーん。「マミちゃん」が登場するアニメのタイトルは何だったっかなあ。

 気になったので「魔女」「マミ」のキーワードで検索したところ、ありました、ありました!
 『魔法の天使クリィミーマミ』というアニメーションが!

 しかも驚いたことに、検索結果のトップに踊り出てきたのはイベントの告知(↓これ)ではありませんか。
 なになに? 『魔法の天使クリィミーマミ』を8月25日(火)16:00から上映開始?

 8月25日といったら、今日ですよ、今日!
 そして現在時刻は15:30じゃありませんか!

 上映開始まで30分しかありませんが、家から会場までの所要時間は約20分
 今から10分で身支度を整えて出かければギリギリ間に合います。

 なんなんですか、この驚くべきタイミングは。
 これぞ魔法!?

 どうも呼ばれているようなので(笑)、仕事を中断し、イベント会場である杉並アニメーションミュージアムへと向かいました。

 上映直前に、ギリギリセーフで会場に到着。
 こうして私は、1時間前までは考えてもいなかった魔法少女系アニメを鑑賞することになったのでした。
  
(左)こんなミュージアムが存在すること自体、まったく知りませんでした (右)入り口
付近では、ガンダムが出迎えてくれます。ガンダムは杉並区上井草の生まれだそう
 『魔法の天使 クリィミーマミ』は1983〜84年にかけてテレビ放送されたアニメーション、だそうです。
 今回、初めて知りました。

 メッチャ大雑把にあらすじを説明すれば、道に迷った宇宙船(箱舟?)を助けた10歳の女の子・優ちゃんが1年限定の魔法の力をさずけられ、その力を使って17歳の人気歌手クリィミーマミに変身して大活躍するというのが、物語の骨子のよう。

 1983〜84年の放送ですか。道理で見た覚えがないわけです。
 だって、その頃はもう、私は大のオトナでしたから。

 当時は現在のようなアニオタというジャンルもなかったし、仮にあったとしても、私はアニメに全く興味がなかったし(笑)。

 が生まれていれば一緒に観た可能性もあるでしょうが、うちのLiAが生まれたのは1985年。
 彼女が生まれる前に、番組は終わっちゃってますから……。

 というわけで今回、何かの縁で『クリィミーマミ』を初めて観賞したわけですが、感想をひと言でいえば「古き良き昭和のアニメ」という感じでした。

 舞台設定もストーリー展開も、とにかく素朴で平和そのもの。というか、嫌味がない。
 主人公の優ちゃんは“天然”で、難しいことは何も考えていない(笑)。

 主人公の実家が80年代初頭の日本で大流行したクレープ屋さんだったり、主人公が当時大流行のフード付きトレーナーを常に着ていたりと、昭和末期の風俗を知るという意味での見どころは満載です。

※注意※
 タイトルの「クリィミー」は、実家のクレープ屋さんの名前。
 「マミ」は単なる思い付きで出てきた名前のようでした(苦笑)。

 優ちゃんがみずからの変身前と変身後のギャップに葛藤したり、ひそかに好意を寄せている男の子が変身後の自分を好きになってしまうなど、女の子の悩みをそれなりにきちんと描いていて、シンプルながらも、なかなか好感度の高いアニメでしたよ♪
  
ちなみに杉並アニメーションミュージアムは入場無料です。詳しくはこちらをご参照ください♪
 8月25日の上映会には10数人の観客が訪れていましたが、その内訳は、母と娘らしき組み合わせ×3組、祖母と孫娘らしき組み合わせ×1組、いかにもオタク風の男性×2人、コスプレ女性×1人、その他(=私)×1人でした。

 はい、なんとも不思議な組み合わせです(笑)。

 もっとも、第三者から見たら、オタクでもなくコスプレもしていない、さりとて子どもや孫も連れていない私の存在が最も不可解だったかも知れませんけどネ(苦笑)。

 ミュージアム内の特設会場には、5問のクイズに正解すると景品(シール)がもらえるコーナーがあったのですが、そのクイズの内容たるや、

「『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公・優に魔法をさずけた妖精の名前は、
@ピノピノ Aポノポノ Bカノカノ」

など一般人には質問の意味すらわからない難問ばかり(ちなみに正解は@だそうです)。

 孫娘を連れた年輩のご婦人から、

「孫に聞かれて困ってるんですが、クイズの答え、わかります?

といきなり質問されてしまい、

「あ〜、ごめんなさい。私は何かの間違いでここに来てしまったものですから、1問もわからないんです」

大汗状態になってしまいましたよ(苦笑)。

 ところが、暫くしてから、そのご婦人が小走りに駆けて来て言うことには、

「わかりました! あそこに立ってるピンクのフリフリドレスの女性から教わりました。おかげで全問正解」

 ご婦人が指さすほうを見ると、そこにいたのは魔法少女になりきった40歳ぐらいのコスプレ女性……。

 う〜ん。これぞまさしく「蛇の道は蛇」。
 わからないことは、素直にその道の達人に聞くのが正解ですネ。

 それにしてもあのコスプレは勇気があるなぁ〜。
  
Creamy Mamiの写真コーナーがあったので記念に入ってみましたが、
いや〜、これだけでも、ちょっと勇気が要りましたね〜(笑)


  
追記。その11日後に娘+娘の友達(写真右側の子。なぜかクリィミーマミの大ファン)と一緒に
渋谷駅構内を歩いていたら、クリィミーマミのイベント告知ポスター(by PARCO)が貼ってあり
ました! もしや新たなブームか来ているのでしょうか?
 ちなみにクリィミーマミが変身するときの呪文は、「パンプル ピンプル パムポップン ピンプル パンプル パムポップン」だそうです。

 ……いつかどこかで使ってみますかね(爆)。
  
本日のオマケ画像。相模原納涼花火大会(8月29日)で撮影した2コマです。
(左)日食観察では見られなかったダイヤモンドリングが光臨!? (右)ぼくドラえもんです
 さて、今日はこれから衆議院議員選挙ならびに最高裁判所裁判官国民審査の投票に行って参ります。

 前回の選挙のときは、個々の裁判官についてきちんと調べる暇がなく、納得のゆく投票をすることができませんでした。しかし今回はすべての裁判官のこれまでの仕事と思想傾向をネットなどできっちり調べましたから、×を付けるべき人にはしっかり×を付けてきます。

 そして、8月最終日の明日は、来日中のブータン首相とお目にかかってきますよ。

 7〜8月は夏の甘い誘惑に引っかかってしまい(笑)、仕事のノルマが30%も終わっていませんので、秋風が立つであろう来月は気合いを入れてガンバリます。

 ではでは♪

※私事ですが、今日は息子NASAの18歳の誕生日です。
 夏才、誕生日おめでとう。Hope you'll have a wonderful year. My very best wishes for many happy returns!
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪



パンダのおやつタイム(ブースケに横取りされぬ
よう警戒しながらお犬様ビスケットを食べてます)

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年8月30日
山田 真美
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