2009年4月22日号(第331号)
今週のテーマ:First Bloom(初めての開花) |
★ 仏教エッセイ ★
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真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です。第13回のテーマは「仏のレッスン」(4月28日更新予定)。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。 |
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生まれて初めての盆栽の世話を始めてから、今日でちょうど半月。先生から、
「1日500ccの水を遣(や)るようにしてくださいね」
と言われているので、あれから毎日、朝の7:00と夕方の19:00きっかりに目盛りのついた容器で測った水をピッタリ250ccずつ遣っています。陽の当たり具合や土の状態なども、その都度、抜かりなくチェックしております。
こういうところは不必要なほど几帳面なA型体質の私です、ハイ(笑)。
で、今朝の7時に水遣りのため庭に出てみたところ、なんと初めての花が咲いていたではありませんか♪ |

初めての開花♪ |
ちなみに、半月前と現在の盆栽の様子を見比べますと、最初はくすんだ感じで元気がなかった植物が、今では遠目にもハッキリわかるほど蕾が膨らみきっています。
……ついでにブースケの毛も微妙に伸びております(笑)。 |

4月7日現在 4月22日現在 |
しかし、こうなってくると何だかうきうきしますネ。
前にも書いたように、私の父方の祖父(故人)は筋金入りの盆栽マニアだったらしいのですが、その気持ちがちょっと理解できたような気がしますよ。
せっかくだから、これからは毎朝デジカメで花の観察記録をつけようかな。
夏休みの一人一研究みたいに(笑)。
誰でも最初の子どもが生まれたときは毎日のように飽かず写真を撮るものですが(そして2人目の子どものときには写真の数がガクッと減るものですが)、このあたりの親バカぶりは盆栽についても同様なのかも知れません。
それはともかく、この1〜2週間は仕事のミーティング、レクチャー、勉強会、空海関係の調べ物、パーティーなどで、例によって東へ西へと飛び回っておりました。
フランス語のレッスンも週一で続けています。
……というわけで、かなり忙しい毎日です。
そのなかで最近いちばん印象的だったのは、5年間の任期を終えて離日されることになったトゥラード駐日サウジアラビア王国大使のお別れパーティーでしょうか。
この日、トゥラード大使からは、刷り上がったばかりの『現代サウディ文学選集 砂丘を越えて』を贈られました。
(本当に、印刷所から届けられたばかりの出来たてホヤホヤで、段ボール箱の梱包を解き、一番上にあった1冊を私にくださったんですよ。しかも非売品だそうです)
サウジアラビアの現代文学を日本語で読める機会なんて、そう多くはありませんから、これは私にとって本当に嬉しい、素晴らしいプレゼントでした。
もちろん、本当はアラビア語で原書を読みたいんですけどね。 |

5年の任期を終えて離日されるトゥラード駐日サウジアラビア王国特命全権大使閣下から
『現代サウディ文学選集 砂丘を越えて』を贈られました |
私は大使に、
「仮に私がこれからアラビア語の勉強を始めたとして、サウジの文学を原書で読める日は、いつかやってくるでしょうか?」
と尋ねたのですが、これに対して大使が真顔で、
“Why not? Nothing is impossible.”
(もちろんさ。不可能なことなんて、何もないよ)
と言ってくださったのが、とても印象的でした。 |

川をまたいで気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼり。先日、田舎道をドライブ中に目にした風景です |
さて、いよいよ4月も終盤。初夏が近づいてきましたよ。
そろそろ、今年計画している仕事を形にしてゆかなくては……。
今日はこれから編集者の芝田さんと打ち合わせ食事会、明日は日本文化デザインフォーラムの総会、明後日は外国人記者クラブでのミーティングです。
Je ferai tout le possible pour etudier le francais, aussi.
(フランス語の勉強も一生懸命ガンバりますよ〜)
ではでは♪ |
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪

まるで新生児を抱く母親みたい?
(※前号までの写真はこちらからご覧ください) |
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