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2010年1月30日号(第373号)
今週のテーマ:
キテます、キテます
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃更新)。第21回のテーマは「4億年の引きこもり」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 このところ執筆家事遊びに追いまくられております。
 しかも、そんなときに限ってブースケは遠出をしたがるし……。

 ああ! 全然、時間が足りない!
 と思っていらっしゃる現代人は、きっと物凄〜く多いのでは?

 これはやはり地球の自転速度がどんどん加速しているのではないか。つまり、1日が24時間未満になってしまったと言うか、現在の24時間はかつての24時間よりも短くなっているのではないか。

 ……という疑問を真剣に抱かざるを得ない今日この頃なのですが、現実には、地球の自転はむしろどんどん遅くなっているというのが現代科学の常識。

 何とも奇妙な話ですが(苦笑)、そうは言っても宇宙には宇宙の事情があるでしょうし、地球の自転が速まろうが遅まろうが、それはそれで仕方のないこと

 我々は、加速(あるいは加遅?)してゆく時間のなかで最大限に生き、すべてを受け入れて楽しく悟りを開く以外に方法はありません。

 これってかなり密教的なことなんですね、実は。

 というわけで、今週も例によって写真を中心にサクサクッと参ります。
 どうぞお付き合いの程を!

 まずは、遅れ馳せながらお茶の初稽古がありました。

 毎年、第1回目のお稽古では必ず宗羅先生みずからお濃い茶を煉(ね)ってくださるのです。

 今年は私が正客を務めさせていただき、金の茶器でお茶をいただきました。
 次客を務められたのは弟弟子(おとうとでし)の林義郎さんで、こちらには銀の茶器が回っていました。

 床の間には流祖(川上不白)直筆の亀のお軸
 とまあ、新春らしく華やいだお茶席でした。
  
宗羅先生に煉っていただいた今年1杯目のお濃い茶を美味しくいただいてから、ゆっくりお道具の拝見


  
先生が用意してくださった大吟醸酒と伊皿子巻きで「今年もよろしくお願いいたします」
 続いてはインド共和国独立60周年の記念パーティー(於・ホテルニューオータニ鳳凰の間)。
 
 会場はたいへんな賑わいでした。
 なにしろこの世界的不況のなかでも、インドの経済成長率は今年も6.5%前後をキープする見込みですからね。

 毎年行なわれている独立記念日のパーティーも、年を追うごとにゲストの数が増えているようですし、インドは元気そのもの。嬉しい限りです。

金屏風の前でインドの古典舞踊「バラタナティアム」を踊るダンサーと、観賞するゲストたち


  
(左写真)いかにもエコ時代っぽい三輪自転車。私も1台欲しいかも(笑)
(右写真)氷のオブジェ。中心部分はインド共和国の紋章(背中を合わせた4頭の獅子)です


  
(左写真)左からインド大使館附属文化センターのトリパティ館長、私、ダライラマ法王日本代表部の
ラクパ・ツォコ所長 (右写真)左から元駐インド日本大使夫人の平林紀美代さん、白樹栞さん、私
 さて、そんななかで今週のハイライトはMr.マリックにお逢いしてきたことでしょう。
 そうです、「キテます、ハンドパワー」で一世を風靡なさった超魔術師のMr.マリックですよ。

 なぜ私がMr.マリックにお逢いしたのか?

 それは国家機密……なわけはありませんが(笑)……とりあえず今のところオフレコにさせていただくことにして……この日はマジックについて4時間半ほどノンストップでお話を聞かせていただきました。

 しかも、会談の最後には目の前でスプーンをぐにゃりと曲げていただいた上、非売品のご著書『黄金の矢』(マジシャンのための心得帖です)までプレゼントしていただくという特大プレゼントつき。

 嬉しさのあまり、私のハンドパワ〜もかなりキテます(下の写真参照)。

 この日、何よりも私を感嘆させたのは、Mr.マリックの腰の低い紳士ぶりでした。
 「やはり一流は違う!」と深く納得。

 Mr.マリックのことは、またゆっくり書きます。

Mr.マリックと一緒に「キテます、キテます!」ハンドパワーでツーショット

  
目の前で曲げていただいたスプーン(サイン入り)と、頂いたご本(非売品のナンバー入り。家宝にします)
 そして今週最後のイベントはインド大使夫人の主催で行なわれた映画の試写会(於・駐日インド大使館)でした。

 上映された映画は『Earth Pilgrims―地球巡礼者』。

 内容は、「人類はエコノミーの1本足歩行で歩いてきたからコケた。これからはエコロジーとエコノミーの2本足歩行で行こう!」という、巡礼を切り口にした一種のスピリチュアル・エコ映画とでも言えば良いでしょうか……。

 監督で脚本も手がけられたエハン・デラヴィさんが会場にいらっしゃったので、高野山や四国巡礼についておしゃべりを交わし、映画のDVDまでいただいちゃいました(エハンさん、どうもありがとう♪)。
  
『Earth Pilgrims―地球巡礼者』監督のエハン・デラヴィ氏と、インド大使館(右写真)にて
 ……と言うわけで今週も相変わらずの忙しさでした。
 来週はさらに忙しくなります。仕事・遊びの両面で既にスケジュールがぎっしりです(苦笑)。

 そのなかで来週のメインイベントは、映画『ウェスト・サイド物語』の不良役で世界的に有名な俳優のジョージ・チャキリスさんとの会食!

 「主役を食う」という言葉がありますが、あの映画の中のチャキリスさんが、まさにそうでしたよね。

 主役ではない、準主役ですらない役どころ。しかも映画の3分の2のあたりで死んでしまうにもかかわらず、有無を言わせぬ圧倒的な存在感で輝いていたベルナルド(役の名前)。

 あの映画から49年を経て、チャキリスさんはどんな75歳になられたのか。お目にかかるのが、今からかなり楽しみなんですよ♪

 今日はこれからお茶のお稽古。心静かに座して参ります。

 皆さまもよく遊びよく学び、ステキな週末をお過ごしくださいませ。
 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


ふわっふわ(Photo by +LiA)

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2010年1月30日
山田 真美
★ Thank you so much for the early birthday/Valentine's presents! They're really touching! ★
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