旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
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2008年9月8日号(第308号)
今週のテーマ:
学習院女子大学集中講義牛のいる風景
★ お し ら せ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日更新)。第5回は「生きるための勇気」。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
※今日は毎月恒例の「8の日」、つまり高野山大学へ小論文を提出する日@超多忙です。
 そのため「週刊マミ自身」は写真中心で失礼いたします。悪しからずお許しくださいませませ♪


 さて先週は、学習院女子大学の夏期集中講義でインドに関する講義をして参りました。

 3時間(=180分間)という限られた時間の中でインドの歴史文化・政治・経済をぐるりと概観し、インドの大まかなイメージ(全体像)を掴むことが今回の集中講義の目標です。

 題して「180分間インド一周」

学習院女子大学の正門。シックな門構えです
 出席者は国際関係を学ぶ学部生(4月に入学したばかりの1年生〜既に就職が決まった4年生まで)でしたが、夏休みを返上して登校して来るだけあって、皆さん本当に学習意欲があって前向きな生徒さんばかりでした(しかも、みんな可愛いし♪)。

 お蔭で、とても気持ちよく授業をすることができました。
 学習院女子大の皆さん、ぜひまたお逢いしましょうネ!

学習院女子大学夏期集中講義終了後、最後まで残ってくれた生徒さんたちと記念撮影。
(私の右にいらっしゃる方は、私を同校に紹介してくださった経済学者の宋立水先生です)
 ところで、前号でも予告したとおり、9月5日から「カウパレード2008」が始まりました。
 ◎公式サイト◎ Cow Parade Tokyo Marunouchi 2008 公式サイト

 まだ日本では馴染みが薄いカウパレードですが、東京の一角(今回は丸の内エリア)が等身大の芸術的な牛だらけになるという、実にモ〜吃驚なイベントなのでございます(ちなみに東京での開催は今年で3度目)。

 公式サイトによれば、カウパレードの始まりは1998年のスイス。「地元アーティストの手で彩られたウシのオブジェが街路に飾られ、スポンサーや寄付金が集まるほど話題を集めた」のが始まりだったとか。

 その後、カウパレードは「ニューヨークやパリなど主要都市でも次々と開催され、驚異的な動員数を記録」したんですって。

 そう言えば、牛の本場(?)インドにもいましたよ、実物大のニセモノ牛が!

ムンバイで見かけたペイント牛(去年の9月撮影)
 今回の丸の内にはグラスファイバー製のオトナの牛(実物大)65頭+コドモの牛8頭が登場!
 そのなかには女優の藤原紀香さんやタレントの中川翔子さん、それにアートディレクターの佐藤可士和さんなどがペイントなさった牛も混ざっています。

 しかもカウパレード全体のプロデュースをなさっているのは、「週刊マミ自身」でも何度かご紹介したことのある凄い文化人・榎本了壱さん

 また今年は私の友人も何人かペイント牛を出品しておりまして、例えば下の写真は、当ホームページでは既にお馴染みのアメリカ人マジシャン、スティーブ・マーシャルさんの作品制作風景なんですよ。
  
牛をペイント中のスティーブを陣中見舞…とか言いつつ実際には邪魔している私。
右の牛いわく「うっしっし。毛(モ〜)髪を食べてやる〜」(8月23日、お台場にて撮影)
 ……というわけで9月5日のオープニングの日には、早速、丸の内まで足を伸ばして牛の大群を見て参りました。

 時間の関係で全部はとても回りきれなかったのですが、東京駅周辺の広いエリアが牛だらけになっている現状には、なかなかどうして癒されました

 そして、牛を見ながらなぜか突然思い出したのは、吉幾三さんが歌った名曲『俺ら東京さ行ぐだ』のなかの「東京でベコ飼うだぇ〜」という一節だったんですねえ(爆)。

(今ふと思ったんですけど、「ベコ飼う」って「飼う」を「Cow」にかけてるんですかね。まさかね(笑))
 『俺ら東京さ行ぐだ』はこちらからお聞きいただけます。

 この癒しイベント(?)は10月19日までやっているそうです。
 ご興味のある方はぜひどうぞ♪ 
  
「MagiCow」と名づけられたスティーブの牛は、現在は大手町のサンケイビル正面に鎮座ましましています♪


  
(左)シーソーの相手がいなくて淋しそうな牛 (右)ヒュルル〜。後ろ姿にどこか哀愁が


  
この2頭は、上品で優しいパステル調の色合いがとってもキレイでした



藤原紀香さんと菅原一剛さんのコラボ作品
「レッドクロス(赤十字)カウ」


  
(左)2006年ミスユニバース世界大会第2位に輝いた知花くららさんの牛には、一面に薔薇が
(右)おしゃれなカフェの正面に置かれた牛は、お客さまの注目の的のようでした


  
(左)マトリョーシカ牛、個人的には大好きです(子牛・孫牛・曾孫牛も付けて欲しかった(笑))
(右)目が目が目がぁあぁ〜


  
(左)「プレゼントは、わ・た・し♪」(無茶しやがって) (右)メトロの出口から出てきた人にガンを飛ばしてる?


  
(左)崩壊する壁から現われる戦車の絵がかなりシュールな牛(しかもその背後には、牛には全く気づかぬ
まま2階建てバスに乗り込む乗客の列が……) (右)佐藤可士和さんの作品、題して「ピース」


  
(左)昭和30年代の小学生が描いた「未来の東京」(笑)みたいなイラストが楽しい牛 
(右)レインコート牛ですか!? こうなったら全身網タイツ牛も見てみたいかも(笑)
 どの牛もそれぞれユニークな存在でしたが、私が個人的に一番気に入ったのは東京駅の正面で首から手ぬぐいをぶら下げて汗だくになっていた牛くん。

 しかも、なぜか牛をテーブルと勘違いしている果てしなくKYなオジサンが牛くんの背中に新聞を広げてずーーーっとニュースに読み耽っているしっ。オジサンちょw

 ……牛くん、こんなことにめげずにガンバるんだ!(涙)
 というわけで私はキミに金メダルを捧げます。
  
東京駅正面で汗だくになっていた牛くんと牛の背中に新聞を広げて読み耽っていたオジサンに
金メダルを捧げたいと思います。オジサンもガンガレ!!!
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


残暑でボケーッとしてます
(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2008年9月8日
山田 真美
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