旅に出ていない限り毎週土曜日に更新します。
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2015年8月30日号(第543号)
今週のテーマ:
そうだ ピアノ、弾こう。
★ お 知 ら せ ★
この秋に開催予定のナマステ・インディアにて、楽しい講演をいたします。
講演タイトル/「教壇に立って見たインド工科大学―笑いと怒りの31日間」(講師:山田真美)
とき/9月27日(日曜日)午後2時30分~3時30分までの1時間
ところ/代々木公園内 ナマステ・インディア特設会場「セミナー・ハウス」
参加無料。当日は公園内にインド料理や物販のブースが立ち並びます。奮ってご参集ください。なおナマステ・インディアの公式サイトはこちらからご覧になれます。
 昨夜のことです。いつものように部屋に入ってソファに座り、部屋の隅に置かれたピアノを見た瞬間、いつもとは違う感情が唐突に込み上げて来たのは。

ピアノが弾きたい

 何の前ぶれもなく、そう思いました。

 そう思ったら、もう矢も楯もたまらなくなりまして、私は無言でピアノに近づいて行き、前回いつ開けたか思い出すことができないほど長いこと開けていなかったを開けて、鍵盤の上に両手を乗せてみました。

 ところが、もう何十年もまともに弾いていなかったせいでしょう、悔しいぐらい指が動かないのです。そのうえ、子どもの頃に完全に暗譜したはずの曲も、全体の3分の1ぐらいしか思い出せないという体たらく。

 小学生のときにスラスラ弾けた曲が弾けない。これはかなり悔しい事態です。しかし、それと同時に、

「小学生のときに弾けたということは、自分は自分が思っていた以上に頑張っていたのでは」

と今さら気づいてみたり。

 それにしても、これまで何十年もピアノは部屋の片隅に置かれていたのに、なぜ今日になって急に弾きたくなったのでしょう。

 確固たる理由はわかりません。強いて言えば、うちでは子どもたちがすっかり大人になり、今年は初孫も生まれ、また私のライフワークであるカウラ事件研究もようやく一段落して、「このへんでちょっとピアノに挑戦してみようかな」と、新たな好奇心がむくむくと頭をもたげたのかも知れません。

 小学生の頃、ピアノのレッスンのたびに先生から、「今日お勉強したところを次回までに弾けるようにしていらっしゃい」とノルマを課せられるのが(悪い意味で)プレッシャーでした。

 あのときと違い、今はもう私のピアノにノルマはありません。そのうえ恐怖の発表会もないし、嫌いな曲は演奏せず好きな曲だけ弾いていればよいのです。

 そう考えるとわくわくするのなんのって(笑)。
 今度こそ絶対に、「自分のピアノ」を弾いてやろうと思います。

 とりあえずチャレンジしたい曲は、
(1) 『イパネマの娘』(ポルトガル語による弾き語り用)
(2) 何百回弾いても飽きのこないクラシックの名曲(ショパンとかドビュッシーあたり)

 しかし、まずはその前にピアノの調律から始めなければ!

小学生のときに両親が買ってくれたKAWAIのピアノ



こちらは12歳の私。苦手だった発表会にて。
 余談ながら今日、8月30日は、息子の24歳の誕生日でした。
 彼もすっかり大人です。

 下の写真に写っている青い指輪は息子が3歳のときに私のためにガシャポンで取ってくれたもの。20年以上の時を経て、今となっては、かけがえのない宝物(国宝級)です。
 こうしてみると、時の経つのは早いような、遅いような。
 そして明日からも人生は続いてゆくのであります。

 ではでは♪
 ▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪ 


近所のおうちへ貰われて行くことになった鶏の
ご夫妻とお別れの挨拶をするブースケ

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2015年8月30日
山田 真美
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