旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
直前号(この1か月の出来事〈モディ首相来日etc.〉)は
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2014年10月1日号(第520号)
今週のテーマ:
お茶の水博士なう♪
論文「捕虜を生きる身体:第二次世界大戦期・カウラ第十二戦争捕虜収容所に於ける日本兵の日々」
『人間文化創成科学論叢第16巻』に掲載されました。こちらから全文をご覧いただけます。
キーワード: カウラ, 戦争捕虜, 身体, 男子同衾, ホモソーシャル 
 
 昨日(9月30日)、お茶の水女子大学にて行なわれた学位記授与式に於いて、博士の学位を授けられましたので謹んでお知らせいたします。

 博士論文のタイトルは、

 カウラ事件(1944年)の研究
 ―捕虜の日々を生きた日本兵たちの「日常」からの再考察―


 頂戴した学位名は、

 博士(人文科学)
 (英語名はPh.D. in Modern Japanese History and Gender Studies)

です。

 なお3年半での学位取得は「非常に速いペース」であると多くの関係者から言われました。
 
学位記授与式の開始を待つひととき



学位記授与式にて告辞をなさる羽入佐和子学長



頂いたばかりの学位記を一文字一文字確かめながら読んでいる私



3年半お世話になった先生方と晴れて金屏風の前で記念撮影
(右が主指導の熊谷圭知教授、左が小林誠教授)


苦しいときも励まし合いながら一緒に学び、一緒に学位を受けることのできた彼女たちは
まさに「戦友」です! 左が李小姉(メイ・リー)さん、右は臺丸谷美幸さん



花束を持ってお祝いに駆けつけてくれたゼミの後輩たち。みんな大好きだよ~♪



後輩たちからいただいた花の色はびっくりするほど私のアカデミックガウンに合っています。
聞けば私が何を着るかをFacebookで前もってリサーチしてくれていたのですって。感動!



ちなみに今回着用のアカデミックガウンは、実は明治学院大学の教授用に作られたものなんです。
初めて着てみた気分は、ほとんどハリー・ポッター。その心は、「大空をどこまでも飛べそう」♪



飛びかけています(笑)



お茶の水女子大学の校歌「みがかずば たまもかがみもなにかせん
まなびのみちも かくこそありけれ」(昭憲皇太后御製)の碑の前で



キャップは投げませんが、その代わりに全身で喜びを表してみました。
I did it!



学位記に「博甲第一四〇号」とありますから、私はお茶大が輩出した140人目の課程博士
ということのようです(※博甲は課程博士、博乙は論文博士の意味)
 このあとには、博士論文を日本語と英語の双方で公開するという大きな仕事が待っておりますが、ともあれ21年間にわたってカウラ事件を研究してきた者の義務として、越えねばならない大きなハードルを今回越えることができました。

 皆さま、本当にありがとうございました。
 これからも変わらぬご支援の程を何卒よろしくお願いいたします。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


「ママがハリー・ポッターになったらしいよ」と
話し合うブースケとBOSS

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2014年10月1日
山田 真美
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