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2009年10月5日号(第356号)
今週のテーマ:
息子(=末っ子)の旅立ち
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です(毎月28日頃に更新予定)。第18回のテーマは「子離れの季節」です。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
【 10 月 の イ ベ ン ト の お 知 ら せ 】
日本文化デザイン会議2009アートプロジェクトin北本」
 日比野克彦さん達とご一緒の楽しいイベント。私メはリレートーク等に出演します。
 10月10日(土)@埼玉県北本市。※詳しくはこちらをご覧ください♪
※お問い合わせはmami@yamadamami.comまで、お気軽にどうぞ♪

 初夏に都内のインターナショナルスクールを卒業した息子が、先日、留学先のロンドンに向かって無事に出発しました。

 当日は、2匹の犬たちを含む家族全員で空港へ送って行き、出国ゲートに入った息子の姿が完全に見えなくなってしまうまで、千切れるほど手を振って見送りました。

 それはまるで、若い羽根を広げて不器用に飛んでゆく若鳥の後ろ姿を見送る親鳥になったような、半分淋しく半分誇らしい、なんとも不思議な気持ちでした。

出発直前、成田空港の出発ゲート
前にて(右端は娘)
 18年という長い歳月を同じ屋根の下で暮らした息子が巣立ってゆくのですから、感慨深いのは当たり前ですが、そのなかで、いま私の心のいちばん大きな部分を占めている気持ちは、

「若いときは二度とない。だから、失敗を恐れずに思いきり自分の道を行け。失敗したら笑顔で吹き飛ばせ。そして、決して忘れないで欲しい。この先、晴れの日も嵐の日も、どんなときでも私がおまえの理解者であり味方であるということを」

 ……これに尽きるでしょう。

 息子には、6年間のインド暮らしをはじめ、時には想像を絶するような困難も体験させてしまいましたが、こうして振り返ってみれば、そのどれもがお金では絶対に買えない、言葉では言いあらわせないほど貴重な人生体験だったと思います。

 既に彼の心のなかに深く刻まれているそれらの体験こそが、これからの息子の人生にとって大きな援軍となることは間違いありません。

オーストラリアの海岸を
駆ける息子の後ろ姿(2005年
7月、当時13歳)。現在私の携帯
待ち受けはこの写真です
 いずれにしても、私はこれからも息子の応援団長として勝手に旗を振り続けます。
 大好きなシェイクスピア劇を見がてら(という口実で)、息子に会いにロンドンへも遊びに行くことでしょう、もちろん(笑)。
 
 息子の旅立ちによって新しい暦の1ぺージ目が始まったような、今、とても爽やかな気分です。

 ではでは♪
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


「へへへ。兄さん、ロンドン
土産はビーフジャーキー
でよろしく」

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年10月5日
山田 真美
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