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2006年2月12日号(第206号)
今週のテーマ:
ヒルズとゴディバと恵比寿ビール
バイリンガル育児の基本法則と実践的ノウハウを綴た最新刊が、2006年1月12日、スパイスより全国発売されました。

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 東京アメリカンクラブで2週間にわたって開催いたしました夫の個展が、本日、無事に終了いたしました。

 2週間の会期中は大勢のお客さまにご来場いただき、本当にありがとうございました。お蔭さまで、とても楽しい毎日を過ごすことが出来ました。

 今回ギャラリーを使わせていただいた東京アメリカンクラブは、東京タワーから徒歩1分、六本木ヒルズから徒歩15分ほどのところ(住所は港区麻布台)。

 この辺りを歩くと妙に懐かしいような気持ちに襲われる私なのですが、それもそのはずで、学生時代に4年間通った大学のキャンパスは港区白金台、4年間暮らしたアパートは港区高輪、2年間アルバイトをしていた劇団のある場所は港区六本木だったのですから、東京都港区というところは、個人的には非常に懐かしい場所なのです。

 のみならず現在通っているお茶のお教室も、先生のお引越しに伴って昨年から港区高輪になりましたしネ。これまた不思議なご縁です。

 さらに、この4月には港区国際交流協会(会長は兼高かおるさん)が主催する「日本再発見の会」で、英語による講演会をさせていただく予定にもなっておりまして、そんなこんなで、このところ港区とのご縁が深まってきた感じ。
 そのように色々とご縁のある港区での、今回の個展開催だったわけです。

 さて先週は、ほぼ毎日のように個展会場に顔を出す忙しい合間を縫って、いくつかのイベントにも参加してきました。

 まず、長いこと表参道の名物だった「同潤会青山アパート」の跡地についに完成した表参道ヒルズのオープン直前内覧会に招待され、お友達で女優の蜷川有紀さんと一緒に出かけて参りました。

完成したばかりの表参道ヒルズの
内部。設計は安藤忠雄さんです
 「ヒルズ」という名前から、六本木ヒルズのような巨大高層ビルを漠然と想像していましたが、実際に行っていれば、表参道ヒルズはサイズも小ぶりで、周囲の景観にしっくり溶け込んだ自然な佇まい。

 またショッピングアーケードの中も、上の写真でおわかりのとおり「どこからでも一目で全体が見渡せる」わかりやすい構造になっていますから、方向音痴な私でも、これなら道に迷わずに済みそう。同じく方向音痴な有紀さんと顔を見合わせて、「ここ、なかなかイイじゃない?」と頷き合ったのでした。

(ちなみに六本木ヒルズの場合は、用事があって行くたびに、未だに必ず建物の中で道に迷っているhopelessな私です)

 表参道という街が私は大好きなのですが、この街の特色は建物が低く、オシャレ感度は高く、一歩裏道に入ればそこは静かな住宅街。ヨーロッパの裏街的な風情を漂わせた独特の雰囲気を持っていること。
 それから、(隣接する渋谷と違って)オトナがひとりでフラッと遊びに行けること。

 最近になって東京メトロ表参道駅に表参道エチカも完成しましたが、これからも従来の独特のスタンスというか雰囲気をキープしたまま発展して欲しい街です。

 さて、表参道へ行ったその翌日は、娘のLiAとふたりでJR恵比寿駅のアトレ(駅ビル)にあるGODIVAのショップへ。

 実はですネ、娘が夏休みで長期一時帰国しているあいだに一緒にGODIVAへ行こうという話は、約4ヶ月も前から計画していたことなのでした(我ながら気の長い話です)。

 その目的とはズバリ、GODIVAの特別メニューを飲んでみるため。

 GODIVAと言えば、一粒300円もする高級チョコを作っているベルギーのメーカーとして有名ですが、実は、日本各地にあるGODIVAショップのなかの限られた店舗だけで販売している商品に、ショコリキサーというチョコレートドリンクがあるのです。

 軽いチョコ中毒患者(笑)である娘と私は、ショコリキサーを飲むために、個展開催中の忙しーい時期だというのに、わざわざ恵比寿まで足を伸ばしたのでした。
  
恵比寿のGODIVAにはテーブルも椅子もないので、買ったショコリキサーを
持ったまま同じビルの上の階へ。しかしなかなか椅子が空いておらず、あち
こち歩き回った末にようやく座れた頃には、喉が極限状態のカラカラになっ
ていました。これは「初ショコリキサー記念写真」。かなりイケルお味です!
 こうして夢が叶い、無事にショコリキサーを最後の1滴まで堪能し尽くしたふたりでしたが、飲み終えて4ヵ月越しの欲望を満たしたかと思いきや、すぐに

(折角ここまで来たのに、このまま速攻で帰ってしまうのも勿体ないかも?)

ということで即座に意見が一致。その足で、アトレと隣接する恵比寿ガーデンプレイスの中にある恵比寿麦酒記念館へと場所を移したのでした。

 恵比寿麦酒記念館は、国産ビールの歴史やサイエンスを学べる小さな博物館のようなところですが、いちばん奥にはビールやワインを試飲できる広いコーナーがありまして、ビールが200円〜、ワインが300円〜(しかも天然酵母入りおかき付き)、おつまみのチーズ100円と激安なのです。しかも雰囲気も悪くないし。

 あ、私には関係ありませんが、お酒がダメなかた用には、紙パックのオレンジジュースなどソフトドリンク(100円)も置いてあります。

 ここはガーデンプレースのなかでも少々わかりづらい場所にあり、まさに知る人ぞ知るスポットですから、いつ行っても満席だった試しがありません。手紙や日記を書いたり、読書をしたいときに最適な場所で、私はここを究極の隠れ家としてしばしば使っているのです。

 今回はここで娘と仕事の打ち合わせをしました。
  
ここが恵比寿麦酒記念館の入り口。大好きな飲み物(特大サイズ)が目印
です。ちなみに右のビールジョッキは風船で出来ています
 仕事の打ち合わせも、会議室ではなくこういう面白い場所で行なったほうが、私の場合は圧倒的にスムーズかつスピーディーに運びます。やはり、生真面目すぎるより少し遊び心があるほうが頭の回転も良くなるということなのでしょう。

 先週はこんな感じで文字どおり忙中閑ありの1週間でしたが、これ以外にも、目下英語で書き下ろしている本のことで、ジャパン・タイムズから取材を受けました。取材してくださったのは、ベテラン・コラムニストのヴィヴィアン・ケンリックさんです。

 ケンリックさんは、今から11年前にも私の仕事を“Personality Profile”と題した人物紹介コラムに書いてくださったことがあり、取り上げていただくのは今回が2度目。どんな記事に仕上げてくださるのか、今から楽しみです。

 もちろん、作品のほうは着々と書き進めていますよ。英語作品第一弾は、今の予定だと初夏にはお届けできそうです。
 今回の作品は、ごく普通の日本の中学3年生でも辞書なしで読める、すべて英語だけの本に仕上げますので、楽しみにお待ちください。

 というわけで、明日からは普段の生活に戻ります。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


浅草を散歩中のブー&パンの写真を
撮ろうと出かけたところ、ナント寅さん
のそっくりさんが登場! あわてて右
手でリードを掴んだまま左手でシャッ
ターを切ったおかげで写真はピンボ
ケ、しかも犬の写真を撮り忘れるし。
というわけで今週はブーパンの代わ
りにこの1枚を(笑)。

※前号までの写真はこちらからご覧ください
事事如意
2006年2月12日
山田 真美