旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。

バックナンバーはこちらをクリックすると御覧になれます。

2005年12月12日号(第198号)
今週のテーマ:
タケカワユキヒデさんのコンサートへ

画像をクリックすると
詳細をご覧頂けます
バイリンガル育児の基本法則と実践的ノウハウを綴った最新刊が、2006年1月12日、スパイスより全国発売されます。

3歳までに英語の種をまきなさい
バイリンガル育児バイブル+インターナショナルスクール案内


Mami's new book
'PLANT THE SEEDS OF ENGLISH DURING THE FIRST THREE YEARS OF LIFE' will be released in January 2006 from SPICE Publishing Co. The ideal book to learn about the bilingual upbringing and the international school education. For further info, visit the future WEEKLY MAMI-SELF and keep yourself informed!
 東京の中心部でも冷たい初雪が降り、すっかり冬めいてきた昨日、縁あってタケカワユキヒデさんのクリスマス・コンサートに行って参りました。

 皆様ご存知と思いますが、タケカワさんは伝説のグループ「ゴダイゴ」のヴォーカリストでいらっしゃいます。

 ゴダイゴ。横文字で書くとGO DIE GO
 ちょっと不思議なグループ名ですが、すなわち、行って(GO)、死んで(DIE)、そしてまた行く(GO)という、不滅・不死身のイメージがこめられた言葉なのだということを、以前どこかで読んだことがあります。

 いいネーミングですよね。どことなく、仏教でいうサンサーラ(輪廻)を彷彿させて。

 ゴダイゴを知らない若い世代のために一応書いておきますと、彼らが歌ったヒット曲を思いつくままに並べただけでも、↓こんなに色々とありましたよ。

僕のサラダガール
カネボウ化粧品のCMソングですね。確かこれがゴダイゴのデビュー曲だったはず。英語の発音が恐ろしく良いので、「えっ」と驚いた記憶があります。

ガンダーラ
「そこへ行けば、どんな夢も叶うというよ。誰も皆行きたがるが、遥かな世界」の歌詞で始まる、名曲中の名曲。昔々インドのどこかにあったと言われる「ガンダーラ」という名のユートピアについて歌ったもの。この曲を聴くと、いつもインドに戻りたくなります(笑)。

モンキー・マジック
TVドラマ「西遊記」のテーマ曲。“Born from an egg on a mountain top.”で始まるアップテンポな曲で、歌詞は最初から最後まで英語オンリー、にもかかわらず大ヒット。これって日本の歌謡界では、かなり珍しい事態だったのでは? ちなみに、これをカラオケで歌いこなすのは至難の業ですよ(機会があったらやってみてください。たぶん、舌噛みます)。

ビューティフル・ネーム
国際児童年のキャンペーンソング。“Every child has a beautiful name.”が印象的な歌。一男四女の父親で、ベストファーザー賞も受賞したことのあるタケカワさんならではの、とっても暖かい歌。

銀河鉄道999
 この曲に関しては、今さら説明するまでもないですよね。若い人たちもご存知のはず。

 ……このほかにも、まだまだたくさんのヒット曲があるゴダイゴですが、タケカワユキヒデさんと言えば、これらの大ヒット曲を歌っただけでなく、作曲も手がけられたスゴイかたなのです。

 ゴダイゴが流行っていた当時、確か私は高校生でしたか。

 クリーン&爽やかなイメージで、底抜けに明るく、しかも正統派のバイリンガル(タケカワさんは東京外語大卒)という、なんかもう全国PTA協会推薦(笑)みたいな感じのゴダイゴの音楽は、

「バンドなんか組んでるヤツはみんな不良だ!」

というオトナの偏見を、見事に覆してくれたんじゃないでしょうか。
 なにしろ、「ロックは不良が聴くもの」という信念にコチコチに凝り固まっていた私の母なども、「ゴダイゴの曲は本当にいいわねぇ」と目を細め、率先して聞いていたぐらいですから。

 ちなみに、うちの母によれば、「マンガも不良の読むもの」だそうでして、私は小学生時代にお小遣いを貯めて苦労してコツコツ買い集めた楳図かずおのマンガ全巻を母によって捨てられるという大悲劇も経験しております。
 しかも、大人になってからそのことを言っても、「あらぁ、そう言えばそんなことがあったかしらねぇ。ほっほっほ」とトボケルだけで、未だに弁償してくれないし謝罪の言葉もないし。ホント、とんでもない母に当たってしまったわけですが(諦めの苦笑)。

