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2013年11月5日号(第492号
今週のテーマ:
プリクラと紅葉狩り
★ 仏教エッセイ ★
『仏教一年生』は、『仏教二年生』と改題して近々新スタートの予定です。暫くお待ちくださいませ。
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 今週も学業・仕事共に、例によってハードなスケジュールでしたが、その間隙を縫って東京ではと遊び、そのあとは山小屋に戻って紅葉狩りと洒落てみました。

 娘とは久々にプリクラを撮りました。撮ろうと言い出したのは私です。なにしろ最近のプリクラはデカ目&小顔機能が付いていて、ほとんど別人に撮れるみたいじゃありませんか。それを自分達の顔で試してみたかったので(笑)。

 個人的には普通の顔に撮れるプリクラのほうが好きですが、とはいえ、このような機械を開発することによってメーカーさんの技術力が向上するのならば、技術立国日本としては、それはそれで良いことかも知れません。今後も大いに新機能を付けてください。

 とはいえ、目、大きすぎ!(笑)

娘と私。今のプリクラは操作ボタン一つで口紅や瞳の色を変えたり、
アイラッシュ(付け睫毛)を取り付けたりと、色々出来ちゃうんです♪




ちなみにこちらは8年前に娘と撮った「普通の」プリクラです。
やはり、こちらのほうが見ていて落ち着きますね(笑)
 娘と過ごしたそのあとは、山小屋に戻って周辺の晩秋の山々を散策してまいりました。

 実は、この秋は気温が下がっても翌日にはまた暖かくなるといったことの繰り返しで、綺麗な紅葉の条件である「一晩で一気に冷え込む」夜が全くと言ってよいほどありませんでした。

 でも、その割には全山見事に色づいてくれましたね。
 
落ち葉が地面を覆い尽くし、すっかり冬仕度が整いつつある山々……



鄙びた場所なので、ほとんど人目に触れることのない紅葉です♪
 ちなみに、今日の表題の「紅葉狩り」は、平たくいうと「紅葉見物」のこと。
 決して「葉っぱを刈る」意味の「狩り」ではありませんので。念のため。

 紅葉狩りといえば、お能に『紅葉狩』という名作があります。作は観世小次郎信光。

 五番目物(鬼物)で、紅葉(もみじ)という名の鬼女を平維持が成敗する物語ですが、その舞台となるのが信濃国の戸隠。時は、全山真っ赤に燃える紅葉の頃だったと言いますから、ちょうど上の写真に写っているような山中での出来事だったのではないでしょうか。

 若く美しい女達(実は鬼女)と平維持(たいらのこれもち)との出会い、紅葉見物の酒宴、酩酊する維持、神から与えられる神剣、ついに正体を現した鬼女との激しい斬り合いと、その舞台装置からして実に豪華絢爛なお能です。

 機会がありましたら是非とも(できれば薪能で)ご覧になることをお勧めします。

 ではでは、今週も素敵な1週間をお過ごしください♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


ドライブ中、車窓の風景に夢中のブースケ
(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2013年11月5日
山田 真美
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