2011年6月27日号(第423号)
今週のテーマ:ヒマラヤの青い罌粟(けし) |
★ 仏教エッセイ ★
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これまで何度もヒマラヤへ足を運んでいながら、なぜか一度も目にする機会のなかったヒマラヤの青い罌粟(※原産地はチベットあたりらしいのですが)。
その花が、農村歌舞伎(いわゆる地芝居)で有名な長野県大鹿村で栽培されており、しかも、
「花は今が見頃ですよ。来週では、おそらく遅すぎるでしょう」
と聞いて、急きょ車を飛ばして“お花見”をしてまいりました。
ちなみに私の山小屋がある場所は長野県の北端(すぐそこは新潟県)。
大鹿村は同じ長野県のほぼ南端(静岡県と境を接しています)。
山小屋からお花畑までの道のりは、ざっと計算しても200キロ強。
というわけで往復6時間をかけて大鹿村の中村農園までドライブしてまいりました♪ |

すると、そこに待っていたのは息を飲むほど幻想的なブルー!
 青い罌粟。英語では一般にBlue Poppy、学名はMeconopsis(メコノプシス)

しかし、こんなに美しい花に囲まれていても、ブースケは空腹のためちょっとご機嫌ナナメ(苦笑)

「だってこの花、食べられないじゃん!」と言いたげなブースケでありました |
ちなみに、ヒマラヤ原産の青い罌粟は極端に暑さに弱い(!)品種のため、日本国内では栽培そのものが極めて難しいのだそうです。
青い罌粟の原産地はヒマラヤの標高5,000メートル級の山々。
それに対して、中村農場がある場所は標高1,500メートル。
……これを聞いただけでも高度不足が心配になるわけですが、最近は温暖化の影響もあって環境整備が大変のよう。しかしそこを何とか乗り越えて、来年もぜひ可憐な花を咲かせつづけて欲しいですね。
そういえば青い罌粟ってブータンの国花なんですよ。
そしてブータンといえば、2008年に戴冠なさったブータン国王陛下の御成婚が、先日、決まったばかり。
今日撮った写真をお祝いカードに添えて陛下にお送りしようかな、と思います。
ではでは♪ |
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪

山小屋の庭にて@やや寝ぼけモード
(※前号までの写真はこちらからご覧ください) |
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