 今にして思えばゴダイゴは、日本で初めての家族で安心して楽しめる健全ロックバンドだったのかも知れません。
 その意味でもゴダイゴが、と言うかタケカワユキヒデさんというかたが、日本のミュージックシーンを拓くために果たした功績は非常に大きいと思うのです。はい。

 ……とまあ例によって前置きが長くなりましたが、昨日はシドニーから一時帰国中の娘のLiAと一緒に、都内のアサヒスーパードライビル(金色のオブジェが乗っているこんな建物)で行なわれたタケカワさんのクリスマスコンサートに行ってまいりました。

 で、会場で渡されたチケットを見ると、ななななんと座席番号が99番ではありませんか!

↑証拠写真。座席番号「99番」です
 それで、私の脳裏に突如よみがえってきたのは、今を遡ること3年前の出来事……。

 あれは2003年のお正月のことでした。当時はまだ幻冬舎の編集部長さんだった、現・スパイス社長の芝田さんとご一緒に浅草寺でおみくじを引いたところ、何故かふたりがそれぞれ別々に「九十九番」を引いてしまったのは(詳細は「週刊マミ自身」第76号参照)。

 私は昔から色々な占い師さんに、「貴女のラッキーナンバーは“9”ですよ」と言われ続けている人。もちろん「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ではありますが、やはり心のどこかで「9」という数字を意識するところがあるわけです。

 しかも3年前の場合は、浅草寺でおみくじを引いた直後に出版した『ブースケとパンダの英語でスパイ大作戦』がベストセラーになり、そのあとの半年ほどは、公私ともに驚くほどツキにツキまくったのでした。

 で、昨日ご用意していただいたコンサートのお席は、何故か「99番」。しかも、タケカワさんが歌った曲が「銀河鉄道999」(笑)。

 これって、かなり縁起がいいじゃありませんか。来年は、もしや何かとっても素敵なことが起こるのかも。

 実はね、今月は、冗談半分に応募したアンケートなどがことごとく当選し、ちょっとビックリしていたところなのです。賞品そのものは高価なものじゃないんですが、こういうのって、一旦当たり始めると勢いづいてずっと当たり続けるようなこと、ありますよね。

 そして、いつも言っているように幸福は伝染するものですから、これを読んでくださっているアナタにも、きっと何か素晴らしいことことが起こること間違いなし!

コンサート終了後「銀河鉄道999」
のイメージで娘のLiAとプリクラを
撮ってきましたよん
 肝心のコンサートは、まさに心がポカポカ温まる楽しいものでした。
 これは、1曲1曲の歌が素晴らしいことは勿論ですが、タケカワさんのお人柄(トークも上手!)によるところが大きかったですね。

 それから、競演なさったT's Company(タケカワさんの三女もといさんと、四女あいさんから成るユニット)も、歌唱力・存在感ともに抜群で、いい意味でお父さんを圧倒していましたし。
(持論ですが、娘が強い家は一家安泰ですよね。うちも代々そうですが(笑)。その意味でタケカワさんのお宅も、間違いなく御安泰とお見受けしました)。

 そんなわけで昨日は、ゴダイゴの時代とは一味違う、よりアットホームな「タケカワ・ワールド」を堪能させていただきました。皆さんも、機会がありましたら是非どうぞ。

 あっそうそう、言い忘れましたが、タケカワさんは小説なども書いていらっしゃるそうで、その中にはマンナという名前の女の子が主人公の作品もおありなのだとか。私が書いた処女小説『夜明けの晩に』も、主人公の名前は満奈(マンナ)。このあたり、なにか不思議なご縁を感じます。

 なお、タケカワユキヒデさんの公式ホームページはこちらからご覧ください。

 さて、今日はこれから六本木の森美術館へ、話題の展覧会「杉本博司〜時間の終わり」を観に行ってまいります。キューレーターによる解説付きです。感想などは、また来週。

 ではでは♪

※先週から応募を始めました「週刊マミ自身」創刊第200号スペシャルプレゼントに関するお知らせは、こちらをご覧ください。締め切りは今月22日です。お忘れなく。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


Please don't disturb.(Photo by LiA)

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2005年12月12日
山田 真美