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2004年12月12日号(第156号)
今週のテーマ:今年の私的十大ニュース
※『死との対話』が次の各メディアで紹介されました。左の画像をクリックして詳しい内容をご覧ください。
 「読売新聞」(11月14日) ― 書評
 「信濃毎日新聞」(11月21日) ― 著者インタビュー
 「熊本日日新聞」(11月28日) ― 書評
 「SAPIO」(12月22日号) ― 著者インタビュー
 「日経click」(2005年1月号) ― 本の紹介
 「日刊ゲンダイ」(12月9日) ― 著者インタビュー
 「愛媛新聞」(12月10日) ― 著者インタビュー(共同通信配信)
 「東京新聞」(12月12日) ― 書評
 「週刊朝日」(12月24日号) ― 作家・梁石日氏による書評
 「産経新聞」(12月19日) ― 書評
 「TBSラジオ バツラジ」(12月14日放送) ― 著者生出演

※なお、共同通信配信の各紙には逐次書評が掲載される予定です。
 今年も余すところ約半月。
 街角に貼られたポスターの
「年賀状印刷はお済みですか」の文字に、ドキッとなさっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 かく言う私は、11月のうちに喪中葉書を出しちゃいましたので、今年はスケジュール的には楽勝、のはず。
 あとは(仕事的には)、前々から頼まれていた
英語の通訳と、10年前から恒例となりましたブリタニカ年鑑の執筆(インドの政治経済記事)が残っているぐらいで、これさえ済めば、枕を高くして(?)2005年を迎えられる予定です。

 ただし、年末年始に過ごす予定の
信州の山小屋の大掃除などはさっぱり進んでおらず、


雪上車のバッテリーをチェックしておかなくちゃ」
「ああ、それから自動車のタイヤも
スタッドレスに替えるんだった」
障子の張替えも、急がないと間に合わな〜い!」

などなど、やらなければならないことが山積。気分的には、相変わらず忙しい毎日を過ごしております。

 こんなことを言うと年寄りみたいですが、最近は一年の経ち方が恐ろしくスピーディーに感じられて、「つい昨日までお正月だったのに、今日はもう大晦日?!」みたいな感じ。
 「光陰矢の如し」って言いますけれど、今どき「矢」なんて、いくらなんでも遅すぎますよね。むしろ
「光陰ADSLか光ファイバーの如し」ぐらいの勢いでしょう。

 そこで、1年を締めくくるにはまだ早いのですが、今週は2004年を振り返り、あくまでも
私的
な十大事件を自選してみたいと思います。
(来週は別のテーマで書きたいことがあるので、ちょっと気が早いけどお許しを♪)

<2004年の私的十大事件>
第一位★ダライ・ラマ法王への単独インタビュー〜『死との対話』刊行
  
かねてから一度はお目にかかりたい、逢ってじっくりとお話を伺いたいと
願っておりました第十四世ダライ・ラマ法王に、9月13日、北インドのダラ
ムサラにて単独インタビューさせていただきました。法王インタビューと
それに続く『死との対話』刊行は、今年最も重大な出来事となりました。
(詳細はこちらをご覧ください)
<2004年の私的十大事件>
第二位★娘(LiA)のハイスクール卒業とA国S大学美術学部合格
  
長女のLiAが、6月にインターナショナルスクールの高等部を卒業。第一志望のA国のS
大学美術学部に合格しました。息子のNASA(8年生)も囲碁を始めるなどますます個性
がハッキリし、子ども達の成長を強く感じた一年でもありました(詳細はこちらをご覧くだ
さい)
<2004年の私的十大事件>
第三位★父(鈴木寛)の死
  
父が77歳で亡くなりました。ごく親しい肉親の死は10年ほど前に母方の祖父が逝って
以来でしょうか。久しぶりに親戚の伯(叔)父・伯(叔)母、イトコらが顔を合わせ、亡き父
の想い出話に花を咲かせました。写真は、位牌を持つ私(左)と、生まれたばかりの私
を抱く父(右)。(詳細はこちらをご覧ください)
<2004年の私的十大事件>
第四位★北インドのラダックへ、12年に一度のヒマラヤ仏教の奇祭「ヘミス・ツェチュ」を訪ねる
  
小学館「和樂」の取材で、北インドはジャンムー&カシミール州の仏都・ラダックに行って
参りました。私にとっては4度目のラダック行きでしたが、12年に1度の申年のツェチュを
見るのはこれが初めて。人生の転機となるような極めて意味のある訪問だったと言える
でしょう。 (詳細はこちらをご覧ください)
<2004年の私的十大事件>
第五位★NHKハイビジョン番組(2005年放送予定)制作のため、カウラ事件60周年記念式典を取材
  
今から9年前にハリー・ゴードン氏の『生きて虜囚の辱めを受けず』を翻訳出版して以来、
史上最大の捕虜脱走事件である「カウラ事件」は、「故意に捨て去られた日本史の一頁」
として私の脳裏に深く刻まれていました。事件から60年後の今年、NHKの撮影班と共に
現地を再訪問。私の中で、カウラ事件が再びクローズアップされる年となりました。現在、
NHKの番組制作と平行して、ノンフィクション執筆のための取材を続けています(詳細は
こちらをご覧ください)
<2004年の私的十大事件>
第六位★ブータンとの文化交流を深める(日本ブータン芸術委員会)

 私も理事のひとりを務める日本ブータン芸術
委員会がブータンから文化使節を招き、日本
の伝統工芸などを学んで頂きました。この他
にも様々な形でブータンとの文化交流を推進
しました。写真は来日中のブータン王妃(中
央)、第一王女(左)、私(右)
<2004年の私的十大事件>
第七位★パンダが家族の一員(≒ブースケの嫁)となる
  
パンダがやって来て、ブースケはすっかり恐妻家愛妻家に(苦笑)。実は今日12月12日はパンダの
満1歳の誕生日なのです。おめでとう、パンダ。お祝いは来週(12月19日)のブースケの満2歳の誕
生日に、まとめてやってあげるから(笑)。詳細はこちらをご覧ください)
<2004年の私的十大事件>
第八位★茶道の醍醐味にハマる

表千家不白流大師範・荒井宗羅師のもと、茶道
の奥深さにすっかり魅了されております。来年
の目標は“小習免状”の取得。写真は、荒井先
生(前列右から2人目)、私(後列左端)と社中
<2004年の私的十大事件>
第九位★チベット語の特訓を開始

ダライ・ラマ法王とのお約束で、チベット語の勉強を
始めました。これは法王から頂いたチベット名。「ジ
ャムヤン・ラモ」と書かれています。来年は是非とも
法王とチベット語でお話しできるよう頑張らなくては
<2004年の私的十大事件>
第十位★生まれて初めて三味線を習う

もったいなくも東京芸大教授の
藤原睦子先生から個人レッスン
を受けております。慣れない筋
肉を使うせいか、指は攣るわ肩
は凝るわ……(涙)
<2004年の私的十大事件>
番外編★Woman of the Year(特別表彰したい人)

2002年9月11日、パプアニューギニ
アの海で溺れていた私を救ってくれ
た命の恩人パトリシアさんです。彼
女が助けてくれなければ私は今頃
あの世にいるのかも。改めて「パト
リシアさんありがとう!」
 こうして振り返って見ますと、今年も随分と色々なことがありました。
 来年は、さらに大いなる次の目標に向かって邁進してゆこうと思いますが、そのへんの詳細は次号(12月21日頃更新予定)でお知らせいたしますネ。

 ではでは♪
★今週のブースケとパンダ★


散歩中、クリスマス・イルミネーションに大興奮!

※前号までの写真はこちらからご覧頂けます。

事事如意
2004年 12月12日
山田 真美